2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

真夏の S U D T チャレンジ その② 〜生駒縦走路編〜

真夏の S U D T チャレンジ その② 〜生駒縦走路〜

その①〜結果概要とプロローグ〜
からの続きです

▶︎▶︎生駒縦走路《津田〜高井田》


11:50(00:00経過)
0km地点
JR津田駅スタート


津田駅から一歩外に出ると熱波のようなモワッとした空気が襲ってきた。いつものレースウエアに着替えていると、何か異物でも見るように通行人からジロジロと見られる(気のせいかもしれない)。「こんなクソ暑い日に何やってんだ。死ぬで。」彼らの目がそう語っているように見える。しかし、ONTAKE100が中止になった今、これまでに蓄積されてきたエネルギーの放出場所が必要だ。3週間後にある神戸24時間走のためにもここはジッと我慢する事も考えてみたが、そんな事は最初から無理なのは分かっている。

S U D T
スーパーウルトラダイトレ

かの有名なトレイルランナーであるS氏(面識はない)が名付けたというそのコースは、生駒縦走、ダイトレ、和泉葛城山系、紀泉アルプスを経てみさき公園へと抜けるというもの。これを一気に駆け抜けるという事にSUDTの価値がある。

よし。せっかくの機会だ。これに挑戦してみよう。しかも当日の気温は36度、37度という絶好の気候。やり場のないエネルギーをここでとことんぶつけてみたい。はっきり言ってダメ元だ。でも得られるものは大きいはず。

ナニコレ…あっつ…
ほんまやめた方がええかも…
:(;゙゚'ω゚'):

国見山へと向かうロードを走っていると、さっきまでの意気込みは何処へやら。身体中から汗が吹き出るたびに、何故こんなことをやると宣言してしまったのか…と後悔の念が湧き始めた。

@交野山

小さな川、湧き水、トイレなど…少しでも水のある場所では水をかけながら淡々と進んでいく。STM試走のため何度も走っているので縦走路のコースは頭に入っている。徐々に身体は暑さに慣れてきたのかネガティブな事は考えなくなってきた。が、もちろんこの暑さだ。まだ序盤なのに尋常じゃない汗と疲労感が襲う。

photo by のり天ちゃん

灯籠ゲート前でのり天ちゃんに遭遇。ボルダーを走りに来たとのこと。しばらく並走してもらう。ありがとう!

ない!

ない!!

ぬあぁぁぁああい!!


なるかわ園地の休憩所に自販機があると思っていたが無い。もしかしてここから高安山までないんか…水分は残り100mlあるかどうか。やべぇ。こんなに早く水ピンチが訪れるとは思わなかった。

@ぼくらの広場
ゴールは遥か彼方...

あった!
そうや!ここにあったんや!!

鐘の鳴る展望台の駐車場に自販機があった。まさにオアシス。自販機で3本も水を買って貪るように飲む変な男を見て、近くを歩いていたカポーはさぞかし気味が悪かったに違いない。


十三峠付近はひどい藪漕ぎが続く。草木が覆い茂っていて道が分からんくらい。イッテェェ!!無理矢理突破したところで太ももに鋭い痛みが走る。

高安山で補給すると霊園横のトレイルからロードに出る。もしかしたらシュピ殿がいたりして。そんな淡い期待を抱くも、もちろんそんな都合よくはいかない。



生駒でこんな藪漕ぎやったら
あそこは一体どうなってるんや...

あそことは…生駒とダイトレを繋ぐ寺山だ。無理せずロードで行った方がいいんちゃうか…でもそれやったらSUDTと言えるんか。
※この頭の固さが後の災いとなる…


高井田駅手前で線路の信号待ち。ちょうど水を撒いてる方がいたので、少しだけホースを借りて頭から水をかけてもらう。車の列ができていたので彼らにはさぞかし異様な光景に映ったことだろう。でもそんなこと気にしてられないくらい暑かったのだ。


17:51(06:01経過)
約40km地点
JR高井田駅を通過


次回は悪夢の7km区間をお届けします( ´ ▽ ` )


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