2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

単独24時間以上マラソン@大泉緑地 〜前夜〜



言葉では簡単に説明できない。内なる衝動なんだ。

NHKのBSで過去に放映された『GREAT RACE 世界で最も寒く過酷なレース カナダ・ユーコン700km』において、完走者が「なぜ挑戦するのか?」という問いに対して答えた言葉である。気温マイナス40度にもなるカナダの雪原700kmを、ラン、スキー、マウンテンバイクなど各々の手段で13日間以内に走破するというわけのわからないレース。汗をかくとたちまち凍りつき低体温症や凍傷の危険性と常に隣り合わせの状態でレースが繰り広げられる。スピードだけではどうにもならない世界。同レースに樺島選手が日本人初参戦。この方は南極マラソンやサハラマラソンなどで上位入賞するなどの実力者。しかし異常なくらいの寒さで身の危険を感じて途中でリタイア。まさに命を賭けたレースである。



昨日、仕事帰りの深夜にビール片手に観ていたのだがあまりのレースの過酷さに夢中になってしまい気づけば午前3時過ぎ。見終わった時には自分もレースの一部を走ったかのような疲労感(実際は暖房の効いた部屋でビール片手に見てただけだが)。この番組ラストに完走者が語った言葉があまりにもインパクトがあった。もちろん彼らと自分にはあまりにもかけ離れた走力や精神力があり、比べるのもおこがましいのだが、なぜかこの言葉に共感せずにはいられなかった。



内なる衝動どこかで聞いた言葉だ。はて…早速調べてみると、イタリア大女優ソフィア・ローレンの名言である。

That is why some people with mediocre talent, but with great inner drive, go so much further than people with vastly superior talent.

平凡な才能であっても偉大な内なる衝動があれば、はるかに優れた才能を持つ人よりもさらなる高みへ進めるからだ。

なるほど。あぁダメだ。やばい。こうなってしまっては、居ても立っても居られない。平凡な自分でも可能な範囲で何かしら過酷な状況に追い込んでみたい。これは内なる衝動なのだろうか。確かめたい。しかし突然のことである。何をすれば良いのか。山か?わからない。あまりにも無計画である。一番手っ取り早くて安全に己の限界を試せるのは公園内の24時間走だ。

明日になればこの気持ちが途切れてしまうかもしれない。もしかしたら途中でやめてしまうかもしれない。だかそれを防ぐためにも、あえて前日に当ブログで宣言しておこうと思う。

場所 : 大泉緑地公園
スタート : 1/30(土)13:00〜
時間 : 24時間以上(目標は27時間)
距離 : 目標は24時間で180km以上
※補給や着替えは自由
※距離計測はgps時計。
(何周したかなんて絶対わからなくなるので笑)

こんなことを事前に宣言するなんて、なんとも独りよがりで羞恥の念が拭えないが、実はここまでしないと明日になって急に「やっぱりやーめた!」と言い出しかねない非常に弱い人間なのである。

問題は土曜日が雨予報。うーん、まぁ大丈夫かな笑。 日曜日は大阪国際女子マラソンや同時開催の大阪ハーフで少し北へ行けば盛り上がっているかと思うが、彼らの応援の意味も込めてここはひとつあえて孤独に楽しんでみたいと思う(笑)


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