2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

六甲全山縦走→宝塚箕面トレイルコース開拓(中山連山・石切山・五月山公園)


六甲全山縦走→宝塚箕面トレイルコース開拓(中山連山・石切山・五月山公園)

2015.6.6
計約73km
合計累積標高(+)約4700m
(EPSON SF-710)

前回の六甲全山縦走単独往復行でも紹介したUTGK(ウルトラトレイルぐるっと関西)実現に向け宝塚と箕面間のトレイルコースを開拓してきました。

UTGKとは須磨浦公園を起点とし六甲全山縦走、宝塚=箕面=嵐山をトレイルでつなぎ、京都一周トレイルで伏見稲荷へ、そしてそこから生駒全山縦走に渡り、ダイトレ、紀泉アルプスを通って大阪湾へ抜けるという関西の主要なトレイルを全て制覇するコースを想定。しかし和歌山にも世界遺産の熊野古道があるやん!ってことで、現在はダイトレから熊野古道を通り那智勝浦へ抜けるコースを検討中。そうすれば兵庫・京都・奈良・大阪・和歌山に渡る超巨大ウルトラトレイルが実現できる。UTGKとは便宜的にオレが勝手に名付けたそれらの総称である。

宝塚・箕面間のコースについてご紹介したいのですが、実はその前に語らなければならないことがあります。実はその直前に六甲全山縦走夜間走をしてきました(笑)2週連続で六甲全山縦走を夜間に走るとは我ながら呆れています・・・笑

結果的には今回須磨浦公園から宝塚、宝塚から箕面へというUTGKの一部コースを連続して走ることができたので良しとしましょう。それでは詳細レポへと移りましょう。

【六甲全山縦走夜間走(須磨浦公園〜宝塚)】

2015.6.6 0:00-8:30
約43km
累積標高(+)約3000m前後




坂好メンバーであるパルさんといちごパイセンが六甲全山縦走のナイトトレイルをするというので便乗。全縦を終えた後、宝塚から箕面へトレイルコース開拓へ行くという話をすると2人とも快諾(笑)仕事終わりに終電で須磨浦公園駅へ。


須磨浦公園駅にてキックw

小雨がパラついていて、一週間前に往復行をした時と違ってかなり寒い。道中はガスりまくってて何回か道を間違えた(笑)

神戸の夜景を独占する男達

やはりモノ好きな男どもが集まると自然とペースアップ。最初から調子にノリ過ぎて、寝不足、エネルギー不足も祟って、ヘロヘロ状態に。

天狗道を突破し何とか摩耶山へ

となると、またヤツに助けてもらうしか無い・・・。一週間前の往復行でも命を助けられたヤツに。そう。極楽茶屋の自販機にある「おでん缶」である。


3人「うまぁぁぁあああああ」

一気に回復し六甲最高峰を目指す

最高峰にて

あとは宝塚へ駆け下りるのみ!・・・ところがやっぱりしんどい。パルさん、パイセンともに六甲全山縦走を5〜7時間で走破できる実力者だが、この日は3人とも不調。やはり仕事明けの夜間走となると条件が違うのか。体力がダメなら気合いで乗り切るしかない!

久しぶりの太陽

「でやぁああああ」「ひゃっっっほおおおおおい」「しょーりゅーけん」「○○○(自粛)」など意味不明な言葉をキチガイのごとく叫びながら駆け下りる

そして宝塚到着!
8時間30分近くかかりましたが、寝不足・寒さ・エネルギー不足で3人ともグロッキー状態。ローソンに入って食糧を買い漁る。オレは牛乳・コーラ・サンドイッチ・おにぎり・カップラーメンを胃の中に放り込みました(笑)


濡れた装備を乾かしたり、ぐだぐだしていると・・・

ミッフィーさん「何しとんねーーーーん!はよ行くでぇ!!」
3人「Zzzz・・・」

※ミッフィーさん撮影

9時頃ミッフィーさんが合流!
ランスタイルでやる気満々。一方こちらはしばらく起き上がれませんでした(笑)

4人集結。全員寝っ転がってます(笑)


【宝塚箕面トレイルコース開拓(中山連山・石切山・五月山公園)】

2015.6.6
09:30-16:15
約30km
累積標高(+)約1700m




一応ここからが宝塚=箕面間のトレイルコース開拓という本ブログの主要な内容になりますので、もうしばらくお付き合い下さい(笑)

《宝塚駅〜中山最高峰(中山連山)》

同日9:30頃
ダメンズ3人と元気いっぱいミッフィーさんの計4人で宝塚駅をスタート



山と高原地図アプリの『北摂・京都西山』を頼りにまずは中山連山を目指します。阪急宝塚駅の北口から出て、阪急宝塚線の線路と並行に東へ市街地を走ります


すると「清荒神参道」が出てくるのでそこを左折し、北へ向かいます。


この参道はものすごくいい感じの道で活気があり、露店などもたくさん出店していました。


しばらく行くと清荒神清澄寺へ着きます。


休憩がてらお寺の中に入って散策しました。パルさんはしきりに喉が乾くといって自販機で飲み物を買ってましたね。オレとパイセンはお寺を見る振りをしながら何度も休憩してました(笑)しかし、ミッフィーさんは違います。元気いっぱいで色んなものに興味深々らしくウロウロしまくっていました。待って〜(笑)


しばらく散策した後は中山寺奥の院をめざします。しかし入口が分からない。。お寺の方に聞くと、来た道を少し戻った駐車場の側道からハイキングコースがあるとのこと。


ありました!ここから奥の院へガシガシ登っていくことになります。普段ならすいすい駆けていけるはずのトレイルですが、何せ六甲全山縦走してきた身体にはこの登りがオモリのようにのしかかってきました。。


このようにおじいちゃん化しながらも身体にムチを打ちながら進みます(笑)しかしコースはちょっとした沢なんかもあるルートでとても気持ちがいい。想像以上の良さにゆっくりしていると、ミッフィーさんがすぐに追ってきます(汗)


しばらく登ると中山寺奥の院へ到着!


しかしダメンズ3人はこんな感じ(笑)周りの登山客の目には、ガチなトレランスタイルのくせにこんなところでヘバッている情けない野郎3人組に映ったはずでしょう(笑)しかも女性一人だけは元気いっぱい…。

休憩した後はどんどん高度をあげていきます。
そして10:57頃中山最高峰


《中山最高峰(中山連山)〜満願寺》

中山最高峰で補給をしたりして休憩した後、下山するのですが間違えて十万辻方面へ下山しそうになりました(下図の×点)。ここは注意が必要です。少し戻る感じで、満願寺・山本駅方面へと進みます。



アップダウンが少ない快適なトレイルが続きます。この辺りは疲労してても何とか走る事ができました!しばらく行くと、上図にある砂の尾根という箇所に出ます。

元気いっぱいミッフィーさん(笑)

一方だめンズ3人は・・・(汗)

下っていくと今度は上記地図の岩場という箇所に出てきます。これがまた激しい岩場で、下りは結構悪戦苦闘しました。こういう変化があるコースはほんとに楽しいですね!!

ここでも元気いっぱいミッフィーさん(笑)


岩場を下り終わると分岐(上記地図○地点)へ出てきます

顔が死んでる・・・w

ここの分岐を満願寺方面へ行くとすぐに市街地へ出ます

逆から来た場合ここが登山口になります

ミッフィーさんのグーグルマップを駆使しながら、しばらく走ると・・・
満願寺へ到着!!


お寺の前にヤマザキのコンビニがあったのでここで食糧を購入して、満願寺内のベンチで食べることに。オレはサンドイッチとよもぎ豆大福とビール(笑)

うまぁぁぁあああ

パルさんが「眠いからちょっくら横にならしてくれ」ということでダメンズ3人組は・・・

寝る!!

しかし、ミッフィーさんは・・・

元気いっぱい(笑)

結局ガチで10〜20分ほど寝てしまいました。しかし起き上がると、あら不思議。なんだか足が軽い。パルさんは一気に復活したようです。少し寝て回復できるというのは超ウルトラの世界では重要なスキルですね(笑)

《満願寺〜石切山〜川西》

満願寺で45分近く休憩したあと、石切山のトレイルへ向かいます。と、ここでパルさんの先輩である山の師匠から連絡が!!「川西で合流するよ〜」とのこと。突然の朗報にパルさんとオレは有頂天に!!(笑)それもそのはず。今年2月初旬にあった紀州口熊野マラソン以来の再会です。さぁ山の師匠に会うためにも石切山のルート開拓だぁ!


まずは満願寺からトレイルの入口ですが、少し迷ったので下にトレイルに入るまでの詳細地図を載せておきます。


満願寺の脇のロードを少し進みます。


愛宕原ゴルフ場を左手に進みながら、途中で右折します。そして、しばらく走ったあとT字路に出るのでそこを左折します。すると公園があるのでそのまま直進すると、このようなちっちゃい看板にぶつかるので、石切山方面に右折してトレイルに入って行きます。


満願寺で寝たのと、山の師匠に会えるというテンションのおかげか、トレイルに入ってからはあっという間に石切山山頂へ到着!

こじんまりした山頂

石切山で記念撮影。キヲツケ!!

この調子で釣鐘山だぁあ!なんて調子こいて走ってると・・・

山猿発見(笑)起こさないようにそぉっと通ります(笑)

釣鐘山はどこだぁ??と進んでいると、こんなものを発見!

ミッフィーさん「これが釣り鐘でやんすか??」

しかし山頂とハッキリ書いた看板は無いですねぇ。しかし色んな面白いものがこの周辺には点在していました。なのでこの辺りが釣鐘山なのでしょう。



宗教的な山のようですね。悪ふざけはいけません。境内への階段のような場所を下っていきます。

  

階段を下りきると市街地へ出ます。山の師匠に連絡してみると、電話で道案内をしてくれました!なんという読図力!!道が入り組んだ市街地を電話で案内できるというのは恐ろしい能力です。電話で案内通りの場所でウロウロしていると・・・

山の師匠「お待たせ〜〜」

キャノンボールTシャツが似合ってます!やはりカッコいいですね〜♪パルさんがラブになる気持ちが分かります(笑)箕面へは五月山公園を通って行きたい旨を伝えると、さすが山の師匠!「知ってるよ〜案内するよ〜」

《川西〜五月山公園〜五月山霊園》

五月山公園はたくさんルートがあるので、師匠に教えてもらった最短ルートで行く事にしました。少し分かりにくいですが、下図のルートで行きました。


川西で師匠と出会ったあと、コンビニで補給をしてから、市街地を通って五月山公園へと走ります。すると、猪名川を渡るところで五月山が見えてきました。


時刻は14:30頃。天気は最高に良くて、どんどん気温も上がってきました。走りながら山の師匠にギアの話やら最近の近況など、質問攻めしましたが、全てに快く答えてくれました!しかも山のことならほとんどの事を知ってるので、まさに『走るトレイル図鑑』ですね(笑)


五月山公園への入口はこのような急階段から始まります。きつい・・・。


しばらく行くともの凄く展望の良い場所にでます!!空気が澄み切っていたので、坂好練習会の本拠地である南大阪の山々まで綺麗に見えました。

※ミッッフィーさんパノラマ撮影

ついでに全員で記念撮影


御坊でキャンプをしている坂好練習会の隊長タカさんが酔っぱらっている姿が見えたような気がしました(笑)

さて、ここからは車道に出ます。五月山霊園を左手にロードを走ります。ロードに出ると、パルさんが仕掛け始めます(笑)なぜかここからはプチレースが始まりました・・・。

《五月山霊園〜ようらく台園地〜箕面駅》


ロードに出ると急にペースを上げ始めるパルさん。。疲労しているはずが、なぜかそれに全員ついていく。。ようらく台園地まで3.5kmほどロード区間があるのですが、結局プチレース開始(笑)

※ミッフィーさん撮影(ちなみにこの時パルさんは先頭にいます)

結構な登り坂が続きますが、この時キロ6分前後で走っていたようですね。疲労困憊の状況なので体感としてはキロ5分くらいで走ってるような感覚でした。最後はパイセンが先頭で引っ張ります。山の師匠、オレがその後に続き、必死で着いて行きました。なんだか去年10月に出たOSJ氷ノ山山系トレイルレースの最後の林道20kmを死にもの狂いで走ったことを思い出しました。そして・・・


ようらく台園地到着!ここは山の師匠が言わなければそのままの勢いで走り過ぎてたような気がします。それくらい分かりにくいので要注意ですね。向かいに霊園の休憩所があり、そこの自販機で補給をして、プチレースの健闘を讃え合いました(笑)トイレもあるので便利ですね。

さてここから、箕面駅へは3kmほどトレイルが続きます。箕面駅という看板の登場に全員のテンションが上がりました!!


「ひゃっっっほおおおおおおおおおい!!」
最初は階段が多いですが、こんな感じの超走りやすいトレイル!!下りの苦手なミッフィーさんをほったらかして男4人が、かっとんで下って行きました(笑)遠くからミッフィーさんの「アホォオォォ」という声が聞こえてきますがそんなこと知りません(笑)




しかしミッフィーさんも結構な早さで下ってましたね。ミッフィーさんがトレイルの下りを習得すれば、それこそその辺のトレイルレースは入賞しまくるんではなかろうか・・・。こわやこわや(笑)

これが最後とばかりに、全員足を使いきるかのごとく駆け下りました。そして、ついに見覚えるのある道へ出ます。


ここは当ブログには載せていませんが、昨年12月にパルさん、ミッフィーさん、オレの3人で箕面=妙見間を往復(42km)した時に通ったルートですね。そういえばこの時がトリオ・ザ・山道トコトコのメンバーで行った初めての坂練でした。なんだか懐かしい気持ちになりましたね。



コレらはその時の写真です。懐かしい。なんだか涙がww

1kmほど観光客の間を縫うように駆け下り、ついに・・・


16:15頃
箕面駅到着!!


須磨浦公園〜宝塚〜箕面
計約73km
合計累積標高(+)約4700m
約16時間(休憩含む)
(EPSON SF-710)

須磨浦公園から箕面までのトレイルを一気に走りきることができたのは、パルさんとパイセンがいたから。そして宝塚から合流したミッフィーさんに尻を叩かれなければ、間違いなくダメンズ3人組は途中でやめてました。また、最後に山の師匠が来てくれなければ、箕面までのルートが分からず、途中であきらめていたことでしょう。

本当に一緒に行けたメンバーに感謝しています!そして、何より楽しかった!!これに尽きるかと。。

この後は宝塚まで電車で戻って風呂に入り、駅前の眠眠でプチ打ち上げして、なぜかそれでも話足らず、梅田の地下三番街の不二家でパフェを食べて帰りました(笑)

眠眠にて

【最後に】

宝塚=箕面間のトレイルコースは開拓する事ができたので、UTGKのコース確定へ一歩近づくことができました。しかし課題も山積みです。当面一番の課題としては、京都一周トレイルの終着点である伏見稲荷から生駒全山縦走路の起点である私市までのルートが全く分かりません。この辺りは土地勘もあまりないので難しいですね。ロードでつなぐならグーグルマップで考えれば良いのですが、やはりトレイルでつなぎたい。しかし、ネットで調べてもなかなか出てきません・・・。何か情報を知っておられる方がおりましたら一報頂けると助かります。

6月・7月はオモシロイベントをほぼ毎週のように計画していますので、当ブログも楽しみにして頂けると幸いです!!


ひゃっほい精神を忘れずに

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