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真夏の S U D T チャレンジ その⑤ 〜滝畑→犬鳴山温泉DNF(完結編)〜
その① 〜結果概要とプロローグ〜
その② 〜生駒縦走路編〜
その③ 〜高井田→寺山→屯鶴峯〜
その④ 〜ダイトレ編〜
からの続きです。
▶︎▶︎滝畑→犬鳴山温泉
《滝畑〜追分〜十五丁石地蔵〜三国山〜和泉葛城山〜犬鳴山温泉》
6:40(18:50経過)
約92km地点
滝畑を通過
6:40滝畑ダム— ひゃっほい太郎 (@hyahhoirunning) 2018年7月14日
ちょっとヤバい pic.twitter.com/rEwqOxwwkb
よかった!自販機開いてる!!
通常、滝畑茶屋にある自販機は営業時間外だとシャッターが下りている。しかし、この日はBBQシーズンとあってか管理人の方が早朝からいらっしゃり、自販機を利用することができた。安堵感から思わず地べたにへたり込んでゆっくり補給をする。
あぁ疲れた...
ずっと気がかりなのは犬鳴温泉から山中渓の区間。一度も行ったことのないエリアだ。と言ってもルートファインディングが気がかりなわけではない。ヤマレコの山行記録(gpsデータ)をスマホに入れているので、多少の道迷いはあっても大きくコースを外れることはないだろう。じゃあ何が気がかりかと言うと…
藪漕ぎ
そして
スパイダーメーーーーン
これまで経験上、人が入っていない所は藪と蜘蛛の巣がどエラいことになっているはず。はっきり言って、これらを華麗に乗り越えるほどの気持ちも体力も今のところ全く持ち合わせていない。また蜘蛛の巣(もしくは得体の知れない何か)まみれになる事を考えただけで腰が引けた。
藪こぎで傷だらけ(涙) pic.twitter.com/imcMQgjqAL— ひゃっほい太郎 (@hyahhoirunning) 2018年7月14日
そんな事を考えながらダイトレ最後の槙尾山方面へと向かう。滝畑から犬鳴山温泉まで22キロくらい。とりあえず犬鳴までチャチャっと行ってしまってそこで考えよう!などと、犬鳴山温泉までのコースを甘くみていた。
マジか…
なんじゃこの登り返しは…
ボテ峠から一旦下った後、追分からかなり登らされる。ここから施福寺分岐を過ぎ、桧原越、千本杉峠へとアフォみたいに登る。今までこのコースを行ったことがあると思っていたが、実は初めてやった(笑)
ヤバい
水がなくなる…
確かハイランドパーク粉河まで水場がなかったはず。水分をセーブしながら進んでいたのでいつ三国山を通過したのか分からないくらいヘロヘロになっていた。
もちろん鍋谷峠にも水場はない。一瞬ロードで町まで下りて補給することも考えたが、もう一回登り返す気力は持ち合わせていない。
ブーーーン
ブォォォォォォォォォォォ
和泉葛城山へのトレイルに入るとエンジン音が聞こえてきた。一瞬幻聴かと耳を疑ったが、タイヤ痕が登山道にたくさんできている。モトクロスか。
意識朦朧としながら歩いていると、案内標識がいつの間にか無くなり、モトクロスのコースを進んでいた。え?これあってんのか?!不安にかられながら進んでいると建物が見えた。どうやら和泉葛城山の一等三角点らしい。とりあえずコースが合っていたことに安堵。
サイクリストがたくさんいる和泉葛城山の展望台を足早に通り過ぎる。
水
みず…
10:45(22:55経過)
ハイランドパーク粉河を通過
あぁぁぁぁ
うめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
自販機でコーラを買う。地べたに座り込んでいるとひとりのサイクリストに話しかけられた。生駒から来たというとかなり驚かれていた(そりゃそうやわな)。しばらくお喋りして気分転換。
さぁどうするか…
犬鳴山温泉へとガンガン標高を下げながら考えた。何か致命的な理由はない。時間だって予定より2時間オーバーしている程度だから問題はない。
もう十分なんちゃうかな( ´ ▽ ` )
前述した通り、山中渓へのルートを進むだけの精神力はない。みさき公園まで行くと一度決めた自分の意志を途中で投げ出すというのは何とも情けないが、心のどこかで「よぉここまで頑張った」という謎の達成感みたいなものもある。
犬鳴山温泉にてDNF
11:38
23時間48分21秒
114.4km
累積標高9738m
おそくなりました。— ひゃっほい太郎 (@hyahhoirunning) 2018年7月15日
11:32犬鳴山温泉で辞めました!理由は色々とあるけど全部言い訳っすね(涙)まぁでもやりきった感はあります(>.<)
密かに応援してくれてた方には申し訳ないっす。ありがとうございました! pic.twitter.com/IC5mO1vnAz
全てが終わった今となっては、もし犬鳴山温泉に温泉がなく、エスケープする交通手段なければ辞めていなかったはずだ。決してギリギリまで追い込まれていたわけではない。だから、ここでDNFしたのはまだまだ弱い証拠だと思う。でもその一言で終わらすにはもったいないくらいの長い旅であり経験だった。
またチャレンジするか!
辞めちゃったけど頑張ったご褒美 pic.twitter.com/JfOKbid2SH— ひゃっほい太郎 (@hyahhoirunning) 2018年7月15日
真夏の S U D T チャレンジ
全7編
完
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