2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

UMMD (ウルトラマラソンマウント大山) 〜大山環状道路一周ラン〜



UMMD (ウルトラマラソンマウント大山) 

〜大山環状道路一周ラン〜

【概要】

《日時》
2015.7.25(Sat) 大山登山&キャンプ 
2015.7.26(Sun) UMMD 〜大山環状道路一周ラン〜

《コース》
約64km 
全舗装路 
累積上昇高度 2426m 
累積下降高度 2439m
(EPSON SF-710にて計測)
下山キャンプ場より大山環状道路を時計回りに一周


下山キャンプ場〜船上山登山口〜地蔵峠〜鏡ヶ成〜鍵掛峠〜下山キャンプ場

《エスケープ》
エスケープルート無し

《補給箇所》
コンビニ無し 自販機数カ所有り 鏡ヶ成にて食事可 

《キャンプ地点》

《駐車地点》
下山キャンプ場駐車場 無料

《温泉》
大山館 日帰り入浴可

【前書き】

ミッフィーさんが以前から行きたいと言っていた大山。単なる大山登山ではトリオは満足しないと予想されたので、米子市の海抜0地点から大山山頂まで『sea to summit』をする予定だった。しかしそれでも満足できないのでは?と踏んだオレは『sea to summit to sea』を提案。海抜0地点から山頂へ行き、そして海抜0地点へ戻るというコース。そしていよいよ決行する2日前、大山について調べていると大山環状道路なるものを発見!なんだこれは!!大山の周りを囲むように道がある。グーグルでコースをなぞってみると・・・

このコース図は堪りません(ヨダレ)

まさにUTMD!!ウルトラトレイルマウント大山!!距離は67kmほどであり、全舗装路なので本家のUTMFとは大きく異なるが、山の周りを走るということは一緒。っちゅうことで、このコースをUMMD(ウルトラマラソンマウント大山)と命名。トリオにコース変更を確認するとあっさり快諾(笑) さて、どんなコースだったのか・・・。まずは前日の大山登山の様子から。2日間に渡り超快晴で絶景が至る所で見れたことを前もって記しておきます。

【前日 7/25(Sun)】

金曜日23:30過ぎ
仕事終わりにミッフィーさんち(ミヒハウス)へ直行し、トリオでミッフィー特製カレーを食べて仮眠。


朝5:00
ミヒハウスより大山へ向けて出発

大阪から3時間半

大山が見えた!!

8:30頃
下山キャンプ場(下山野営場)へ到着

駐車場が満車だったので臨時駐車場へ

早速テント設営

モンベル大山店へ行ってお買い物


10:00過ぎ
大山登山開始

夏山登山道

下山キャンプ場すぐに登山口があります

がんがん登ります

暑くて汗が噴き出る

五合目を過ぎたあたりから視界が広がり絶景が!!

なんじゃこりゃぁぁああ

ひえぇぇえええ(驚)

大混雑〜〜

木道を進むと・・・

11:30頃
大山山頂(1729m)に登頂!!


動画

山頂避難小屋の前でまったり

珈琲うまぁぁあああ

ブルースカイブルー

12:20頃下山開始

ひゃっほい連携技その①

ひゃっほい連携技その②

阿弥陀堂にて

13:50頃
大山登山口へ下山し、そのまま温泉へ

豪円湯院

新しい温泉だったが雰囲気もよく、レストランの食事も美味かった!!

かき揚げうどん!

夜はBBQなので買い出しにドライブ♪


うまぁぁぁあああ

市街地まで降りるとAコープ発見!!

Aコープ大高店

17:30頃
下山キャンプ場へ戻ってBBQ開始

腕を上げたBBQおじさん

明日の鬼コースを予習するミヒ男

徐々に日が暮れる

23:00頃
明日に備えて各自テントで就寝

【当日 7/26(Sun)】

《スタートまで》
6:00起床

朝ご飯は塩やきそば♪

テント撤収は寂しい

スタート前に地図でコースを確認していると、キャンプ場の管理人の方に「どのコースで行くの?」と声をかけられました。「登山ではなく大山環状道路を一周しようと思います」と言うと一瞬「は?」と驚いておられました(笑)半時計周りをオススメされましたが、予定通り時計回りで走ります。

ブリーフィング(笑)

《下山キャンプ場〜川床〜一息坂峠〜船上山少年自然の家》


8:42(00:00経過)
下山キャンプ場(0km地点)をスタート!!

出発の儀(山トコポーズ)

まずは管理人さんに教えて頂いた通り、モンベルや大山館の前を通り過ぎて、だいせんホワイトリゾートというスキー場を目指して走ります。最初は少し分かりにくいので下に詳細図を載せておきます。

下山キャンプ場〜だいせんホワイトリゾート

この日も超快晴の青空

だいせんホワイトリゾート周辺

スキー場を過ぎたところであまりの絶景にカメラを向けてると、ハイカーの方に「今日は天気がいいから隠岐島が見えてるよー!」と教えてもらいました。

写真では分かりにくい?

先頭はパルさんが引っ張ってくれます。続いてミッフィーさん、そして写真を撮りまくるオレが続きます。パルさんが良いペースで引っ張ってくれるので気持ちよく走れました♪

がんがん下りが続きます

9:10(00:28経過)
川床(約4km地点)を通過

中国自然歩道への登山口があります

9:18(00:36経過)
草谷展望台(約5km地点)へ到着

大山北壁がキレイに見えてます

ここで少し休憩してから出発!暑くて汗が吹き出ますが、どこを見ても広がる絶景にあまり疲れを感じず爽やかに走れました。

自販機でドリンクを買う姿も絵になる(笑)

直線のロードを下って行くと・・・ミッフィーさんが何かに気づいた模様。さすが自称うさぎさん!!動物アンテナがビンビンに反応したのか牛さんを発見!!

怖くてこれ以上近寄れませんでしたw

今度はパルさんが反応!!さすがおばあちゃん&田舎大好き人間です。新鮮な地元の野菜を売っている店に「エイドや〜〜〜」と入っていきます。


ミッフィーさんは梅干しパックを100円で購入し、パルさんとオレはトマトを無料で頂いちゃいましたwwトマトは苦手なんですが、みずみずしくて苦みを全く感じず食べれちゃいました♪

ここからは少し登ります

香取展望駐車場でトイレ休憩

自称ヘアピンカーブフェチw

9:50(01:08経過)
一息坂峠(約10km地点)に到着


名前の通りここの展望台で一息入れさせて頂きました。ミッフィーさんが購入した梅干しを横取りして口に放り込みました!うまぁぁあ!ってか、すっぱぁぁああああw

スッパムーチョ!!その①

汗が尋常じゃないくらい出てくるので、10kmとは思えないくらいの疲労感がありました。ここからは一気に高度を下げて行きます。

海に向かって下って行く。キモティー!!

動画

ミヒ夫、大山で風になる

この辺りから大山環状道路に沿って『ツール・ド・大山』という標識が路面に現れ始めました。


後日調べてみると、大山のスキー場を起点に半時計回りで大山環状道路をぐるっと回るようです。ただ桝水高原から環状道路を外れて一度下に降りて、鏡ヶ成周辺で環状道路に合流するようなので総距離は80kmある模様。(※第20回大会のコース)

大会HPより

大会HPにもあるように激しいアップダウンを繰り返すため上級者向けコースに設定されているそうです。そこを足で走るなんてやはりただのアフォですね(笑)

右折して船上山が近づくにつれて、道が暗くなり、登りの傾斜がきつくなり始めます。

鶯橋

木漏れ日の中をひたすら登る

船上山展望台で休憩

ミッフィーさんがなにやら喚き散らしています。聞くと靴擦れやぁあ!と暴れているので、救急セットから「靴擦れパット」を取り出して渡すと静かになりました(笑)ミッフィーズポイントを5ポイントゲットです♪それを見ていたパルさんはかなり悔しがっていましたね(笑)

途中船上山への登山ルート(東坂登山口かな?)を発見!地図を見ると頂上まですぐそこだったので2人を誘ってトレイルを進むと、目の前に現れたお山に愕然wwまだまだ先は長いのでパスしました(笑)

船上山

ここから大山環状道路を外れて「船上山少年自然の家」へトレイルを使ってショートカットすることができます。下画像の青矢印部分。迷わずコチラを選択しました。


一気に駆け下りると・・・

11:04(02:22経過)
船上山少年自然の家(約18km地点)に到着


大きな駐車場とトイレがあり、自販機もあったのでここで補給。3人でコーラをがぶ飲み!


《船上山少年自然の家〜大山滝橋〜地蔵峠〜東大山大橋〜鏡ヶ成》


船上山橋を渡り

鏡ヶ成方面を目指します

ここから林道のような薄暗い中を激登って行きます

この辺りはほぼ一本道なので各自のペースで一気に走り抜けました。4kmほど激登り区間が続いて、その後3kmほど激下りが続きました。

林道のような道が終わり、大きな道路とぶつかるところでさすがに休憩。

パルさんがアジの開きのようになってます

川で水浴びするミフィラ(白光りしてますねw)

ミッフィーさんはかなり疲労しているようでしたが、水浴びのおかげでかなり復活していました。オレも上着を脱いでバシャバシャ水を身体にかけて復活!!パルさんはここで水浴びをしなかったことが後に影響してきます(本人談)。

ここからは大きな道路と合流し、何も遮るもののない灼熱地獄の中を走ることになります。この辺りは井滝という集落の名前のようですね。

先頭を行くミフィラ

自販機でカフェオレを購入!うまぁぁああああ!!

12:55(04:13経過)
大山滝橋(約28km地点)を通過

大山滝橋

動画

東側から見る大山は違った表情を見せてくれます

三本杉という集落を越えたところで、湧き水を発見!!これが最高に冷たくて美味い!!思わずガブガブ飲んでしまいました。(※近所の人曰く飲めるとのこと) 



村のおじいさんとしばらくトーク

湧き水を通り過ぎると、ここからまたもや地蔵峠に向けて激登りが続きます。


この道はバイクや車の走り屋さんが結構走ってました。中にはレースのようなスタイルでバイクを地面スレスレに傾けてカーブをしている人も(汗)しかも行ったり来たり。スピンして転がってきても避けれるようにいつでもジャンプできる状態にはしておきました(笑)

13:56(05:14経過)
地蔵峠(約34km地点)に到着

地蔵峠の展望台

ここにバイカー黒服3人組の方がいて少しお話させてもらいました。大山環状道路を一周していて残り30km走る旨を話すと、かなり驚かれていました。こちらが先に出発したので後で抜かれたのですが、追い抜き際に手を挙げて挨拶してもらえました♪こういうライダーは本当にカッコいい!!

ここからも灼熱のロードは続きます。時々水を頭や首、顔にかけますがすぐに蒸発してしまいます。しばらく走り続けると・・・

14:36(05:54経過)
東大山大橋(約39km地点)を通過


橋を越えると「いわなや」という食事処に到着。自販機とトイレがあったので利用させて頂きました。水分が尽きかけていたので本当に助かりました!!


おかしなテンションになってますね

ここまで来れば鏡ヶ成まであともう少し!とはいきません…。ここから本コース最高峰地点である新小屋峠への激登りが始まります。これがきつい。とにかく前へ進むのみ。3人がそれぞれのペースで走り抜けました。ミッフィーさんは相変わらず歩きを入れずに一定ペースで走り続けます。パルさんは登りは抑えて戦略的に走っていました。オレはというと、適当(笑)歩いたり、ペースを極端に上げたり無茶苦茶な走り方をしていました。

いつの間にやらピークを越えると(新小屋峠という看板無かったなぁ)一気に下ります。すると標識が見えたー!


15:25(06:43経過)
鏡ヶ成(約44km地点)に到着!

死んでるw

ここには奥大山休暇村という宿泊施設があり、なんと風呂やカフェまであります。全員の疲労具合を考えるとここでエスケープもありか…と誘惑に駆られ、つい「ここから大山寺までバスは出ていませんか?」と受付の方に聞いてみると、「ありません!」と一刀両断(笑)


完走するしか戻る術がないことを悟ったトリオは、ここでがっつり休憩を入れることを決意。木陰のある原っぱに全員ゴロリン。

昼下がりのミフィラ

結局、鏡ヶ成で1時間以上ブラブラしたり休憩したりしていました。日の入りも心配なので時間は迫っていますが、大会とは違って自由にのんびりできるのは『旅ラン』の醍醐味ですね♪

スッパムーチョ!その②

焼け過ぎのリー

しかしそうのんびりはしていられないのも事実(どないやねん)。ヘッドラを持ってきていないので日没の19時までにはゴールしたいところ。

《鏡ヶ成〜エバーランド奥大山〜鍵掛峠〜桝水高原〜下山キャンプ場》


16:30頃(07:48経過)
重い身体にムチを打って鏡ヶ成を出発しました。

しばらく広くて見晴らしのよい道路を気持ちよく下っていきます。『下蚊屋別れ』という分岐で右折すると、九十九折のロードが続きます。

自称ヘアピンカーブフェチ

一旦下りきって、御机という集落に着くと、そこからまたもやだらだらと登りが始まります。西日を受けながら走っていると大きな建物が現れました。

17:37(08:55経過)
エバーランド奥大山(約54km地点)に到着。


ここにはトイレもあり、なにやら奥大山の源泉である湧き水が出ているではないですか!!しかも超が3つ付くくらい冷たい!!身体を洗って水を飲んでリフレッシュ♪

垂れ流しの湧き水

ミッフィーさんが水浴びするからアッチ向いといて♥︎見ちゃイヤン♥︎と言うので、見ない振りをしながら横目でチラチラ見てると・・・あれ?パルさんの様子がおかしい!

自然と一つになるパルさん

脱水からか少し吐気の症状が・・・。やばい!!しかしまだ顔色は大丈夫そう。ここからは本当にキツそうでしたが弱音を吐かずにゴールを目指しておられました。凄い精神力・・・。

鍵掛峠を目指して峠の坂を登っていきます。

緑が綺麗な峠坂

キツい!!でもこれを乗り越えなければゴールは近づかない!!その思いだけで走り通しました。

18:11(09:29経過)
鍵掛峠(約56km地点)に到着!!

鍵掛峠

沈み行く太陽

3人でゴールを誓い合う

さてここを乗り越えればあとは平坦だろうと勝手に高を括ってしましたが、大間違い!!ここからもアップダウンが続きます。

ゴールの大山が間近に!!

パルさんは相当キツそうでしたが、ペースを落とす事なく着実に前進していました。ミッフィーさんは足取りが軽く走り続けています。オレは、この辺りから右ヒザに痛みが走り始めました。何度も止まって屈伸しながら進みますが、痛みがどんどん激しくなってきます。しかし辛いのはみんな一緒。

ウルトラランナー パル彦

18:58(10:16経過)
桝水高原(60km地点)に到着!

桝水フィールドステーション(大山が映り込んでいる)

ここへ到着したとき後ろを振り返るとそこには・・・

大山がドーーーン!!

ずーっと遠くに見えていた大山がいつの間にやら目の前に姿を表しました。しかも夕陽で赤く染まる大山。。パルさんは思わず泣いていましたね。

少し休憩して、最後は3人で一緒に走り始めました。


動画


パルさんを先頭に歩きを入れたり走ったりしながらゴールを目指します。パルさんは無言で最後の力を振り絞っているという力強い走りでした。僕はというとヒザが悲鳴どころか痛みで曲げることができないので半ば引きずるような感じで走っていました。

大山の夕陽

ちょうど日没の時間で木々の合間から沈み行く大山の夕陽を拝めました。そして、日が沈み、暗くなり始めたその時!!

19:32(10:50経過)
下山キャンプ場(約64km地点)へフィニッシュ!!

管理棟前にて

《ゴール後》
時刻は19:30をまわっていて、辺りは暗くなり始めていました。ドロドロなので温泉に行きたかったので昨日行った豪円湯院をスマホで調べてみると日曜の受付は19:30まで!!あちゃぁあ。過ぎてるーー!!確か事前に大山館が日帰り温泉をやってるとの情報を得ていたのでダメ元で行ってみると、なんとOKとのこと!!

500円払ってゆっくり入らせて頂きました。しかしここでアクシデントが・・・。パルさんがついにダウン。。ここでゲゲゲの鬼太郎になってしまいました。。完全に脱水からくる吐気のようで、休憩室でしばらくゆっくりさせてもらいました。

21:00頃車で大阪への帰路へとつきました。(結局大阪で解散したのは深夜2:00過ぎw)

【あとがき】

思いつきで実行したUMMD(ウルトラマラソンマウント大山)。距離は約64kmながらも想像以上のアップダウンと灼熱の暑さで100kmに相当するような疲労感を感じた。丹後や村岡などの坂だらけのウルトラやUTMFに出る方には非常によいトレーニングになると思われます。ただエスケープルートが無いため相当の走力が無い状態で挑むのは危険かもしれません。

もう少し涼しくなった秋口や春先なんかに走るともう少し快調に走れるかもしれませんね。当分は遠慮しますが、機会があればもう一度挑戦してみたいコースです。今度は逆周りすればまた違った大山の表情を見れそうです。

いずれにせよ大山の周りを一周し大山を360度様々な角度から見る事ができたのは本当に素晴らしい事です。果たして日本の中にこういったコースはどれだけあるのでしょうか。他にもあれば情報が欲しいですね。ぜひとも走ってみたい(笑)

さて、今週末は24時間神戸リレーマラソン大会です。もちろんシングル(個人)の部でエントリー。なんとパルさんとミッフィーさんがサポートとして24時間付き添ってくれるとか?!!そこまでしてくれるなんて、もうどうしたらいいんだ・・・。本当に感謝しかありません。こうなったら、トリオで結婚するしかないな(笑)

UMMDで痛めたヒザは湿布を貼りまくって安静にしてますが、まだ違和感はとれてません。んー。ここまでサポートしてくれるわけだから結果は残したい。目標は高く!ということで長崎橘湾岸スーパーマラニックで走った173kmは超えたいなぁ。とか調子乗って言ってみます。当日は坂好Tシャツを着てひゃっほいしてるので見かけたら「でやぁぁああ」と声をかけて下さい(笑)



そうそう、UMMDをトリオで走ってる時に我らが坂好練習会の隊長であるタカさんは、大雪ウルトラトレイルに出場し見事完走!!っちゅうことで最後はタカさんの写真でお別れです。たまにはいいでしょうwww

ばいばーい

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