2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

【雑記】初めてのコンタクトレンズ 〜トレイルランギアとしての〜

【雑記】初めてのコンタクトレンズ 〜トレイルランギアとしての〜 



ついに、いよいよ、やっとこさ、コンタクトレンズを購入しました。この歳になって◯◯デビューするというのはいささか照れ臭い感じが否めません(笑)しかしながら、こうして新しい世界へ飛び込んでみるというのは、新緑の大草原に吹きつける春の風のような、荒々しくもありそれでいて実に爽やかな気持ちを呼び起こしてくれます。

なぜコンタクトデビューすることになったのか?

まずはじめに断っておかなければなりませんが、当方、目がそれほど悪くありません。目が悪い・悪くないという言葉の使い方が適切かどうかは分かりませんが、あくまで裸眼の状態で日常生活に支障をきたすレベルではないという意味です。視力は両目ともに0.6前後。車の運転をする際は裸眼で0.7以上の視力が無いと、免許の条件欄に「眼鏡等」という烙印が押されます。ですので車を運転する際は眼鏡をかけていますが、日常生活では眼鏡をかけていません。過去のブログ写真からもわかる通り、ランニングや山を走る際も全て裸眼で押し通してきました。

とはいえ、山を走る際は今までかなりのストレスを感じていたのも事実です。登りはペースも落ちるのでそれほど影響はありませんが、スピードの出るトレイルの下りはかなり視界がボヤけていました。トレイルランニングをする上では、特に下りにおいて足元だけでなく一歩、二歩、いや、何歩も先の路面状況を視界に入れながら走る必要があります。これは乱視の影響だと思われますが、これまで先にある石ころや木の根など細かい路面状況を的確に判断できずに走っていました。もちろん人一倍注視していますが、疲れてくると完全に把握することが難しくなります。よく考えればかなり危険ですよね。実際、障害物につまずいて転んだり、捻挫したことも数知れず。これまで重度な怪我にならずに済んできたのが奇跡的です。ボヤけた視界の中、この辺に石や木の根があるだろうとある程度で走ってきたこともあります。眼鏡をかければ済む話ですが、走るときに眼鏡をかけるのはロードであろうがトレイルであろうが苦手なんです。というか邪魔なんですよね(笑)

大峯山の美しいトレイル

そこでこれを解決すべく編み出した答えがコンタクトレンズだったわけなんです。この答えに行き着くまで3年以上の月日を要しました(笑)もちろん今まで思いつかなかったわけではありません。目に異物を入れるという行為がどうしても抵抗がありました。白状すると・・・

めちゃくちゃ怖かったんです(涙)

よく考えてみて下さい。目の中にレンズを入れるんですよ。腕にGPS装置を埋め込まれるくらいの恐ろしさです。(最近海外ドラマを見ているもので…)

にもかかわらず、なぜ今になってコンタクトレンズを使用することを決意したのか?

女性から「眼鏡を外してみて。ほらこっちの方がカッコイイ。好き❤︎」とか言われたからではありませんよ(笑)これから続くトレイルのロングレースで結果をできるだけ出したいというのが正直なところです。もちろんコンタクトにしたからといってそれだけでタイムアップできるわけではありません。でも、このまま視界がボヤけた状態のハンデを抱えて挑んでいては絶対に勝てるはずがありません。これもUTMFに当選してから色々と気持ちに変化が出てきた証拠かもしれません。

ということで思い立ったが吉日。早速コンタクトを購入しに行きました。手順が全くわからないのでネットで色々と調べていると、アイシティという全国展開しているコンタクト専門店があるとのこと。そして眼鏡と違ってコンタクトレンズは眼科で受診することが必須らしい。考えていてもよくわからないので、まぁとにかく行ってきました。


購入したのはワンデーアキュビュートゥルーアイというものです。コンタクトレンズには大きく分けてハード・ソフトの2種類があるようですが、スポーツで使用する旨を伝えるとソフトを推奨されました。今のところランニングでしか使わないつもりですので、おそらく使用は週1〜2回ほど。ワンデー(使い捨てタイプ)は少し割高ですが、自分みたいに使用頻度が少ない場合は衛生面やランニングコストを考えた場合これが一番いいようです。ちなみに、眼科ではコンタクトレンズをつけたりはずしたりする練習もさせてもらえます。担当の看護師さんが完全にビビって腰が引けているオレに至極丁寧に教えてくれます。コンタクトをはずすときになかなかうまくできず、目を触りすぎて、まさかの32歳独身男が涙を流すいう局面もありましたが、看護師さんがオレの濡れた頬をティッシュで拭いながらこう言ってくれました。

「皆さん最初は苦戦するんですよ。でもこんなに早くできるのは凄いですね。

ハッキリ言って恋に落ちそうになりましたよ。いや完全に落ちました。フォーリンラブです。嘘でもこうやって励ましてくれる。こんな人と一緒に生活できたらなぁなんて甘い夢を見ていました。しかし、この優しい看護師さんは残念ながら

男性なんです(爆)

それでも、この人でよかったなぁと本気で思えるほど丁寧に説明してくれました。こうして無事にコンタクトデビューするに至ったわけですが

まだ問題点も残っています

・眼鏡ほどは乱視を矯正することは難しいこと
・長時間のレースでは使用を続けることが困難なこと

まず一つ目。確かにコンタクトをしても多少の(ほんのわずかですが)ボヤけを感じます。聞くと、眼鏡に比べると乱視を矯正するのは技術的に難しいようです。明らかに裸眼時よりはハッキリしていますが、山の下りなどでどれだけ視界がクリアになるのか、まだ試していないので不明です。

そして2つ目。これが一番の心配事です。ロングのレースは24時間どころかUTMFのような100マイルレースにもなるとレース時間は30時間以上にも及ぶ可能性があります。あの優しい看護師さんに聞くとワンデーとはいえ10時間以上もつけっぱなしにすることは極力避けた方がいいとのこと。というか、それだけ長時間つけていると目が乾いて自ずとはずしたくなるらしい。では、別のに交換して使い続ければ良いのかと思うとそれも危険らしい。コンタクトをつけている以上、目に酸素がいかないらしく、途中で付け替えたとしても連続して長時間使用することは絶対にやめてくださいと釘を刺されました。だからどうしても長時間使い続けたいときは、コンタクトを使用し続けるのではなく、かならずある一定の時間は目に酸素がいくように裸眼の状態にする必要があるとのことです。この辺のことについてはどう対策するか検討しなければなりません。

これらの問題点があるとはいえ、今まで通りの裸眼の状態とは比べものにならないほどの変化があるはずです。山に入ったときにどれだけ走りやすくなっているのか。これは今後実際に山を走って確かめてみたいと思います。といっても、次に山へ行けるのは今週末。あ、あの日だ。そう、ダイトレの大会(大阪府チャレンジ登山大会)です!!

コンタクトレンズを装着した状態でどれだけの結果を出せるか。今までの下りとどれだけ変化があるのか。ぶっつけ本番で試すことになりそうです。タイムが振るわなかった場合はコンタクトのせいにしようかな・・・(笑)




とまぁ、だらだらと書いてきましたが、眼鏡かければ済む話なんですよね(汗)でも、もし同じような悩みを持っておられる方がいらっしゃればその方の参考になれば幸いだと思って書きました。また、実際にコンタクトレンズを使用して走っておられる方の感想も聞いてみたいです。




コメント

裸眼パル彦 さんのコメント…
師匠は眼鏡かけて走ってるね。
あのAKモデルのグラサン。偏光モデルで良いみたいよ。
でも師匠は四六時中眼鏡なのでランしても邪魔に感じないんでしょうなぁ。
そういやMr.OSJの平澤さんはレーシック手術を受けて一気にタイムを更新したそうな。そういや、あのミフィオさんも手術したそうな(笑)
匿名 さんのコメント…
初めまして。通りすがりですが・・・
私も視力が同じ感じです。そこまで悪くないけど、運転や旅先、美術館や本屋や買物(背表紙の字が遠くからでは読めない)では眼鏡が必要です。でも基本裸眼で過ごしています。煩わしいので。眼鏡の煩わしさから使い捨てコンタクトレンズを試しましたがゴミが入ると裸眼の時の何倍も痛くてかなり苦痛です。慣れない状態で山の中を走るというのは土埃が目に入るリスクが高いので大丈夫かな・・・と他人事ながら心配してしまいました(笑)まあ、痛ければその場で取って捨ててしまえばいいだけですけどね。激しいスポーツされるなら裸眼パル彦さんが仰るようにレーシックが一番良い気がしますが・・・悩ましいですね・・・
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
裸眼パル彦さん、毎度ありがとうございまする!

確かに師匠は常に眼鏡のイメージですね。師匠は確かSmithのローダウンというグラサンだったはず。欲しいなぁ買ってください(笑)師匠はあれに度を入れて使っておられるのかな?

やはりレーシックの選択肢が一番なんですかねぇ。でも手術というのは少しというかかなり抵抗があります。そして何よりお金が・・・涙

裸眼で2.0あるパルさんが羨ましいですわ。
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
はじめまして。コメントありがとうございます!
ゴミが入るとそんなに痛いんですか?!まだ使用して3日目なのでそういう体験はしてないので少し怖いですね。しかもレース中にぱっと取れるほどまだ全然慣れていません。確かに山の中は土ボコリやら虫やらでアクシデントも起きそうな気がします。

なるほど。レーシックですか。多少の我慢をすれば裸眼で過ごせてしまうレベルなので手術に踏み切るには少し勇気が要ります。

もしよろしければ、今後ともブログに遊びに来ていただければ幸いです。たいしたこと書いてませんが(汗) 今後ともどうぞ宜しくお願いします。