2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

第18回 24時間リレーマラソン神戸大会 2018〈シングル〉その④ レースレポート2 〜"糞"闘〜

第18回 24時間リレーマラソン神戸大会 2018〈シングル〉その④ レースレポート2 〜"糞"闘〜





▶︎▶︎6時間 64.6km → 12時間 122.4km
《06:03:08 57.8km avg.6'17/km》




17:49頃(05:49経過)
avg.5'25/km
38周
64.6km通過


6時間経過したので予定通りいつホノっちに流水麺をお願いする。


商品HPより
水でほぐすだけで完成する優れもの
うどん、そば、そうめん、中華麺の4種類

う...

一度は快便でスッキリしたはずの腸内で少しずつ異変が起こり始めていた。ガス。言い換えるならオナラ。いや、だ。

腸内でやたら屁が溜まっていく。通常なら走りながら放屁することで解消できるのだが、なぜか外に出てくれない。グッと腹に力を入れたその時だった。

ピュッ

( ˙-˙ )

運良くトイレの近くだったのでおケツを抑え、背骨を反るようにしてトイレへ駆け込んだ。


※トイレ内の描写は自粛します

結論から言うと、水分を多量に含むゲイリーだった。いわゆる、『腹を壊した(くだした)』というやつだ。ご存知の通り、このゲイリーは一度なってしまうと中々元に戻ってくれない。まさにランナーの天敵。過剰な水分摂取が原因だと思うが、この時すでに身体が悲鳴をあげていたのかもしれない。


ピピッ
60-70km
6'12/km


のり天ちゃん「なんか欲しいものある?」

ちょうど胃腸にトラブルを抱え始めた頃にのり天ちゃんが応援にきてくれた。腹を壊しているにも関わらず、無糖炭酸水をオーダー。その後、のり天ちゃんは最後まで応援してくれた。ありがとう!

相変わらず腹の調子は悪いがこんな所で失速するわけにはいかない。キロ5分半ほどのペースに戻して周回を重ねる。


ピピッ
70-80km
5'35/km


今考えてみると、ある意味では自分の予定(想像)していたレースはこのあたりで終わっていたのかもしれない。ここから頻繁にトイレに駆け込む回数が増え、そのせいか足も動かなくなり始める。

失速だ。

何をこんな序盤で。
ウルトラランナーたるもの、
こんなトラブルごときで失速してるようじゃまだまだやな。


そう言われても仕方がないと思う。もし弁解する事を許してもらえるなら、決してレースを諦めたわけではない。ただ、何と言ったらいいんだろうか。自分の設定していた目標に押し潰されそうになっていたと言ったらいいかもしれない。


すいません!

スタッフの人に現在の周回数を聞かれる。いつホノっちが詳細に記録をとってくれていたので、それをスタッフの方に見せた。そしてそれが無事にカウントされ、8時間経過してからようやく記録が発表されだした。もし、いつホノっちがいなければどうなっていたのだろう。自分の記録はあったのだろうか。考えただけでゾッとする。


90km手前。このままでは大きく失速しそうな気がしたので、いつホノっちのいる基地で意図的に休息をとった。貯金を確認してもらうとまだ15分あるので、思い切って5分くらい横になった。



ピピッ
80-90km
7'12/km

とにかく100kmまで。100までしっかり走ろう。ゴロゴロと鳴る腹を抱えながらすっかり暗くなったコースを走っていく。川の道フルや沖サバを上位完走しているK井さんに引っ張ってもらったりしながら周回を重ねた。


photo by いつホノっち
19:00頃ランナーに支給される弁当
いつホノっちに食してもらった


ピピッ
90-100km
6'05/km


100km地点通過
およそ9時間25分

失速していたとは言えまだ貯金は10分あった。もちろんトラブルがあれば、そんな貯金などあっという間に食い潰されてしまう。

なんとかせんと…

ちょうどその頃だっただろうか。

「応援きたよ!頑張れ!!」

類パパさん類ママさん!!なんと夫婦そろって24時間ランナーの応援に来てくれたのだ。過去の記事でも登場したことのある類ママさんはランナーじゃないが、なぜか色んなウルトラランナーの事情通だ(笑)ドリンクの差し入れありがとうございました!

気持ちを何度も切り替えて走る。背後から少しずつ迫り来る壁に押し潰されそうになりながら...


ピピッ
100-110km
6'12/km


おぉ!!やっとるなぁ!!

レジェンド!そしてU島さん!!レジェンドはサブスリー◯◯◯回、サブテン◯◯◯回(忘れた笑)し続けているギネス級ランナー。U島さんは先月の飲み会で知り合ったスパルタスロンランナーだ。彼らには翌日まで様々な形で助けられることになる。

この時間帯は自分がどんな走りをしていたのかほとんど記憶がない。記録を見てみると、いつホノっちの的確なサポートや、予期せぬ応援者のおかげで調子よく走れていることが分かる。

でも、なぜか頭の中は

失    速

の2文字で覆われ、

もうダメかもしれない
こんなはずじゃなかった


などとネガティブにしか考えられなくなっていたように思う。なぜもっと冷静に自分の走りに集中できなかったのだろう。その点については次のレポで迫っていきたい。


photo by のり天ちゃん


ピピッ
110-120km
6'18/km


23:52(11:52経過)
avg.5'49/km
72周
122.4kmを通過



<<その③ レースレポート1〜慢心〜

コメント

ミック さんのコメント…
自分もその時間腹を壊してゲーリーでした(汗)
まさかレベルが違うとは言え、リョウさんもそんな状況だったとは、、、。
自分も多分、脱水を恐れて水分取り過ぎてしまってたのかもです。
固形物が食べれなくなって、エネルギー切れが辛かったです。

途中オニギリを食べて、復活しましたー!って言ってましたが、そのあとトイレに駆け込んでいました(笑)
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
ミックゲーリーさん初コメあざっす!
確か走ってる時ちょろっとそんな話しましたね。朝方までず~っとゲーリー太郎でしたわ(涙)胃腸薬とか飲みましたけど全く効かず。ストッパ的なものとか正露丸的なものとか常備する必要がありそうですね。ウォッシュレットがなかったので、○門のトラブルも半端なかったっす(笑)

そんな中、初24のしかも神戸で100マイル近く走るのは流石っすわ。来年が恐い((( ;゚Д゚)))
ミック さんのコメント…
ゲーリー太郎さん、お返事ありがとうございます(笑)
自分も胃薬のセルベールは飲んでたんですけど、あまり効かなかったです。
本当ウォシュレットの有り難みを痛感しました。
マタズレーヌの股ずれもあって、当日は肛門さんがヤバかったです。(笑)

来年はぜひリベンジして、ゲーリー太郎さんを脅かしたいですね(笑)
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
ミックゲーリーさんも水戸肛門さんにやられましたか!
めんどくさくても逐一ワセリンをヌリヌリせにゃなりませんね。
本気出さないで下さい^^;
あのチャラいグラサンには負けられまへん笑