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大泉緑地24時間走 2018 〜エピソード①〜
☆★リアルタイム速報★☆結果概要
からの続きです
【まえがき】
なぜこんなことするの?おそらく多くの方が抱く疑問だろう(当ブログの読者の中には一定数の理解者がいるはずだと信じている)。大会でもないのに。暇なの?アフォなの?そして一体何を目指してるの?!
自分でもよぉ分かりまへん...
\(^^)/パッパラパー
大変申し訳ないがコレが正直な感想。そりゃあ、大会でもないのに24時間も近所の公園を独りでぐるぐる走り続けるなんて、普通の頭で考えたら異常な事だってのは理解しているつもりだ。でも何度も回数を重ねているうちに、その異常な環境(非日常的な環境とも言えるかもしれない)に自分の身を置くことに病みつきになっているような気もする。
内なる衝動
この言葉を覚えておられるだろうか。2年前、初めて大泉緑地24時間走にチャレンジする前夜に書いた記事(→コチラ)でこの言葉を引用した。この衝動が日に日に抑えきれなくなっているような気がする。例えて言うなら、そうだなぁ...恋。それは夏の日に少年が抱くような淡い恋心ではなく、春の嵐のような恋とでも言えるだろうか(もちろん自分にそんな経験があるはずも無い)。
大会で結果を出すため!
あの大会で優勝するぞ!
〇〇のためのトレーニングだ!!
そういった目的は一切ない。いや、ウソをついた。少しはある。でもこれらが核となる動機ではない。そんなことよりも、
もう足が動かない、歩きたい…
あぁ…眠くて眠くて…
もうダメだ…
そこまで追い込まれた時に走れるか
極限状態でも果たして足を動かすことができるか
これらが衝動の中身だと言えば分かって頂けるだろうか(その熱量をもっと社会的に有意義なことに注げないのか?!というツッコミは華麗にスルーすることにする)。だから、今回の24時間走は「〇〇km走るぞ!」といった明確な目標を持たずに挑戦する運びとなった。もちろん極限状態に持っていくために目安となる距離はある。今の自分の状態を考えると少なくとも200km以上。ここは超えなければならない。でも真の目的は数字じゃない。もう足が動かない。走れない。となった時に、
それでも淡々と走れるか
これが目的であり、それができればまた次の世界を少しでも垣間見れるのでは?!という密かな楽しみもある。
もしかすると別の視点から見れば、なんとも独りよがりで無意味な行為かもしれない。最終的にはだからどうした...という話だ。それでもやる価値はある。いや、価値云々の話ではない。挑戦するドキドキ感。これに勝る感情があるだろうか。
【エピソード】
▶︎▶︎0時間 → 6時間 64km avg.5'38/km
暑いくらいやなー pic.twitter.com/sD88SVjTtt— ひゃっほい太郎 (@hyahhoirunning) 2018年1月20日
気候が良く1月とは思えないほど暖かい。でも木陰や日が雲で隠れるとそこには確実に冬の存在を感じる。走りながらナチュラルな状態を意識。例えて言うなら、こたつの中でみかんを食べながら吉本新喜劇を見ている時と変わらない状態。ペースは自然とキロ5'40くらいで落ち着いた。
自分と同い年だろうか、子どもを連れBBQをしに来たファミリーや、寄り添い歩く男女の姿が自然と目に入る。よし!頑張って走ろう!彼らの姿がなぜかエネルギーなった。
過去に公園内に荷物を置いておいて全て盗まれた経験があるので、補給は駐車場に停めた車のトランクを利用する。ただ何度も立ち寄るとその分ロスタイムが生じるので、一定量の飲み物と行動食をザックに入れて走る。
およそ10kmごとにドーナツや行動食(実験的にジェルはとらないことにした)を口に入れる。食べて走る。そしてブリブリブリ。これが自分の走り方だ。
— ひゃっほい太郎 (@hyahhoirunning) 2018年1月20日
静寂な海を小船がゆっくりと航海するように黙々と(本当に一言も発しなかった)走り続けた。
▶︎▶︎6時間 → 12時間 60km avg.6'00/km
変化があったのは6時間が経過した頃。日が暮れ始めるとあっという間に暗くなり始めた。すると突然眠気が襲う。10kmラップがキロ6と示している。え?ウソやろ?こんな早くに?!自分でも信じられなかった。昨晩は興奮してあまり寝られなかったとは言え睡眠不足という程ではない。このまま失速していく嫌なイメージが頭を覆った。
何とかせねば!
Red Bull(185ml缶)投入!!
ロング缶とカフェイン量は同じ
ご存知の通り『翼をホニャホニャ』というキャッチコピーがあるが、本当にその通りで、眠気は一気に覚め、落ちかけたペースが舞い戻ってきた。
— ひゃっほい太郎 (@hyahhoirunning) 2018年1月20日
その時だった。
のり天ちゃん!!
ランシュー持ってきた?一緒に走ってぇぇ〜(//∇//)
応援に駆けつけてくれたがちょうど翼を授かったばかり。ここでは止まれない。お礼を言ってそのまま置き去りに(笑) その後ランウエアに着替えてくれてキロ5'50前後で引っ張ってくれた。
面白い話も面白くない話もしてくれた(笑)
差し入れの焼き鳥を一気喰い
うまうまぁ(//∇//)
100km通過は9時間32分。結果的にはもう少し抑えても良かったかもしれないが無理した感覚はそれほど感じない。
10時間が経過した頃だっただろうか。暗闇に現れたのは...
シュピ殿!!(R)
パルさん!!(L)
パルさんは面白い話。シュピ殿は盛り上げ。のり天ちゃんはドリンクの受け渡しなど。贅沢なサポートを受けながら走らせてもらう。暗くなった公園内に心地よい足音と笑い声が響き渡らせながら周回を重ねていった。
11時間〜12時間が経過した頃。パルさん、のり天ちゃんとはここでお別れ。お忙しいところ本当にありがとうございました!!
— ひゃっほい太郎 (@hyahhoirunning) 2018年1月20日
残り12時間
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