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STM2018-19 ⑤装備・食糧編
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⑥エピソード集A>>
STMファンの皆様こんにちは。
未だ2キロ→5キロ→6キロと全然ジョグすることもままならないひゃっほい太郎です。足だけでなく身体の中の何かが凄く疲れています。真剣に休まんと身体がバカになってしまうかも。え?もうバカになってるやろって?! ...正解!笑
未だ2キロ→5キロ→6キロと全然ジョグすることもままならないひゃっほい太郎です。足だけでなく身体の中の何かが凄く疲れています。真剣に休まんと身体がバカになってしまうかも。え?もうバカになってるやろって?! ...正解!笑
さて、
ほんとは今回からレポ的なもんを書いていこうと思ってたんですが、どうしてもうまく書けなくて。いや、書けないというか書くことを躊躇っているというか...そんな感じです。それに、書き始めてみても「ほんまにやったんかいな」「全部夢やったんちゃうんか」と、自分でない誰か別の人がやっていたようなそんな気持ちにさえなってしまいます。でも、もう少しすれば、文章が自然と湧き出てくるのではないかという感覚もあります。
ほんとは今回からレポ的なもんを書いていこうと思ってたんですが、どうしてもうまく書けなくて。いや、書けないというか書くことを躊躇っているというか...そんな感じです。それに、書き始めてみても「ほんまにやったんかいな」「全部夢やったんちゃうんか」と、自分でない誰か別の人がやっていたようなそんな気持ちにさえなってしまいます。でも、もう少しすれば、文章が自然と湧き出てくるのではないかという感覚もあります。
というわけで!
今回は、真冬のロングトレイルをどう乗り切ったのか(ほんとに乗り切れたのかの議論はさておき)、自身が用意した装備と食糧について先にまとめておこうと思います。
今回は、真冬のロングトレイルをどう乗り切ったのか(ほんとに乗り切れたのかの議論はさておき)、自身が用意した装備と食糧について先にまとめておこうと思います。
1、ベースウェイトという考え方
当たり前の話かもしれませんが、400キロ近い超ロングトレイルを踏破する上で一番重要なものは自身の身体です。そこには体力・精神力・スキルなど様々なものが絡んできます。そして、その次に重要になってくるものは装備だと思います。しかし、必要なものを何でもかんでも持っていけばいいというものではありません。今回のように5日半で踏破する場合、単純計算で一日に最低70〜80キロという距離を移動しなければ実現不可能です。それだけの距離を移動するわけですから、荷物の軽量化が死活問題となってくるわけです。
ちなみに昨年挑戦した時は何も考えず、10kg(水・食糧など全てを含む)近い荷物を背負っていき、二日目(150k地点くらい)で体力的にも精神的にも限界に達してリタイアする羽目となりました(笑)
→→ 参考記事は STM大失敗 エピソード① 重すぎた!!
あれから1年(とか言っちゃってますが、実際には本番1ヶ月前という直前から試行錯誤し始めました^^;)。軽量化のために取り入れたのはウルトラライト(以下UL)です。
土屋智哉著 ウルトラライト ハイキング こちらを参考にしました |
ULは自分がワンゲル部時代に経験した登山とは全く異なるアプローチ。時が経つとともに新素材や軽量化など、技術の進歩により、ビックリするようなアイデアや機能を持った装備がたくさん出回っています。キスリングザックを背負っていた経験のあるトレイルランナーなんて皆無でしょう(笑)
そしてULを実現する上で出会ったのは、上記書籍でも語られているベースウェイト(以下BW)という考え方です。
ベースウェイトとは?
→ 水、食糧、燃料等の消費アイテムを除外したバックパックの総重量
→トレッキングポールや身に付けるもの、ポケットに入れるものなども省くらしい
ちゃんとしたことは分かりませんが、BWを軽くする事で全体としての荷物の軽量化を図るといった考え方でしょうか。装備ひとつひとつの重量を計り、それらをPCなどに入力しておくとすごく便利です。
ただ、今回の山行は標高1000m以下の低山帯とは言え真冬の山です。防寒具等の荷物を削りすぎれば、いくら荷物が軽くても、山を越えられなくなってしまったり、リタイアを余儀なくされたり、低体温症になる(動けなくなれば生命の危険性も!)リスクだってあります。
で!
色々と試行錯誤した挙句、今回のBWは...
約4.4kg!
前回より3kg以上も軽量化
頑張って4.5kg以下に抑えました
になりました。防寒着が削れないので、ツェルトやクッカー類をスパルタンなものにして軽量化しました。あとはマット類や衣類を兼用にするなどしてできるだけ機能が被らないようにすることを意識しました。もちろんタグ類は全てチョキチョキ切り取ってます(笑)
装備一覧はこんな感じです。
2、装備リスト(ベースウェイト)
番号 | 種類 | 名称 | メーカー | 重さ(g) | |
ザック | 1 | バックパック(改) | s-lab peak20 | salomon | 423 |
2 | ゴミ入れ | utmf参加賞 | polartec | 8 | |
3 | 防水ザック | sea to summit | 102 | ||
533 | |||||
トレッキングギア | 4 | ポールキャップ | 付属品 | helinox | 20 |
5 | 軽アイゼン(袋込) | ノンスリップスノースパイク | evernew | 153 | |
6 | ライト(メイン) | seo7r | ledlenser | 72 | |
7 | ライト(サブ) | spot | BlackDiamond | 56 | |
301 | |||||
ハイドレーション | 8 | ソフトボトル | 1L | mont-bell | 57 |
57 | |||||
寝具 | 9 | ツェルト(袋付) | ストックシェルター | helitage | 242 |
10 | ペグ×4(袋付) | ハバハバ付属 | MSR | 38 | |
11 | シュラフ(袋付) | ダウンハガー800 #3 | mont-bell | 592 | |
12 | シュラフカバー(袋付) | Escape Lite Bivvy | SOL | 151 | |
13
| スリーピングマット | kankenbag付属 | fjallraven | 21 | |
アルミ座布団 | ? | 28 | |||
1072 | |||||
ウエア | 14 | レインウエア(上) | バーサライトジャケット | mont-bell | 162 |
15 | レインウエア(下) | バーサライトパンツ | mont-bell | 100 | |
16 | ダウンジャケット | 750fp | mammut | 396 | |
17 | ベスト | フライトシリーズ | TNF | 164 | |
腹巻 | JW-119 | おたふく手袋 | 52 | ||
アンダーパンツ | 包帯パンツ | SIDO | 41 | ||
18 | バラクラバ | ジオライン | mont-bell | 30 | |
19 | グローブ | テムレス#282 | showa | 99 | |
20 | 寝間着(上) | M_200ロングスリーブ | dhb | 180 | |
21 | 寝間着(下) | ヒートテックタイツ | uniqlo | 120 | |
22 | ソックス | ペーパーファイバー5 | C3fit | 41 | |
23 | タオル | 速乾タオル | ? | 34 | |
24 | スタッフサック | mont-bell | 11 | ||
25 | スタッフサック | 6 | |||
1436 | |||||
調理具 |
26
| コンロ | ポケットストーブ | ESBIT | 90 |
風防(袋付) | チタニウム | Lixada | 17 | ||
固形燃料 | 14g×5 | ESBIT | 70 | ||
カトラリー | フェザースポーク | mont-bell | 13 | ||
ライター | 100円ライター | ダイソー | 25 | ||
ジップロック | 6 | ||||
27 | シェラカップ | チタン | evernew | 50 | |
271 | |||||
救急 |
28
| ファーストエイドセット | 67 | ||
日用品 | テーピング | 21 | |||
ワセリン(ボトル込) | プロテクトJ1 | earth blue | 19 | ||
歯磨きセット | 17 | ||||
コンタクトレンズ | 5set | J&J | 24 | ||
手鏡 | コンパクト手鏡 | ダイソー | 14 | ||
ティッシュ | 水解性 | ダイソー | 11 | ||
ウェットティッシュ | 水解性9枚入 | ダイソー | 44 | ||
カイロ | 貼るミニカイロ×4 | 桐灰 | 80 | ||
ビニール袋 | 小×6 | 17 | |||
ジップロック | 6 | ||||
スタッフサック | ハバハバ付属 | MSR | 16 | ||
336 | |||||
バッテリー |
29
| 単4電池 | evolta×12 | panasonic | 132 |
スマホ電池パック | kyocera | 48 | |||
モバイルバッテリー | 5200mah | mophie | 119 | ||
バッテリーチャージャー | 本体のみ | topland | 20 | ||
USBケーブル | 14 | ||||
epsonクレードル | 44 | ||||
防水袋 | ダイソー | 6 | |||
383 | |||||
合計 | 4389 |
※全て乾燥時の重量
※燃料やバッテリー類は含む
※水、食糧、トレッキングポールは除く
3. 食糧について
《食糧リスト》
初期装備 | 種類 | 名称 | メーカー | 重さ(g) |
食糧 | アルファ米(袋込) | リゾッタ×4 | mont-bell | 360 |
ラーメン(袋込) | お椀シリーズ×4 | Nissin | 148 | |
トレイルミックス(袋込) | 150g×2 | オリジナル | 339 | |
アミノバイタル | ×12 | 61 | ||
メダリスト粉末 | ×7 | 39 | ||
ポカリ粉末 | 14g×11 | 158 | ||
水 | 500ml | 526 | ||
非常食 | カロリーメイト×2 | 大塚製薬 | 83 | |
ジップロック | 6 | |||
合計 | 1631 |
トレイル率が高いとは言え、山から町に降りることもしばしばあります。なので、水や食糧に関しては自販機、コンビニ等で補給することが可能です(最後のウルトラダイトレ区間110kはコンビニや商店がほとんどないので注意)。要するに基本的に現地調達です。しかし、以前に予行練習した時に温かい食べ物を食べることの重要性を痛感。そこで固形物としてコレだけは用意しました。
mont-bellリゾッタシリーズ×4 Nissinお椀で食べるシリーズ×4 あと、画像にはないけど オリジナルのトレイルミックスも。 |
袋が嵩張るので全てジップロックに入れ替えました。数グラムの軽量化にもなります。ジップロックは耐熱100℃なので沸騰したお湯を入れても大丈夫。もちろん直接湯煎するのはNGです。リゾッタシリーズは水でも5分で戻せますので非常に便利です。終盤はこのリゾッタにガチで救われました(あと2袋は持って行ってもよかったかも)。ちなみにジェルは一切とっていません。
基本的にはコンビニで購入したパンやおにぎりなどを行動しながら食べました。あとは、要所要所でしっかり食べた感じでしょうか。しかし、最後のウルトラダイトレ区間は終盤になると食糧が尽きてしまい、持参したアルファ米1つだけで24時間を乗り切るなどかなりギリギリな状況に追い込まれていました。食糧計画については反省点が多いです。ただ、食べれなくなったり、下痢や便秘などの胃腸の不調は全くありませんでした。
4、行動着について
《リスト一覧》
行動着 | 種類 | 名称 | メーカー | 重さ |
ウエア | アイウエア | エアレスリーフ | swans | 15 |
ニット帽 | ? | OP | 92 | |
ベースレイヤー | スキンメッシュNS | finetrack | 37 | |
シャツ | M_200Tシャツ | dhb | 144 | |
ミドルレイヤー | fast wing mid | salomon | 235 | |
アンダーパンツ | スーパーメリノウールLW | mont-bell | 54 | |
アンダーパンツ | UA | 72 | ||
ショートパンツ | strider pro | patagonia | 91 | |
インナーグローブ | インナーグローブ | ダイソー | 18 | |
グローブ | shelter mars | mammut | 92 | |
インナーソックス | ペーパーファイバー5 | c3fit | 41 | |
ソックス | ラムウールニッカホース | Harison | 86 | |
レッグカバー | skins | 34 | ||
アームカバー | cw-x | 36 | ||
ゲイター | ハイベントショートゲイター | TNF | 75 | |
シューズ | XA Elevate | salomon | 620 | |
ギア | ポール(キャップ無) | TL-120ADJ | helinox | 352 |
GPSウォッチ | MZ-500 | epson | 64 | |
スマートフォン | torque g02 | KYOCERA | 203 | |
財布 | wallet | Millet | 31 | |
熊鈴 | 32 | |||
その他 | 貴重品 | カードお金鍵 | 36 | |
ゼッケン(ベルト込) | raidlight | 29 | ||
合計 | 2489 |
※事前にリストを作っていました
突然ですが、
この中で役立ったものトップ3の発表です!!(・ω・)ノ
第3位は...
ウール系ウエア!!
アンダーパンツ、シャツがメリノウール、ハイソックスがラムウール素材です。正直、バラクラバもメリノウールにしたかったくらいです。防臭、防水、乾きの良さはほんとに素晴らしかったです。宝くじあたったら山ほど買い揃えたい笑
※ウールの防臭性については以前の記事で紹介済み → コチラ
続いて...
第2位は...
防風ミトン型グローブ!!
商品名はMammut Shelter Marsってやつです。Gore WIndStopperという防風フリース素材が使われていて風を通しません(←これめちゃ大事)。また、ミトン部分・親指が取り外せる(ベルクロで固定できる)ため指先を自由に使うこともできます。そして手首部分までニットで覆うことができるため防寒性が非常に高いです。インナーグローブを持っていくのを忘れるという失態をおかしましたが、これ一つで特に問題はありませんでした。
※防水性はないため、雨が降ってきた時は防寒テムレスを使用しました。
そして
気になる第1位は!?
ニット帽!!!!
は?って感じですが、これがなかったら完走できてなかったかもと思えるくらいの冬山必須アイテムです。いやマジで。ほぼかぶってましたわ。最初はBUFFで十分かなぁなんて考えてましたけど、出発ギリギリになって学生の頃スノボへ行く時に買ったニット帽を見つけて、いらんかったら途中で捨てるかぁくらいの気持ちでかぶっていきました。これがほんまに正解。頭全体を冷やさないことで比較的薄着でも行動し続けれたと思っています。また、転倒時や寝ぼけて何かに体当たりした時もニット帽が頭を守ってくれました。
ここまで!
次回までにはエピソードが書ける状態になってればいいんですが(´・_・`)
つづく...
コメント
昔、登山ウエアはウール着てましたけど理にかなってたんですね!