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第9回 千羽海崖トレイルランニングレース 2018 〜レースレポート②〜
結果報告
大会概要
レースレポート①
からのつづきです
▶︎▶︎海岸(11.7) → 第3関門(16.7) → AS2(26.7)
9:55?(01:35?経過)
11.7km地点
CP2(水落登山口)を通過
激下りを終えると1kmほどロードを走る。下りを全く走れないことで身体にある熱が冷めてしまい海風が急に肌寒く感じた。モンベルのexライトウインドジャケットをザックの上から羽織る。もはやジョグペースでしか走れず、何人かに抜かれた。
千羽名物の海岸へ出る。3.2kmつづく海岸線。前回大会(2017年)とはコースが異なり逆向きに走る。結果的にこの向きの方が何となく走りやすく感じたのは自分だけだろうか。
よっよっ!
あ!ミスった!
こっちの方がよかったか?!
などと言いながら黒い岩をひょいっひょいっと飛び越えていく。2Lのペットボトルを片手に軽やかに進むランナーと一緒に走る。ザックは背負っているがペットボトルは手で持っている。しかも2Lサイズのペットボトルで。それが彼のスタイルなのだろう。気が遠くなるほど長い時間をかけて侵食したこの黒い岩石と同じで、そこには何の理屈もないのかもしれない。
ジャラジャラジャラジャラ
小石に足をとられうまく走れない。左手に広がる海が太陽の光を反射してキラキラと眩しい。漁をしているのだろうか。遠くには一艘の小船が浮かんでいる。次第に海岸の終わりが見えてきた。
あれ?超可愛いあの人は?!
確か海岸で応援してくれてるって言ってたけど…
海岸を終え、地味にきついトレイルを越えるとたくさんの人で賑わう場所へ出た。
10:28(02:08経過)
16.7km地点
CP3(牟岐少年自然の家)を通過
その中にようやくちょーカワイイあの人を発見!!
ガッキー!!
あれ?
画像
まちがえた...
まぁえっか(爆)
さすがは徳島が生んだ奇跡。こんなに遅くなっても「速ーい!!」と励ましてくれた。思えばちょうど一年前横田兄貴とのつながりでガッキーやバクシンオーと知り合うことができたのもこの大会。そう考えると身体にドロドロとした熱が帯びてくるのを感じた。
2017年大会
photo by ガッキー
まだ20kmある!
十分巻き返しも可能なはず!!
羽織っていたジャケットを脱ぐとロードを勢いよく駆け上がっていった。
そのままの勢いでトレイルへ入っていく。約1kmで250m近く登る。登りでは足の痛みが全く出ない。それが嬉しくてランも交えながらぐんぐん標高を上げていく。周りは疲弊しているランナーが多いのか背中が見えるとすぐに追いついた。その中には声をかけてくれたKさんの姿も。一旦ピークらしきところまで上がると上り下りが連続し始める。階段ではないので、下りでも足にあまり負荷がかからないせいか痛みはそれほど気にならない。一定ペースを心がけ登り下りとも淡々と走っていると何人かのランナーを追い抜いた。おそらくこの区間で、海岸手前の下りで抜かれたほとんどのランナーに追いついたと思う(あくまで感覚的に)。
さぁ下りだ。エイドまで一気に下る。恐る恐る足を突っ込んでみる。
...
...?!
おっ!いけ...
はうあっ!!
アカーンヽ( ̄д ̄;)ノ=3
明らかにおかしい。攣っているとかではない。筋肉に痛みが走る。なんなんや。これは。スピードダウンを余儀なくされる。うまく走れない苛立ちに焦りが交じり変な汗まで出てきた。とりあえず残りのジェル、アミノ酸を投入してみる。…アカン。痛い。
思わず立ち止まって屈伸。
アイテテテ
痛みで最後まで曲がらない。
せっかくちょっとでも遅れを取り戻したっちゅうのにまた抜かれんのかいな…と言っても誰が助けてくれるわけでもない。とにかくエイドまで降りることに集中する。。痛みのない右足をフル活用しながら下っていると林道に出た。ここで登りで抜いた上下セットアップのランナーに追いつかれた。
舗装路に出るとそのランナーは至る所を攣っているらしくかなり苦しそう。自分だけじゃない。みんな辛いところ。痛い痛い叫んでる自分が急に情けなくなってきた。全身攣りまくりランナーと少し話しながら同時にエイドへ到着した。
11:44(03:24経過)
26.7km地点
AS2(白沢エイド)を通過
さぁ、ここからフィニッシュ地点の大浜海岸まで残り10km。失速して終わるか、攻めて攻めて攻めまくるか。上位を狙うにはタイムを考えると絶望的だが、ここからの走り方で大きく順位は変わるはず。
でもこの謎の筋肉の痛みはどうすんだ?!
今までに経験のない感じの痛み。攣るというより筋肉が引きちぎられそうな感じ。
万が一肉離れでも起こしたら…
この後の超ウルトラが全てパーやで…
いやいや!
余計なことは考えるな!!
考えるな!感じろ!!
邪念を振り払うかのようにエイドを飛び出すと、大きく開いた山道へ身体をねじ込んで行った。
<<レースレポート①
コメント
っていうか超可愛いやめーーーい(҉´҉・҉ω҉・҉`҉)
次回もハグよろしく〜笑