第18回 24時間リレーマラソン神戸大会 2018〈シングル〉その③ レースレポート1 〜慢心〜

第18回 24時間リレーマラソン神戸大会 2018〈シングル〉その③ レースレポート1 〜慢心〜


からの続きです

レースから1週間が経ちましたね
参加された方ダメージは如何でしょう?

足は3日ほどで回復しましたが、日焼け、内臓、メンタル面でのダメージが大きいです。1週間経った今日、30Kほどジョグってみましたが、何だか走る意欲的なものがスッカリ無くなったかのように走るのが辛かったです。


さてさて、

全国約4人のひゃっほいブログファンの皆様。お待たせしました(笑)
今回からレースレポートをお届けで〜す♪
(おそっ笑)

【レースレポート1 〜事件〜】


▶︎▶︎スタート → 6時間
《05:49:23 64.6km avg.5'25/km》

スタート前のリラックスした雰囲気
しんきっつぁん
キョロ姉
にも会えた♪


晴れてくれぇ
そして
暑くなってくれぇぇい


この日のために、まるで藁人形に釘を打つかのように念を送り続けてきた。暑くなければ神戸じゃない。この大会に毎年参加されている方なら同意してくれるに違いない。万が一、雨でも振ったり、極端に気温が下がろうものならDNSまで考えていたほどだ(笑)

その甲斐あってか、絶好の24時間走日和と言わんばかりの太陽が頭上にギラギラと輝いている。当日の予想最高気温は34℃。しかし、スタート地点の気温は直射日光をもろに受けて実際は40℃近い。それにランナーの熱気も交じり、数字では表しきれない"熱さ"がそこにはあった。

目標は最低230キロ

スタートすると、事前に計画していたレースプランを頭の中でゆっくりと思い起こしていく。11月にある神宮外苑でそれなりの結果を出すには、このクソ暑い神戸で最低でも230キロを走りきる必要があると考えていた。もちろん、24時間走でそんな距離を今まで走ったことはない。不安はある。

熱中症で早々に潰れてしまうかもしれない。
潰れて100マイルさえもいかなかったらどうしよう。
流石にこの気温下で230は自分の走力を過信し過ぎとちゃうか?


はい!ドリンク!!( *`ω´)

そんな悩みなど一蹴するかのように、ハンドラーが力強くドリンクを手渡してくれる。今年は、小江戸大江戸でも何度も声援を送ってくれたいつホノっちにハンドラー(サポート)をお願いすることにした。

よっしゃ。
何があっても230キロ走りきるで!


最初はザックを背負い、少しでも立ち止まる回数(ロスタイム)を減らそうと思っていたが、周回を重ねるにつれて熱が身体にこもるようになり、4周回ほどしたところでザックを脱ぎ捨てた(笑)フゥゥ〜


photo by もりサラさん
もりサラさんは初参戦で143km近く走破!
オレの記録抜かれた〜〜(涙)

ピピッ
0-10km
5'15/km



はうあっ!!
今回は早いなw

実はレース1週間前からずっと便秘気味だったこともあり、スタート直後から腹が重い状態が続いていた。それが1時間ほど経過した頃に便意となって一気に襲いかかってきたのだ。


すっきり〜
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


身体から鉄の塊でも抜けたように軽量化に成功する。走り出してみると、暑さによる苦しみよりも腹がスッキリしたことの喜びが勝り、羽根が生えたかのようにぐんぐん足が前に出た。


ピピッ
10-20km
5'31/km



当初の計画よりも速いペースで走っていることに困惑した。どうしようか。確かに少しでも貯金を作っている方が精神的には楽だ。しかし、昨年よりも速すぎやしないか…

今、振り返ってみると、やはり入りが速過ぎたと思う。これが後半の失速につながったことは間違いないし、この暑さの元ではもっと自制すべきだった。

あの...ひゃっほいさん…

約3時間が経過した頃だったと思う。今回は応援で来てくれている知り合いのランナーが言いにくそうこちらに駆け寄ってきた。
2016年の記事に登場した盲人ランナーの伴走者の方


どうやら1周しか計測されてないようですよ…

当大会では2時間毎に記録が張り出される。どうやら2時間の記録が1周しか計測されていないらしい。それがこれだ。

2時間経過
1周てww


えええ!?(°▽°)

事態をうまく飲み込めないが、ここで立ち止まる訳にはいかない。いつホノっちにその旨を知らせ、スタッフの方に対応してもらう。チップ故障のため新しいチップをゼッケンにつけてまた周回に戻った。


ピピッ
20-30km
5'38/km


オレの記録はどないなんねや…

そんな不安を抱えながら周回を重ねるも、今自分にできることは走り続けることのみ。気にしたところでどうにかなるものではない。気持ちを切り替えて灼熱の中を走り続ける。


ピピッ
30-40km
5'30/km


フル通過が3時間45分くらい。当初の予定では4時間前後を予定していたのでやはり速い。その理由は貯金による精神的余裕だけではない。それは…

あるランナーの走りだ

今年は初参戦の強豪ランナーが多い。もちろん24時間という長い戦いなので、序盤から周りのペースなど気にしても仕方ない。しかし、このランナーの走りだけはどうしても気にならざるをえなかった。このランナーについては後述するつもりだ。


ピピッ
40-50km
5'36/km


とは言え、いつホノっちからも「良いペース!そのまま頑張れ!」と褒めて貰えるほど一定のリズムを刻めていたと思う。100キロまでこのペースでいけちゃうかも。なんて悠長に考えていた。

し  か  し


何が起こるか分からないのが
超ウルトラの世界

この記事を読むあなたがウルトラランナーだったら納得してくれるに違いない。ついさっきまで何も問題がなかったはずなのに(いや、むしろ調子が良かったぐらいだ)、ほんの2〜30分後には事態が180度変わっていることがある。

まさにそれがこの時だった。


ピピッ
50-60km
5'43/km



17:49頃(05:49経過)
avg.5'25/km
38周
64.6km通過




<<その② レース概要




コメント

こむぴー さんのコメント…
24時間走お疲れ様でした。
事前にいろいろと貴重なアドバイスをいただき、当日もお近くに陣取らせてもらってお世話になったにも関わらず、きちんと挨拶もしないまま早々と帰ってしまい本当に申し訳ありません。フィジカルもメンタルも限界で全く余裕がありませんでした。大会後結果に向き合うことが出来ず、走る意欲も低下していましたが、ようやく気持ちを切り替えたところです。
りょーさんの取り組んでおられることがどんなに凄いことか、身を持って体験させていただいたのはとても良かったと思います。次チャレンジする時はもっと力を蓄えて本気でリベンジしたいと思います。

”あるランナー”は私ではないと思いますが、もし多少なりともりょーさんのペース配分に影響があったとしたらお詫びしますm(_ _)m
これからもよろしくお願いします!
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
こむぴー殿!コメありがとうございます!そして返信が遅くなってすみません。言い訳するとコメを見落としてました(涙)

24時間お疲れさまでした。シュピ殿もおっしゃられていましたが、あのクソ暑い中のレースに挑戦しただけでチャンピオンだと思います(一般的にはかなりアブナイ奴でしょうが笑)。こむぴー殿の死闘ぶりは刺激を受けてましたよ。基地やテントで大休息をとる方が多い中、きつくてもコース上に出て戦っている姿をみて「ゲーリーごときで弱音吐いてたらアカンなぁ」なんて思ってました。超ウルトラは難しいですね。いくら練習していても当日の体調が悪ければいい結果が出せないですし。それに前できたことが必ず今回もできるとは限らないですしね。まぁ超ウルトラに限った話じゃないと思いますけど(゚ω゚)

どんなレースにでも全力に挑まれるこむぴー殿をこれからも応援しています!ジョグノでの復活を楽しみに待ってる方がたくさんいますよ\(^-^)/