2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

第17回 24時間リレーマラソン神戸大会 2017 〜レースレポート①〜

第17回 24時間リレーマラソン神戸大会 2017 〜レースレポート①〜


〜結果報告〜
〜大会概要〜
からの続きです

※当記事はシングル(個人)の部について書いています。また、使用させて頂く画像のほとんどは頂いたものです。

【レースレポート】


▶︎▶︎スタートまで


ミフィオ、フッキーと地元の駅で待ち合わせして車で移動。阪神高速は事故渋滞やら自然渋滞等で全然車が進まない。カーナビでの到着予想時刻は12:30。スタート時刻過ぎてもうてるやん!( *`ω´) 車内ではハラハラドキドキの展開。googlemap大先生に新神戸トンネル・山麓バイパスの抜け道を教えてもらって何とか1時間前に無事到着。

3人「あっつ!でも神戸はこれでなくちゃ!!☀︎

今年からシングルの部の待機場所は変更となっているよう。とにかく荷物を下ろして受付へ。


ぎりぎりに到着したため並ぶことなくスムーズに受付完了。どうやら早く来られた方は炎天下のもと1時間近く列に並ばされた模様。急いで準備しているとあっという間にスタート10分前。トイレで用を足していると...

あれ?

中嶋さん!
※画像は昨年(2016年大会)のもの

中嶋さんは昨年の当大会で4位入賞をされている。今年は過酷な100マイルで知られるアンドラウルトラトレイルを完走済み。聞くと今年は四万十が控えているので無理をしないとのこと。そんな互いの近況を話をしていると…




▶︎▶︎START → 6時間 12:00-18:00
《05:54:59 33周 59.4km avg.5'58/km》


パーン

土曜日のお昼12:00。普通の人はクーラーの効いた部屋で吉本新喜劇を見ながら家族団欒でお昼ご飯を食べる時間だ。しかしここに集まった既に真っ黒に日焼けしたランナーたちはそんな事などお構いなし。灼熱の太陽の下、リレーのランナーやシングルのランナーでごった返したトラック上に号砲が快活に鳴り響いた。

おぉ。始まっちゃった。

何の緊張感もないままのスタート。リレーで襷を繋ぐため物凄いスピードでスタートダッシュをかけるランナーの背中を目で追いかける。凄い。こちらは襷をつなぐ相手はいない。ただ黙々と24時間走り続けるだけだ。相手がどう出ようと関係ない。とにかく一定ペースでひたすら走り続けるだけ。目標は…



123周
(*´-`)

一周1.8kmのコースなので、もし123周回できれば220kmを超えることになる。炎天下での24時間走。神戸24時間走は今年で3回目の挑戦だ。少なからずともどれだけ厳しいかを身をもって経験してきた。

2015年大会 137.7km       (→記事はコチラから)
2016年大会 197.2km 2位 (→記事はコチラから)

もちろんそう簡単に達成できるとは思っていない。でも将来的に神宮外苑で結果を出すにはここ神戸で少なくとも220km以上走れないとダメだろう。アフォみたいな暑さに加え、後半の失速を考えるとキロ6でどこまでいけるかが勝負(実際はもう少し遅く入るべきだったかも)。すると見覚えのある後ろ姿が。


パルさん!

今年はランナーとして出場されている。ほぼキロ6という素晴らしいペースで走られていたのでしばらく併走させてもらう。あんな話やこんな話で盛り上がる。相変わらず額から汗が滴り落ちるが、そんな暑さも吹っ飛ぶ面白い話をしてもらえた。調子に乗らず良いペースで引っ張ってもらえたことに感謝。


3周するとフッキーからドリンクを受け取る。今回フッキーには24時間ぶっ続けでサポートしてもらった。単にドリンクを手渡すだけでなくタイムを管理してくれたり補給食の用意をしてくれたり…、もちろんメンタル的にも最後まで頑張れる大きな支えとなってくれた。


そしてドリンクや氷が無くなった時にはラックちゃんが買い出しに行ってくれた。今回の24時間走を語る上で特にフッキーとラックちゃんの存在を無視することはできない。なぜなら彼らがいなければ絶対に結果は出なかったはずだから。


前半戦は特筆すべき事は無い。というか記憶を探っても「暑かったー!」と子どもが愚痴るような言葉しか出てこない。強いて言うなら周りのペースが想像以上に速い。毎年何人かは速い選手がいるが今年はキロ6を切るような走りを何人もいる。今年は関東から強いランナーが何人も来ているという風の噂を少し耳にしたが彼らがそうなのか。

まぁでも他人は他人っス
24時間走はあくまで自分との戦いっス
(特に序盤はっス)

そう言って気を落ち着かせた。調子に乗って周りのペースに引っ張られなくなったのは成長の証?!

変化があったのはスタートしてから5時間ほどだったと思う。突如として走ることもできなくなるほどの倦怠感が襲ってきた。やばい。熱中症か。原因は明らかに暑さによるもの。それまでも水をかぶっていたがタイムロスがないように軽く水をかける程度に過ぎない。ここを乗り切らなかったら24時間走が確実に終わってしまう。タイムロスはあってももう背に腹は変えられない。トイレへ行き、まるでこれから斬首される囚人のように蛇口の下に頭を突っこんだ。

頼む!復活してくれぇぇい!

こう願いながらしばらくの間後頭部に水をかけ続けた。コース上に出るとしばらくスロージョグ。風を浴びているとドロッとした熱が体から抜けたように感じた。足も軽くなり始めペースが戻ってきた。

この頃から甘い自家製ドリンクを受け付けなくなり、水やお茶、炭酸水などの甘くない飲み物ばかりを摂るようになる。


17:55頃 (05:54:59経過)
33周
59.4kmを走破


残り18時間


レースレポート②へつづく


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