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第3回 OSJ特別戦 KOUMI100 2016 〜リタイアの真相 その①〜

第3回 OSJ特別戦 KOUMI100 2016 〜リタイアの相 その①〜

からのつづきです。

【まえがき】

本題へ入る前にまずは2点、読者の皆様方に弁明しなければならない。1つ目は『リタイアの真相』などという大仰な副題をつけてしまったこと。そして2つ目は、リタイア(DNF)してしまったことについて否定的に書けばよいのか、それとも肯定的に書けばよいのか、筆者自身があやふやな感情(もしくは認識)のまま書き出すということ。

1つ目に関してはまぁ素人ランナーの毎度の戯言(ギャグ)として読者の皆さんの寛容さに甘えるつもりだ。リタイアの真相と言えど、なんて事はない。一人のおっさんがただ途中棄権しただけの話であって、リタイアしようが完走しようが明日の地球問題が解決するわけではない。それでもひとりのおっさんがリタイアしたという事実は、そのおっさんにとってはそれなりの重要性を持っている。だから読者の皆様に個人的なおっさんのリタイア劇をお見せするのは多少の心苦しさはあるが、当ブログの読者の方ならその真意を汲み取って頂けるだろうと完全に甘えきっているのだ。問題は2つ目である。筆者自身、今回のレースでリタイアしてしまったことの善し悪しについて現在ハッキリとした答え(もちろん必ずしも答えを出す必要はない)が出ている訳ではない。そうなると、たださえ読みにくい文章が読者の皆さんを一層困惑させることになり、これまた皆さんの寛容さに甘えることになってしまう。前回の記事でも述べた通り、自らレースを投げ出すというリタイアは初めての経験なので、自分でもこの結果については少々戸惑っている。いや、レース後徐々に戸惑い始めたと言った方がよいかもしれない。

なぜなのか。
これで良かったのか。
もう少し頑張れたのでは・・・

などと、ふと気づけば同じ問答を反芻している。美ヶ原の時のように負傷によるリタイアなら仕方なかったと諦めがつく。何かこれといった理由があれば、くよくよと悩まずに次に進めるのだが、器が小さくて有名な筆者にとって今回ばかりは無視して次に進めそうにない。もし無視してしまえば必ずや同じことを繰り返してしまうだろう。読者諸君の中には「なにをリタイアごときでくよくよと悩んでいるんだ。今回の経験を原動力に変えてまた来年リベンジすればいいじゃないか。ほら、あのイーグルスもテイクイットイージーと歌っているだろう。」と仰る方もおられるかもしれない。これは救われるお言葉で、リベンジすることが最良の解決法だと思う。しかしリベンジするためには同じ失敗を繰り返さないことが求められる。そのためにも『一体何があったのか』レースを今一度振り返りながら、筆者自身もその答え(もしそういうものがあるとしたら)を探してみようと思う。これから超個人的なおっさんの答え探しに読者諸君を付き合わせることは些か心苦しい。もしこれら2点をご理解頂けるという寛容極まりない読者がおられるならばの話であるが。さて、相変わらず何とも大袈裟な【まえがき】となってしまったが、次回はスタートからレースの内容を振り返りつつリタイアの真相について探っていきたいと思う。

あ、そうだ。肝心な事を書くことを忘れていた。なぜここまでリタイアしてしまったことに執着するのか。最初に述べた通り、リタイアすることの善し悪しはよく分からない。もちろんリタイア(DNF)することが悪いことだと決めつけてはいない。それにリタイアした人をとやかく言うつもりも毛頭ない。ここに書く内容はあくまで筆者自身に向けられた個人的なことであり、教訓めいた事や指南するような感情は一切含まれていない。リタイアする上で人それぞれ様々な事情があるはずだ。筆者自身も複雑な事情や感情が混じりあってリタイアという決断に至った・・・

いや、待てよ。
本当にそうだろうか。



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