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大泉緑地24時間走 2018 〜エピソード②〜
☆★リアルタイム速報★☆
結果概要
エピソード①
からの続きです
▶︎▶︎12時間 → 18時間 38km avg.9'28/km ※約1時間の休息含む
12時間が経過した時点で124km。周回コースなのでこれだけの距離を走ったような感覚は一切ない。ただただ周回を重ねて数字を増やしていく、いわゆるゲーム感覚で走ってきたような感じだ。
どうなんだ?
俺の調子は一体どうなんだ?
おーい。
...
自分に問うてみるが返答はない。いっそのこと「お願いだからもうやめてくれー!!」とか「まだまだいけるぜ!オラオラオラァ!!」てな具合の返答があれば分かりやすいんだが、聞こえてくるのはフガフガという喉元から漏れる呼吸音だけだった。
もちろん12時間ぶっ通しで走ってきた疲れやダメージは着実に蓄積されていて、今後緩やかに(もしくは唐突に)失速していくであろうという感覚が手に取るようにわかった。特にこれからは深夜、早朝の時間帯であり、肉体的にも精神的にも一番キツい時間帯となる。あらゆる箇所の足の痛み、胃腸の不調、眠気などなど…起こりうるネガティブな要素は挙げ出せばキリがない。現に、足は棒のように固まり、鉛のように重くなっている。
気温が下がり始めたのもこの頃。シュピ殿から定期的に貰っていた白湯(これには本当に助けられた)で何とか凌いできたが、いよいよ寒さに耐えきれなくなってきた。そこで上下ウエアを総着替え。ついでにシューズも履き替える。
キロ6〜6'30ペースで引っ張ってくれるシュピ殿の背中を追い続ける。シュピ殿がスマホから音楽を流してくれる。ストレートな歌詞が妙に心に沁みる。
しかし、
次第に補給箇所で立ち止まる回数が増え足の動きも悪くなり始める。ここが堪えどころばかりに無理矢理足を動かし続けてみるも、無理をすればするほど足が錆びつき、しまいにはもう走りたくない気持ちまでが出てきてしまった。
160km。そこまでは頑張ろう。なんとかそこまでは。
そう切り替えて淡々と走り続ける。
...
...
スタートから16時間50分経過した4:50頃だったと思う。シュピ殿に作ってもらった温かい中華スープを飲んでいると思わず地べたに座り込んでしまった。
・寒さ(車のボディを覆う結露がバリバリに凍っていた)
・足の痛み(千羽トレイルで痛めた左太ももが痛く屈伸できない)
・軽い目眩(貧血なのか疲労なのか)
疲労のピーク。今から1時間思いきって休憩します pic.twitter.com/UQTSqkBmVO— ひゃっほい太郎 (@hyahhoirunning) 2018年1月20日
シュピ殿と話し合い、思い切って1時間休息することにした。このままダラダラと走るよりも、リフレッシュさせて残りの6時間をしっかり走ろうという作戦だ。車に乗り込むのはルール的に如何なものかと思うが、今はもうそんな事言ってられない。ダウンを着込んで車のエンジンをかける。少しずつ暖まっていく車内で微睡の中にゆっくりと落ちていった。
なんと!!
その間にもりサラさんが来てくれた!
笑える差し入れありがとうございました!!
何度も目を覚ましたものの、5:50頃には外に出て走り出したい気分にまで身体が回復していた。リフレッシュさせるためコンタクトを外し、冷水で顔をジャバジャバと洗い(塩の味がするほどベタベタしていた)、歯を念入りに磨く。そしてコース上に飛び出すと、白みがかった空に向かってゆっくりと足を動かし始めた。
残り6時間
<<エピソード①
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