2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

高架階段往復耐久走

高架階段往復耐久走


【概要】

《日時》
2016.9.4(Sun)14:00〜

《コース》


跨線橋高架階段の往復

1往復あたり
水平距離 : 約0.039km
獲得標高 : 約9.6m (16cm×60段)

《結果》
2'00"00
170往復
水平距離 : 6.63km
獲得標高 : 1632m

前回の記事通り、奥四万十ウルトラトレイルが台風の影響で中止となった。足の調子を考えると今は距離を踏むより短時間で追い込めるようなトレーニングがしたい。だからと言ってインターバルなどのように猛スピードで走るのは足のことを考えると良くはないだろう。それにインターバルなんてものはそもそもやり方さえもよく分からない(ランナー失格である)。山も考えたがもう少しコンディションが良くなってからの方が楽しめると思い断念。ではどうするか…そこで思いついたのが階段往復耐久走だ。

実はここ最近、近場にある跨線橋の高架階段を利用して階段往復走をしている。この高架階段はよく見かける歩道橋よりも高低差があり、線路を越えるためのバイパス道路に横付けされた歩道橋の一部だ。また、市街地というよりも高速道路沿いのため人通りがほとんどない(少なくとも自分が利用する時間帯においては。)のでトレーニングには最適と言える。(人通りはほとんどないが通行する方がおられた場合は追い抜くようなことはせず一時中断した。ちなみにこの日は1人。)

3時間ぶっ通しでやってみよう!

この日はそういった意気込みで現場までの2.5kmを走って行く。ドリンクも500mlペットボトルを2本購入し計1L用意しておいた。さて開始。何往復したかは数えられなくなるので腕時計のlap機能を利用。1往復ごとにポチっ。ポチっ。ポチ・・・・。

何てことはない。だだ登っては下る。ただこれを繰り返すだけ。30分が経過。時間は一番気温の高い14時頃なのですでに顔面汗だくの状態。気温は34度くらいか。まともに当たる太陽光が追い打ちをかける。30分おきに水分補給というルールを勝手に決めて走る。もちろん補給時も足を止めずに走り続ける。

驚くほど時間が過ぎない。先ほどチラリと時計を見てから3分も経っていない。はぁ?!思わず声をあげてしまった。あまりにも狭い空間内を走っているため感覚がおかしくなるのだろうか・・・。

できる限り時計を見ないようにするため、別のことを考える。そういえば昔テレビでこんな番組がやってたっけ。そのテレビ番組には100m以上も素潜りで潜水するプロのフリーダイバーの方が出ていた。その方曰く思考するだけで脳が酸素を消費するらしい。より深くより長く潜水するために少しでも酸素消費量を抑えたいそのダイバーは頭の中を無の状態へともっていく必要がある。そのためには身体を鍛えるばかりでなく心を鍛えなければならないと感じたそのダイバーは禅を取り入れるようになる。そこで「因果一如」という言葉と出会う。この言葉は「原因と結果は同じであり、努力したからといって良い結果が生まれるわけではない」というような意味らしい。だから「結果を求めるのではなく今の一瞬一瞬に集中することが大切だ」と思えるようになり飛躍的に潜水距離が伸びたというようなことをおっしゃっていた。また、こうもおっしゃっていた覚えがある。「メンタルでメンタルはコントロールできない。ではどうするか。同じ行動を繰り返すことでメンタルはコントロールできる」と。要するにフィジカルでメンタルをコントロールするということだろうか。

まさしくこの階段昇降は同じことの繰り返し。潜水するかのごとく目の前の階段1歩1歩に集中する。しかし、一端の甘ちゃんがやっても当然メンタルをコントロールすることはできず、ぶくぶくと溺れそうになり、また時計を見てしまった。

10分しか経ってへんやないかーい!

嘘みたいなほど時間が経たない。この頃から3時間耐久走を諦める心が生まれ始めた。とにかく次の水分補給だけを楽しみに走り続ける。そしてようやく1時間が経過。ペットボトルを片手にガブガブと補給。この時点で500mlペットボトルを1本消費。残り1本。3時間は無理だ。

よし!2時間へ変更だっちゃ!!

残り1時間だと思うと急に気が楽になり、ようやく集中することができるようになった。特筆すべきことは何も無い。ただ汗だくのおっさんが階段を登り降りしているだけだ。前日行った最高記録の120往復を超える。これで標高差を1000m以上登ったことになる。当たり前の話だが実感としては全く無い。空気が薄くなることもなければ、木々の様相が変化することもない。どれだけ標高を登ろうが目の前の景色は一向に変わらない。

そしてついに2時間が経過。計170往復。獲得標高は約1632m。その後ジョグして自宅まで2.5kmの道のりを走ったが、ふわふわした不思議な感覚を覚えた。2時間ひたすら上下運動ばかりしていたので水平方向への移動に身体が驚いたのだろう。

とまぁこんな練習は意味があるのか全くわからないが、変な意味での達成感があったのは間違いない。いつ階段往復24時間走なるイベントが開催されても良いようにトレーニングに励もう(笑)


コメント

ぱル彦 さんのコメント…
ハルカスの階段を駆け上る大会が開催されるみたいよ。
スカイレースやトレイルとはまた違ったスポーツとして世界で流行ってきているらしい。たぶんこういう馬鹿なスポーツを考案するのは欧米。
この練習してたら上位に食い込めるんとちゃうかな。
Unknown さんの投稿…

2回目だけど

キモイよね。

うん、おかげで元気になれた(笑)
これって昇り降りしててフラフラならないの?目が回りそうだし、ぜーーーーーったいマネしないけど!
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
最近何かと話題になってる垂直マラソンですよね!宣伝もかなり力入れてますよねー。ちなみ自分はこういう大会にあまり関心がありません(笑)別に嫌ってるとかそんなんではなくて、ぶっちゃけ絶対勝てないからです(笑)それにこの往復走してても全く心肺は鍛えられないっすよ。(真似してくれたらその意味がわかると思います。きっと何の効果があんねん?!ってなりますよ。)

大会よりも今は意味のないことを色々と試してみたいですね!何かいい案があれば教えて下さい♪
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
キモい頂きました(笑)やっとそういう客観的なコメントを頂けるようになって実は安心していたりもします(笑)

目が回るとか気持ち悪くなるとかいうフラフラ感はないけど、暑さと代わり映えしない景色にフラフラした・・・。ぜひとも真似してみて♪後悔しかないと思うからwww
paruhiko さんのコメント…
ハルカス上るのに参加費5,300円やった。5,000円あればもっと意味のないこと出来そうね。
階段はダッシュしないと心肺機能上がらんね。ゆるゆるするにしても1,000段ぐらいでないと効果がないんやろね。

意味のないことねぇ。セグウェイで日本一週とか、竹馬で鍋谷峠走るとか。
そういやUTGKだったっけ?あれは?
ナビ横田 さんのコメント…
すごい!上り下りを170往復って!メンタル強すぎやわ
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
横田兄キングお疲れ様です!いやぁ、大げさなタイトルつけてるだけで実は大したことないっすよ〜(笑) やってることはただの不審者ですからw