2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

【utgk調査第12弾】ツェルト泊 <ダイトレ往復63K>

【utgk調査第12弾】ツェルト泊 <ダイトレ往復63K>

<<utgk調査11 ULハイク <京都トレイル54K>


メリクリ!!

仕事終わりのカフェでブログカキカキ&計画タテタテ。なんとも形容しがたいX'masの過ごし方ですが、クリスマスミュージックをBGMに熱い珈琲飲みながらあれやこれやと考えてる時が一番充実してたりします。暖かい家庭の団欒や恋人とのホニャホニャは他の方にお任せします(笑)

って、そんな独身男のしょーもないボヤきはどーでもええねん。

ついに本番まで1週間切っちゃいました:(;゙゚'ω゚'):コワイヨ
すでにひと通りのコース調査はできているので、今回は以下の3点に目的を絞って調査してきました。



【調査目的】


・ツェルト泊(装備チェックなども含めて)

・ウール素材の検証

・ツェルト泊翌日もペース落とさず行動できるか


それではいつも通り概要から書いていきま〜す♪ 結構長くなっちゃったんでお時間ある時にどうぞ〜〜



【調査概要】

《日程》

2018/12/22-23
☁︎
平均11.0℃(大阪府堺)

《コース》




高低差表

二上山=紀見峠 往復

距離 63.7km
累積上昇高度 5008m
累積下降高度 5012m
タイム 18:44:20 (ツェルト泊4:37を含む)

《コースタイム》

地名累積距離距離時間時刻累積時間
day1
道の駅ふたかみパーク0.00.000:0014:3600:00
竹内峠4.14.100:5315:2900:53
葛城山13.013.003:0617:4203:06
水越峠15.315.303:3518:1103:35
金剛山(一の鳥居)20.120.104:4019:1604:40
紀見峠32.132.107:1221:4807:12
山ノ神33.233.207:2422:0007:24
ビバークタイム04:37
day2
山ノ神33.20.000:002:3712:01
金剛山(一の鳥居)44.010.802:385:1514:39
水越峠48.515.303:225:5915:23
葛城山51.017.804:096:4616:10
竹内峠59.526.305:518:2817:52
道の駅ふたかみパーク63.730.506:469:2318:47

《調査結果》

下記調査レポをご覧下さい

《ベースウェイト》

4.3kgくらい
※水、食料、トレッキングポールを除いたザックの重量

《シューズ》

salomon XA ELEVATE




【調査レポ】


▶︎▶︎Day1 33.2km 07:24




ウエアも本番仕様

ウール系(メリノウール、ラムウール)のウエアは本当に暖かいのか。そして防臭効果はあるのか。結果は...読んで頂ければ分かります?!


いい感じの雰囲気
こういうの好き❤︎

葛城山にて

なんか暑いなぁ。ずっと半袖でっせ。これがメリノウールの力か?!(°▽°)

なんて感心してたら...

7℃もあんの?!標高950m 17:40頃 

通りで暑い訳や。事実、平年と比較しても最低気温が6℃近く高かったようです。
※12/22 大阪市 最低10.1℃(平年4.4℃) →参考HP

結局この2日間の行動着はアームカバーを着けたり外したりするくらいで、ず〜っとメリノウールTシャツだけで動いてました(笑)

dhb M_200
某海外通販サイトで激安価格にて購入
半袖&ロングスリーブ
商品到着まで2週間近くかかった

というわけで、メリノウールの防寒効果については謎です。ただ、メリノウールとザックの背面に入れてる断熱マットの効果で背中はかなり暖かかったです。また、メリノウールの下にファイントラックのパワーメッシュノースリーブを着ているせいか、乾きはよく、汗冷えなどは全くなかったです。ま、これも極寒ではどうなるか分かりませんけど。

ナイトトレイルの醍醐味

ペースはあくまでスピードハイクなんで歩いたり走ったりの繰り返し。余力を常に残しながら。これを絶対守らんと去年みたいに1日で終わってまう(笑)
ゆくゆくはこの荷物背負ってダイトレの大会で4時間切れる変な奴になりたいな〜
そしてそのまま岬公園まで消えていくとかww


紀見峠到着が7時間くらい。以前の調査で行った『腰痛の神様』にてお水を頂戴しました。



ツェルト設営について>>



この周辺にビバークするいいポイントがないので山ノ神まで戻ってツェルト設営開始。
よいしょ
こらしょ


heritage ストックシェルター

ツェルト入るまでにかかった時間...

10分!!
おそっ笑
いや、設営だけなら2,3分でできるもん( ̄▽ ̄)


細引きでテンションかけてる図
ちょっと見えにくいな

ちなみに、昨年の反省を生かしてピンと張るために四隅に細引きをつけてペグダウンしました。細引きをつけておくと後から張り具合を調整できるのでオススメです(石とかにくくりつけたらペグ打ちできんとこでも張れるし)。


よっしゃ!これで快適や!!と思って中に入ったら、下からグンっと突き上げる怪しげな異物が...なんやこれ...ちょっとエロいぞ(*´-`)


はい、木の根っこの上にテント張ってました〜(爆)
イヤン落ち葉に隠れてたのね❤︎


運よく頭の横くらいだったのでそのままに。も一回張り直すのめんどいし。テントの下が破れないようにマットを下にひいときました。



食事について>>



さ、気を取り直して次にいきましょ〜!


クッキングターイム♪( ´θ`)ノヒャホーイ


クッカー
Esbit ポケットストーブ
Esbit 固形燃料14g
evernew チタンシェラカップ
Lixada チタニウム風防
mont-bell フェザースプーン




去年はヘロヘロで調理する余裕もなく全く出番がなかったULクッカーたち。1年間しっかり眠ってたので使えるかどうか不安でしたが、風もなく気温も高かったせいか問題なく点火。固形燃料14gタイプでちょうどカップ2杯分が沸かせました♪

で、食べたのはコレ。

mont-bell カレーリゾッタ 338kcal
nissin お椀で食べるカップヌードル 147kcal
計485kcal

あったかいんだからぁ〜(*´꒳`*)
ふるっ

思わず歌っちゃいました。本番では荷物になるしアルファ米持っていくんはやめとこう(コンビニのおにぎりとか現地調達でええわ)なんて思ってたけど、これ食べた瞬間に一瞬でそんな考えは吹き飛びました。絶対持っていこ。

温かい食べ物をしっかり食べてすぐ寝る!!

食べた後、歯磨きとか小便で外に出たら意味なくなります。極寒でのツェルト泊はこれ大事やなぁと思いました。

また、カップヌードルはリフィルが有名ですが、このお椀で食べるシリーズは重量が軽いのが利点。その分カロリーは低め。1泊だけならリフィルで全然okですけど、4泊とか5泊になると明らかにお椀で食べるシリーズがいいっすね。そして、カロリーあたりの金額もちょっとお得!←これ重要。

リフィル72g319kcal4.4kcal/g140円0.4円/kcal
お椀で食べる32g147kcal4.6kcal/g47円0.3円/kcal
※日清食品ホームページを参照

コンパクトなのもええね


就寝時の防寒対策について>>


お湯を沸かしてる間の時間を利用してせっせと着替えます。この日は比較的暖かかったせいもあるので行動着のままでも寒さをほとんど感じませんでしたが、去年のように0度近く(標高が高ければ氷点下にもなる)になると、急いで着替えなければどんどん体温が奪われちゃいます。寝間着として用意したのは以下の通り。

寝間着
750FPダウン mammut
メリノウール長袖M_200  dhb
腹巻 おたふく手袋 
ヒートテックタイツ uniqlo
ヒートテック靴下 uniqlo 

ちなみにこの格好で街に出てきたら捕まるwwほんとはダウンパンツがあれば最高なんすけど高い...ちなみにこれでも寒ければ行動着に用意してる防寒着を追加で着る予定です。


次に、

ビバークする際に最も重要かもしれないマットです。たとえどれだけ着込んだとして、も地面からの冷気をダイレクトに受けてしったら寒くて寝れません。ただ、マットはかさばるし大きくなれば重量も増します。でもマットごときにお金をかけたくない。そんなわけで用意したのはコレ。


マット
カンケンバッグ付属の背面パッド kanken
アルミ座布団 不明


ちょうど背中とお尻上部が隠れる大きさ
二つ合わせて46g

意外にもカンケンバッグの背面パッドが適度なクッショニングで断熱効果もありました。実際に寝てみたけど背中だけ全く冷気を感じなかった。素材が何使われてるのか気になる...


マットはザックの背面パッドやフレーム代わりとなる
※ザック付属のパッドは重いし使いもんにならんので取り外しました。


寝具
シュラフ ダウンハガー800#3 mont-bell
シュラフカバー Escape Lite Bivvy SOL

ダウン素材は濡れると保温効果がなくなるので防水性のあるシュラフカバーは必須です。軽くて断熱効果もあるビビライトを使用。



今回の山行では気温が高かったせいか、これらの装備で寒さを感じることはなかったです。昨年より防寒対策を入念にしたとはいえ、氷点下になるであろう本番では本当にこれで大丈夫なんでしょうか。不安は残ります。



ウールの効果について>>

あ、そうそう!おっさんの汗がべったりついた行動着を全てシュラフの中に放り込んで、一緒に寝たんですが、そこで新たな発見がありました!!

何泊もする山行であれば負荷を減らすためにも荷物を軽くしたいところ。最終的に荷物を削るところで迷うのが『着替え』だと思われます。ただ、着替えをケチって微妙に汗で濡れた服や臭くなった服で行動するとパフォーマンスも低下します。

そこで色々と調べてるとウール最強説があることが分かりました。もちろんデメリットも多少ありますよ。詳細は各自で調べて下さい。

・保温効果が高い → ◎
寝間着でメリノウールを着て実際に効果がありました

・吸湿性が高く、蒸れにくく汗びえしにくい → ◎
靴下は化繊のインナーとラムウール素材のロングソックスとの二重履き。雨上がりのトレイルで何度も足を泥濘に突っ込みましたがびっくりするくらい足サラサラでした。また、ファイントラックとの相性もいいのか汗冷えも皆無。

・水を弾く → ◯
泥濘くらいなら大丈夫。ただ雨の日や川の渡渉はしてないのでどこまで効果があるのか分かりません。

・抗菌・消臭効果がある →

さぁ、検証してみましょう!
今、シュラフの中に約7時間分のおっさんの汗がしっかり染み付いた行動着があります。早速匂っていきましょうか(笑)


まずは...


メリノウールのシャツ
え?!マジ??!!臭くない!!

嘘やろ。信じられへん。あんなに汗かいたのに。ほな、これはどうや。

ラムウールのロングソックス
え?え?臭くな〜〜い!!

靴下やで。2重履きとはいえ臭くない。つま先部分の先っちょだけほのかに臭かった程度です。

ウールは以上です。ここからは速乾性の高い化繊系ウエア。
白状すると、この時ウールが凄いんではなく、実は自分の汗は無臭なんじゃないかと思い始めてました。パンツを臭うまでは...



モンベルジオラインのアンダーパンツに鼻を近づけると...

くっッッッッッッッさ!!!!!!!!


違う。
何かの間違いや。
俺は臭くないんや。臭くないんや。

全ての期待をc3fitのペーパーファイバーソックスに託しました。

くっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっさ!!!!!!!!!!!!!!

茫然自失のまま、patagoniaの短パンを匂いました

くせぇぇぇ


アンダーウエアに比べるとマシですがやはり臭い。ただ、ウール以外で唯一臭くなかったものがありました。それが...

ファイントラックのスキンメッシュです。

臭かったのは一番汚れやすいアンダーウエアだったので比較が難しいですが、実際に検証してみてウールの防臭効果は高いと思います。その証拠に翌日にも同じものを着て、終わった後、洗濯をする前(かなり時間が経ってから)にそれぞれ匂いましたが、ほとんど臭くなかったです。若干の匂いは他の衣服からの匂い移りだと思われます。というわけで...

・抗菌・消臭効果がある →




少し興奮気味だったのかアラームをかけていた15分前に起きる。寒さは感じなかったけど熟睡はできていない感じ。一応睡眠時間は3時間弱。コンタクトを装着したり、行動着に着替えたり、ワセリン塗ったり、荷物の片付けとかでゴソゴソしてると、あっちゅう間に時間が過ぎていきました。起床してから完全に撤収して再スタートするまで約40分。ちょっとダラダラし過ぎました。せめて20分くらいには短縮したいところです。



▶︎▶︎Day2 30.5km 06:46




ツェルト設営から撤収までが4時間37分(うち睡眠時間が3時間弱)。本番ではさらに疲労があることを考えるとトータル4〜5時間は確保する必要がありそうですね。もし4時間以内だと自分のスキル的に睡眠時間が大幅に削られてしまう恐れがあります。


ヘッドラの明かりを頼りに黙々と進む

ツェルト泊翌日もペース落とさず行動できるか

これが最後の調査目的でしたが、結果として最後まで落ちることなくほぼ同じようなペースで行動できました。理由として考えられるのは...

・1日目に無理しなかったこと
・ツェルトで快適に過ごせたこと
・しっかり食べたこと

そして何よりヒャッホイできたことだと思います。あ、楽しめたって意味っす(笑)ただ、本番では1日の行動距離、時間ともに3倍近くなる(?!)予定なんでこんな悠長なこと言ってられないと思いますけど。本番ではもっとペースを抑えて、しっかり食べて、しっかり動き続ける。初日からこれをしっかり守らんと。

ガスが雲海のように見える

道の駅に戻ってきて

FINISH!!
二上山=紀見峠 往復
 63.7km
D+5008m
18:44:20
 (ツェルト泊4:37を含む)




次回の記事ではSTMの予定なんかをお伝えするつもりです。
ほな!( ´θ`)ノ





STM2018 予告>>





コメント