2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

長崎橘湾岸スーパーマラニック217K〈E部門〉2018 〜レースレポート②〜

長崎橘湾岸スーパーマラニック217K〈E部門〉2018 〜レースレポート②〜


結果速報
からの続きです


レポの前にちょいと近況報告。

レースからほぼ1週間が過ぎました。やっぱアップダウンの激しいロードはダメージがパネェっす。2~3日は足首からふくらはぎにかけて象さんの足になっていましけど現在はいつもの大根足に戻ってます。太ももにもだいぶダメージがあったようで未だに正座して伸ばすとイテテテテってなります。この筋肉疲労だけは絶対に取り除かないと100マイルを思うように走れないでしょう。

にも関わらず!

ついつい走っちゃいました(^^;

5/12
14.2km
D+948m
avg.7'40/km


というわけで、来週は疲労抜きに徹します。もちろん足や身体を休めるという意味もありますが、距離を踏まないことで『走欲』を限界まで高めようという魂胆です。

さて、そんな『走欲』を使い切ったレースを振り返っていきましょか〜。


【レースレポート②】


▶︎▶︎女神大橋エイド65.0km 5時間22分 → 権現山CP113.6km 10時間03分
《女神大橋エイド〜江川交差点〜伊王島灯台CP〜権現山CP》



19:22(05:22経過)
avg.4'57/km
65.0km地点
女神大橋エイドを通過



はい、チーズ!

暖かく迎え入れてくれるボラの中に見たことのあるお顔が。以前FBで繋がった尾崎さんだ!尾崎さんは金龍ランナーであり、つい先日のさくら道を31時間台でフィニッシュされている凄いランナーだ。今回はボラで参加とのこと。そう、橘湾はボラの方が凄い豪華なのだ。

いなり寿司、五島うどんを立て続けに頂く。うみゃぁぁあ。出汁の塩加減が身体に染み渡る。距離を聞くと65km。例年ここは45km地点なので変な感じだ。

でもまだ3分の1にも満たないね(笑)

誰かがそう仰ったのを覚えている。確かに…。ここまでほぼキロ5できているがこの先ほんとに大丈夫だろうか。まぁでもごちゃごちゃ考えたところで仕方ない。事前に決めた目標ではここから5km先の江川交差点に5時間55分前後に到着せねばならない。残り30分弱ある。よし。何とかクリアできそうだ。

お礼を言って、すっかり日の落ちた暗いロードに吸い込まれるようにエイドを後にした。


19:55(05:55経過)
avg.5'02/km
70.5km地点
江川交差点を通過



スタート05:007:009:0011:0014:00
江川交差点70.517:0018:0019:30-
権現山入口111.523:000:30-
樺島公民館(往路)121.51:001:30-
川原エイド143.04:00
茂木ぶらCP159.28:30
日見公園173.610:00
唐比温泉200.714:30
千々石CP207.315:40

ここは第1関門だ。上記のように関門時間が設けられている。もしその時間に遅れた場合は伊王島へは行くことができない。ただ、大会側の救済処置として伊王島をカットしそのまま直進することが許されたようだ(→完走ではなくLダッシュ部門扱いとなる)。

ヘッドライトの明かりを頼りに淡々と伊王島を目指す。すると前方からヘッドライトの灯りが何個か近づいてきた。彼らはすでに伊王島からの帰りで折り返してきたランナーだろう。おそらく9:00スタートの最後尾、あるいは11:00スタートの先頭あたりのランナーのはずだ。自分との差は15kmほどだろうか。ようやくランナーに追いつき始めたことでテンションが上がる。すると…

あの全身黄色のランナーは…


ピザ男さん!!
9:00スタート

その全身黄色のウエアは暗闇の中で光り輝いていた。立ち止まって少し会話したその時だった。※ピザ男さんについてはまたお会いするので後ほど。



photo by 神ちゃん
レース後のオフショット(笑)

もっちー&クロッキーさんうわ!りょーさんやん!!
11:00スタート

遂にこの2人を発見。まさかここで会えると思ってなかったので驚いた(お互いに)。スライドしてエール交換した後、すぐに頭の中で計算した。彼らとはスタート時に3時間差がある。現在およそ15km差があるということは、単純計算して1時間30分ほどの差に縮めたという事だろうか。

しかし、気持ちとは裏腹にこの辺からペースがもう一段階下がり始めた。キロ5分30〜40の走りしかできなくなる。水分不足が気になったのでコンビニへ入ってCCレモンを買う。それでも身体のキレは一向に良くならない。

救いを求めるかのように伊王島大橋手前にある道路公園エイドに立ち寄った。スタートから支え続けてくれている高松さんやエイドの方と話すことで前向きになれた。確かにペースは落ち込み始めているが、そんな事でレースを投げ出すわけにはいかない。ここは耐えどころ。想定よりも早く訪れた最初の試練だ。

伊王島大橋
真っ暗w

昼間はこんな感じ
↓↓

2018年2月試走時

伊王島大橋を渡り、灯台のCPを目指す。徐々にペースがあがり始めた矢先、灯台手前の激階段で歩いてしまう。そして痛恨のミスコース。バス停?のような所まで降りてしまった。必死に登り返して何とか伊王島灯台へたどり着く。

伊王島灯台CP
2018年2月試走時


82.2km地点
伊王島灯台CPを通過



伊王島大橋までの復路は往路とコースが異なる。ロストだけは絶対に避けたい。地面に書かれている矢印を見失わないよう慎重に走った。


21:46(07:46)
avg.5'14/km
88.9km地点
道路公園エイド(復路)を通過


目標 7時間36分

目標より10分遅れの到着。この時点で20時間切りを諦めかけ始めた。やはりまだ自分にとってはレベルが高過ぎたか…。超ウルトラとは不思議なもので、さっきまで普通に走れていたのに10分後にはもうトボトボとしか走れなくなるようなことが普通に起こる。それを食い止めるためには絶対に気持ちを切らしてはならない。確かに20時間切りは厳しい。でもそこに近づくことはできる…はず!?


が、

ここからの道がえげつなかった。

E部門を走った方ならほとんどの方が口を揃えて仰られるだろう。


なんなんだ。
あのコースは!!
思ってたのとチガーーーウ
((((;゚Д゚)))))))


香焼からL部門のコース(R499)と合流するまでの道。ここは試走していなかったが、まぁキツいのは最後のクネクネした所くらいだろうなんて高を括っていたら大間違い!!

標高差はそれほどないとは言え、とにかく登っては下るの繰り返し。まさにジェットコースターエリア。100km近く走ってきた足では心身ともに削られると言っても過言ではないだろう。何とか乗り越えてL部門コースと合流しても尚も登りは続く(笑)このコースを見つけてきたのは一体どこのどの変人や。責任者出てこーーーい(笑)


100km地点通過が8時間50分くらい

この辺りから少しずつE部門のランナーに追いつき始める。ひとり、またひとり。皆キツそうだ。声をかけて先行させてもらう。


ん?何かの大会かい?
あんたらどこまで走っていくんじゃ?


月明かりの綺麗な野母崎漁港を走っていると、車を運転する地元のおばちゃんに声をかけられた。しばらく車と並走しながらおしゃべり。これから権現山へ登ることを伝えると、

乗って行き!黙っといたるから!!

とガチで車に乗せられそうになった(笑)
え?乗ってませんよ(°▽°)

さぁここからの権現山はロードの登山だ。2kmで標高差198mを一気に登る。ここで歩くわけにはいかない。...流石にキツい。グッとペースを上げてみると胃腸の気持ち悪さが込み上げてくる。お疲れ様です!権現山を下ってくるランナーと声を掛け合っていると、エイドの賑やかな声が遠くから聞こえてきた。



0:03(10:03経過)
avg.5'18/km
113.6km地点
権現山CPエイドを通過



残り103.3km



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