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OSJ氷ノ山山系トレイルレース 2015
【概要】
《日程》
10/17(土) 前日受付
10/18(日) 6:00 レース開始
21:00 レース終了(制限時間15時間)
《天候》
晴れ☀︎
平均気温16.4℃(最高気温25.5℃ 最低気温11.0℃)
《コース》
約77km(OSJ発表)
累積上昇高度 3519m 実際の累積標高は4000m前後かな?
累積下降高度 3482m
9時間26分50秒
総合 31位
30代男子 11位
《装備》
〜ウエア〜
プリトビッツェM大会Tシャツ
ショートパンツ (Kalenji)
アンダー(Under Armour)
靴下 (drymax)
アームカバー(CW-X)
ゲイター(CEP)
シューズ trailrock245(inov-8)
キャップ (ARC'TERYX)
ザック SJ ULTRA VEST 2.0(Ultimate Direction)
ポーチ QUANTUM(ultrAspire)
レインウエア パーサライトジャケット&パンツ(mont-bell)
ヘッドライト ギズモ(BlackDiamond)
シンプルハイドレーション
ボトル(Ultimate Direction)
ソフトフラスク250ml×2(salomon)
予備電池
救急セット
エマージェンシーシート(SOL)
熊鈴
〜食糧〜
パワーバージェル×4
ハニースティンガー×3
shotz×3
自作ジェル(水・粉飴計200g・アミノ酸2袋・クエン酸・食塩) → 全て消費
※ジェルは計8個使用
《装備》
〜ウエア〜
プリトビッツェM大会Tシャツ
ショートパンツ (Kalenji)
アンダー(Under Armour)
靴下 (drymax)
アームカバー(CW-X)
ゲイター(CEP)
シューズ trailrock245(inov-8)
キャップ (ARC'TERYX)
ザック SJ ULTRA VEST 2.0(Ultimate Direction)
ポーチ QUANTUM(ultrAspire)
レインウエア パーサライトジャケット&パンツ(mont-bell)
ヘッドライト ギズモ(BlackDiamond)
シンプルハイドレーション
ボトル(Ultimate Direction)
ソフトフラスク250ml×2(salomon)
予備電池
救急セット
エマージェンシーシート(SOL)
熊鈴
〜食糧〜
パワーバージェル×4
ハニースティンガー×3
shotz×3
自作ジェル(水・粉飴計200g・アミノ酸2袋・クエン酸・食塩) → 全て消費
※ジェルは計8個使用
《宿泊地(キャンプ地)》
響の森駐車場内
※「氷太くん」にてトイレ使用可能
《温泉》
《温泉》
※ゼッケン提示により200円で利用可能(要確認)
【レース前日 10\17(土)】
11:00頃
河原ICで高速を降りてから昼飯を食べるところを探すが店が無い(笑)。かろうじて開いていた「たけや」で遅めの昼食。※昼食はSAで済ませるのが無難でしょう。
スーパーで買い出しをしたりなどして、受付会場である高原の宿 氷太くんへ到着。
1年ぶり!
テンション上がります♪
前夜祭会場
受付完了!
ここで坂好メンバーとも合流できました。まゆちゃん、レフタツ兄貴、じゅんさん、隊長のタカさんです!思えば去年は一人で出場し、パイセンと初めて出会ったのはこの大会(昨年のブログはコチラ)。今年はこうして大勢の仲間と一緒に来れたことは幸せですね♪まぁ全員変な人ばかりですが(笑)
17:30頃
前夜祭スタート
コース説明の前に食事を取りに行きますが・・・
あっという間になくなる(笑)
ご安心下さい。このオードブル争奪戦は予想していたので、激戦を制し何とか食料をゲットしました。唐揚げやら魚のフライやら酢豚的な物やらポテトフライやらたくさん種類がありましたね。昨年はしなびた唐揚げとおにぎりだけだったので進歩です(笑)。ちなみに心の優しいパルさんは全く取れなかったそうですw
18:30頃
昨年同様、響の森駐車場にてテントを張り、プチ宴会開始。
すると・・・
お客様が・・・
たぬき!
こんな近くでたぬきを見たのは初めてです。しかも人慣れしているのか至近距離まで近づいてきました。今回足の故障でめちゃくちゃ楽しみにしていた氷ノ山に出れないミフィオの怨念がこのたぬきに乗り移ってきたのでしょう。勝手にミフィオと名前をつけて一緒にプチ宴会を楽しみました♪
近くのキャンプ場で宿泊しているタカさんジュンさんと電話でアホ話をして・・・
21:30頃
おとなしく就寝
【レース当日 10\18(日)】
《スタートまで》
5:00頃
スタート・フィニッシュ会場のわかさ氷ノ山スキー場ゲレンデへ車で移動(約5分)
駐車場へ
荷物チェックは熊鈴・水分1Lのみ。第3関門(約55km地点)にて16:00以降到着のランナーはヘッドライトのチェックがあります(無ければ失格なので要注意)。
荷物を預け準備万端
寒いですが中で待機するほどでは無かった
スタート位置でバシャバシャ写真を撮ってる時にも思いがけない出会いがありましたが、その話はまた後ほど。
初のロングトレイルレースに緊張するパル彦
ミフィオの形見(ミッフィー人形w)に完走を誓う
そして・・・
6:00
レーススタート!
《スタート〜15km地点(とちのき村) avg.10'05/km》
カウントダウンとともに約600人のトレイルランナーがスキー場のゲレンデを駆け上がっていきます。パルさんと一緒にスタートしたのですが、あっという間に前の集団の中へ消えて行きました。オレは無理せず歩きながら駆け上がっていく大集団を眺めます。遠く先頭にはほぼダッシュと言えるほどのスピードで駆け上がる小集団が見えました。あの中にパイセンもいるのでしょう。それにしてもほとんどのランナーが走ってましたね。中には開始10分でゼェゼェ息を切らしている方も。
昨年の写真
しかし、皆が多少無理してでも急ぐ理由が後に判明します。それは、
大渋滞
ゲレンデの途中から道幅が狭い登山道に変わるのですが、そこでは大渋滞が発生し全く前へ進まない。しびれをきらしたランナーが登山道の外へはみ出して無理矢理登っている姿も見受けられましたが、これはちょっと良くありませんね。トレイルランナーが正規の道を進まず登山道が荒らされているというトラブルを小耳に挟んだことがあるのでレースに参加する以上こういったマナーは守る必要があります。大渋滞を避けたければはじめからダッシュしてゲレンデを登りましょう(笑)
シングルトラックの渋滞は仕方ありませんので、ノンビリ行くとします。後ろを振り返ると、山々に朝日が差し込み、赤く紅葉した木々を照らしています。朝の澄んだ空気も入り混じって素晴らしい景色が眼下に広がっていました。気持ちがいいですね!これは氷ノ山山頂付近の景色に夢が膨らみます♪
ゲレンデを登り終えると登山道に入っていきます。少しずつ前の流れから遅れるランナーが出てきますので、「通りますぅ」と声かけをしながらパスしてジリジリと前へ進みます。スタートから3kmほどゲレンデと登山道の激坂を登り終えると三ノ丸に出ます。ここから稜線沿いになり走りやすいトレイルが続きます。しかし、かなりゆっくり登ってしまったためにランナーが多く、思うようには全く走れません。あまり焦っても仕方ないのでここはウォーミングアップと思って流れに乗るようにして走りました。すると前方に見覚えのある方が!
ヒロさん!
これはフィニッシュ後の写真ですが、見事完走されていました!確か年代別では入賞されていましたね!FBを通して知り合った方ですが、なんとこの方、オレの母親と年齢が確か変わらなかったはず!にもかかわらずこんなロングの過酷なトレイルレースを完走するなんて…。それもそのはず。数々の超長距離の大会を完走してきた経緯をもつ偉大なランナーです。今年の丹後ではタイタンランナーの称号を経ていましたから(笑)
そうそう、スタート前にヒロさんを通してオカテツさん(勝手に名付けましたw苦情は受け付けますww)とも知り合うことができました!
スタート前に一緒に「ヤぁ〜」
昨年も氷ノ山に出られていたそうですが体調不良で途中リタイア。今年はその悔しさを晴らすべく見事完走!!フィニッシュ後にお話する時間もあって、面白い練習会の約束をしてお別れしました。
雲海が広がり標高が1510mとは思えないほどの高度感を感じます。あまりの美しさにカメラを出して写真を撮っていると
りょーーー!!
この声は!そうです。坂好練習会隊長ことナ○パランナーのタカさんです(笑)。あれ?タカさんはこんなペースではないはず。もっと前方にいてもおかしくないのですが、にゃるほど、理由が分かりました。その理由はご本人のためにもここではあえて控えさせて頂きます笑。
自撮りする横のランナーとの顔の温度差ww
おふざけタカさんと別れた後は氷ノ山山頂から一気に下ります。最初は岩場が多いので無理せず慎重に下っていきます。岩場ゾーンが過ぎると木の根の多いトレイルの下りが続くので、ここも無理せず慎重に下ります(笑)。今考えるとこの下りもかなりのスローペースでしたね。しかし先週のKOUMI100で前半無理すると後半にとんでもないダメージがやってくるのを経験していたので慎重に。この作戦(?!)は後に功を奏します。
10km地点までくると、ハチ高原の気持ちの良いトレイルに変わります。ここは昨年出た時にバシバシ写真を撮った場所でもあります。立ち止まってカメラを取り出すランナーも数多く見られました。
今年は昨年とコースが変更になり高丸山、鉢伏山へは登らず、急階段の手前で左折し下ります。その分、後半に扇ノ山へ登るルートが追加されましたが、トータルとして見た場合累積標高が減って昨年よりも少し楽になった印象を受けました。(距離は昨年とほぼ一緒でしょうか)
昨年の写真
今年は昨年とコースが変更になり高丸山、鉢伏山へは登らず、急階段の手前で左折し下ります。その分、後半に扇ノ山へ登るルートが追加されましたが、トータルとして見た場合累積標高が減って昨年よりも少し楽になった印象を受けました。(距離は昨年とほぼ一緒でしょうか)
ゲレンデを駆け下り林道を走って舗装路に出ると15km地点の第1関門であるとちのき村へ到着です。
《15km地点(とちのき村)〜45km地点(青毛集落公民館前) avg.6'01/km》
ここにはあったかいタマネギスープがあってこれがめっさ美味かった♪身も心もあったまるとすぐに出発します。ここから7kmほどロード区間が続きます。ここまでゆっくりきていたのでつい飛ばしたくなりますが、
ここはガマンガマン…
と自分に言い聞かせて自重しながら下っていきました。こういったロングレースでは舗装路の下りを気持ち良さのあまりに責めてしまうと後でとんでもないダメージとなって返ってきます。これもKOUMI100で学んだことです。しかも自分は先週に100マイルを走っている身。足裏のダメージがすでにある中でのスタートだったので尚更気を使いました。案の定下りでランナーに抜かされ始めますが、気にせず周りの景色を楽しみながら下っていきました。
とちのき村から約7kmほどロードを走ると22km地点のエイドに到着します。この時ぐんぐん気温が上がりかなり暑くなってきていたので、ここで首から少し水をかけてもらい水の補給を済ませました。今回もジェルは1時間に1本、糖度を薄めた自作ジェルを15分おきに一口補給していたので、レース中エイドではほとんど固形物を補給することはありませんでした。(と言っても、このレースはおにぎりなど通常のロングレースであるような代物は一切ありませんので要注意w)暑かったのでコーラがうまい!
さてこのエイドを通過すると林道区間へ突入していきます。この林道はアップダウンが多くなかなか個人的に好きなコースです(嫌いな人にとってはかなりイヤなコースだと思いますが)。歩くランナーがほとんどですが、一定ペースを守ってきた自分はこの林道もペースを崩さず走り続けます。というわけでこの林道区間は自動的にごぼう抜き状態と化します。ちなみに、ここからフィニッシュまで誰一人抜かれることはありませんでした(笑)その中に後ろ姿からでも分かるダンディズム漂うランナーが!
おとっつぁんはパイセンのパパです。ハセツネにも出場経験のあるおとっつぁんはもうすぐ還暦という酒飲みランナー(笑)。しかし年齢を感じさせない走りで、こんな過酷なトレイルレースにも出場しています。結局11時間でフィニッシュして年代別7位。親子揃って超人ですね(笑)おとっつぁんに元気とダンディズムをもらって先行させてもらいました。
林道ははじめの登りは結構きついですがある程度行くとフラットな道が続きます。登り、下り、平坦でギアを入れ替えながら走りました。林道終盤では一部激しい下りがありますが、ここも自重して足裏に優しい走りを心がけました。
おとっつぁん!!
フィニッシュ時の写真
(ひゃっほいポーズまでしてくれました笑)
おとっつぁんはパイセンのパパです。ハセツネにも出場経験のあるおとっつぁんはもうすぐ還暦という酒飲みランナー(笑)。しかし年齢を感じさせない走りで、こんな過酷なトレイルレースにも出場しています。結局11時間でフィニッシュして年代別7位。親子揃って超人ですね(笑)おとっつぁんに元気とダンディズムをもらって先行させてもらいました。
林道ははじめの登りは結構きついですがある程度行くとフラットな道が続きます。登り、下り、平坦でギアを入れ替えながら走りました。林道終盤では一部激しい下りがありますが、ここも自重して足裏に優しい走りを心がけました。
林道を約10kmほど走り抜けると、アドベンチャーコースに突入します。約2,3kmほどの短いエリアなのですが、ここは地元の方の協力でルート開拓した登山道とは言えないかなり危険なコース。2年前の大会では雨で皆がドロドロになって進んだとかいう場所。ちなみに今年のアドベンチャーコースは昨年出た時と全く同じコースだったのですが、昨年よりも走りやすかった印象。しっかり昨年より踏み跡がしっかりしていて、ずり落ちながら走るような箇所はほんの一部のみ。なので、かなり快適に進めました。正直言うと、少し物足りませんでしたが(笑)
アドベンチャーコースを抜けると肥前畑という町に出て、そこから第2関門まで約9kmほどのロード区間が続きます。確かアドベンチャーエリアを抜けると昨年はエイドがあったように記憶していましたが、今年はありませんでした。下りの多いロード区間ですがここもあまりペースを上げすぎないように一定ペースを維持します。徐々にサブテンペースのランナーをパスしていきます。すると、遠くの方にアノ人が!!
パルさん!!
じゅんさん撮影(場所は全然違うところですw)
後ろからでもすぐに分かります(笑)。前のランナーを抜かしながら快調に走っておられます。出会えた喜びのあまりついついペースをぐんと上げて追いつきました。まだまだ元気そうです!このまま行けばサブテンも狙えるペース!パルさんは当ブログの読者ならご存知。走力は人一倍あるのですが持ち前の(?!)胃の弱さでウルトラではゲロゲロなって完走できないことが多いですが、トレイルのウルトラではもしかしたら余裕の完走を見せてもらえるかもしれません!山も林道もロードも普段はオールマイティに走るラン歴も凄いパルさんですが実はロングのトレイルレースは実は初めて。自分が言うのもなんですが、これを機にロングトレイルレースの魅力にハマっていって欲しいですね!!パルさんとは話もほどほどに(一旦話し出すと長くなるのでwww)完走を誓い合って先行させてもらいました!
パルさん撮影
ばいばいきーん
パルさんと別れてしばらく走ると約45km地点の第2関門である青毛集落公民館前に到着です。
「よー走りますねー!!」
誰かと思えばKOUMI100でもお世話になったOSJのスタッフの方(ヒゲでガタイのいい方w)です。覚えてもらえてたのは嬉しかったですね♪今後もOSJの大会は積極的に参加すると思いますのでよろしくお願いします!それにしても、KOUMI100を走って氷ノ山に出た方はどれくらいいるのでしょうか?今の所分かっているのはオレとパイセンだけですw
さてここから後半戦。気持ちを入れ替えて走り始めます。ここからは上山高原まで約2,3kmの急勾配の登山道を登ります。昨年はここでへばってしまい、フラフラになりながら登った記憶があります。今年はどうだったか…
やっぱりしんどいッス(笑)
でも昨年とは違って足が前へ出る出る。。前半を抑えた結果なのか、ジェルをこまめに補給しエネルギー切れにならなかった結果なのか、とにかくフラフラにならずに前を行くランナーをどんどんパスすることができた!少し傾斜が緩やかになった登りでもゆっくり走り続けることでペースを維持。
昨年とは明らかに違う走りで約48km地点にある上山高原のエイドへ到着。しかしここからが地味に辛かった。いくらフラフラにならなかったとは言えこの登りでかなりの体力を消耗。このエイドから今回追加された扇ノ山山頂を通って第3関門までロード・トレイルを含めて約9km。今回のレースで課題があるとすればこの区間。しんどさが出てしまって馬力がガクッと低下。KOUMI100を走った時にも実感したが圧倒的にトレイルの登りが弱い。ロードや林道では登りでもすいすい登れるが、トレイルになると一気に疲れてしまう。原因は山での練習不足。トレイルレースで強くなるにはやっぱ山を走らないとアカン。
扇ノ山へのトレイルに入ってからは前を行くランナーに必死でついていった。このランナー見た目に特徴がある。
上半身ハダカにトレランザック
というスタイル(笑)。登り下りともに一定ペースで走られており、必死でついて行った。そう言えばこの裸ランナー、何回も大声で「暑いーー!!」と叫ばれていた。
いやいや、あなたが一番涼しい格好してまっせ
というツッコミを入れながら走りました(笑)この方がいなければ大きく失速していたに違いない。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
ハダカと雄叫びをありがとう。
扇ノ山(標高1310m)を越え、激下りをガンガン下っていき、55km地点である第3関門のふるさとの森登山口に到着。
《55km地点(ふるさとの森登山口)〜フィニッシュ avg.5'46/km》
ここは昨年水しかありませんでしたが、今年はコーラに水にチョコレートがありました!昨年と比べると雲泥の差(笑)。エイドの方に残りの距離を聞く22kmとのこと。あまり信用していないのでホントですか?と尋ねると車で測ったら間違いないとのこと。まぁ信じるとしましょうか(笑)
扇ノ山(標高1310m)を越え、激下りをガンガン下っていき、55km地点である第3関門のふるさとの森登山口に到着。
《55km地点(ふるさとの森登山口)〜フィニッシュ avg.5'46/km》
ここは昨年水しかありませんでしたが、今年はコーラに水にチョコレートがありました!昨年と比べると雲泥の差(笑)。エイドの方に残りの距離を聞く22kmとのこと。あまり信用していないのでホントですか?と尋ねると車で測ったら間違いないとのこと。まぁ信じるとしましょうか(笑)
ここで最後の補給をし最後の林道へと備えます。昨年は第2関門からここまで大苦戦したものの最後の林道を良いペースで走れたので順位を上げる事ができました。この氷ノ山トレイルレースはこの最後の林道20km超が勝負の分かれ目と言っていいかもしれません。ここがしっかり走れなければ今まで作ってきた貯金がパァになるわけですし、逆にここをハイペースでクリアできれば前半の遅れを取り戻す事ができます。そして、何より最後に気持ちよく走れると達成感が半端ない(笑)。しかしいくら前半を抑えたからといってここをハイペースで走れるとは限りません。スタミナや定期的なエネルギー補給が求められます。そして何より必要なのは、
根性(爆)
55km近く走ってきた足は重いです。そして多少なりともアップダウンのある走りにくい林道です。しかも距離が約20km。気を抜けば一瞬で失速していきます。なので最後は根性でぶっちぎるしかありません。コツはこれを我慢して走り抜けばゴールだと念じ続けることです(笑)
とは言ってもそう簡単なことではありません。オレも途中であきらめそうになりましたが、ある事件が起こってハイペースで走りきることができました。では一体何があったのか・・・
扇ノ山付近からオレの後ろにずっとついていた赤いバンダナのランナーがいたのですが、第3関門で補給しているうちにその方に先行されてしまいました。その方を追いかけるような形で林道を走り始めました。なかなかいいペースをキープされています。絶対にこの方について行かなければならない!と腹をくくって走りますが、カーブを曲がるごとに少しずつ離されているのが実感できました。
ヤバい。こんな林道の序盤で失速すればレース前半を抑えてきた意味が無い・・・。
林道を3kmほど走ったところでしょうか。何と彼に出会います!!
パイセン!!
なんということでしょう。坂好の絶対的エースであるパイセンが林道を歩いているではありませんか?!聞くとKOUMI100でも苦戦した足の痛みで下りが全く走れなくなったとのこと。氷ノ山からの下りですでに限界にきていたようですが、ここまで根性で走ってきたらしい。トップ選手ともなると大抵はダメなレースは早々にリタイアする方も多いですが、彼は違います。不屈の精神で最後まであきらめない。オレより1つ年下とは思えません(涙)。
パイセンいくぞーーーー!!!
オレに負けてどないすんねやーーーー!!!
喝を入れてパイセンを後ろから追い越すと、
パイセン「チクショーーーー!!」
何と後ろからパイセンがついてきました!二人で引っ張り合って、この時キロ5分を切るペース(爆)失速しているランナーを次々と抜かしていきます。その中には先ほど先行されてしまった赤いバンダナのランナーも含まれています。パイセンはかなり苦しそうでしたが約2kmほどを一緒に走りました。
パイセン「あとは任せたー!」
足の痛みは根性ではどうにもなりません。にも関わらず一時的にでもトップスピードで走るパイセンの底力に驚かされました。パイセンとは一緒にKOUMI100を走って氷ノ山に出た仲です。彼の分まで絶対に最後まで諦めるわけにはいきません。
パイセンと出会って復活したこの推進力で約10kmを突っ走りますが、疲労がたまってきているのが実感できます。なにせ距離が20km近くあるのですから失速してしまえば、後ろのランナーにすぐ追いつかれてしまいます。とにかく我慢。距離表示が出てきました。ゴールまであと8km。しかし登りも多いこの林道。下りや平坦は大丈夫ですが、登りになると極端にペースが落ちる。それでも失速しているランナーを次々と抜いていきました。なかには「すばらしい!」と拍手して応援してくれるランナーもいます。とにかく登りで多少ペースが落ちたとしても平坦下りではできるだけ頑張りますが、明らかに全体的なペースが落ちているのが分かります。このままでは後ろのランナーに追いつかれるかも・・・その時でした。
ミシっ(木の枝が折れる音)
後ろを振り返ると、後ろに赤いバンダナのランナーがいるではありませんか!!
ヤバい・・・。このままでは追いつかれてしまう・・・。
つい甘えた心が出てしまってこのまま抜かれても仕方ないか。という気持ちが沸き起こりますが、その時残りの距離表示が現れました。
ゴールまで残り2km
ここで赤いバンダナのランナーに抜かれたら林道を攻めた意味がありません。あと少し。そのうち林道から舗装路に変わります。ここでギアチェンジ!!一気に加速して下っていきました。後ろを振り返るとついてきていません。意地でも最後までこのペースで走りきれば逃げ切れる!そんな気持ちで舗装路の下りを爆走。ちなみに距離表示は恐らく間違っていて舗装路は3.5kmほどあります。舗装路だけでも2人のランナーを抜きました。そして、ゲレンデが現れました。フィニッシュゲートが見えると「よぉ頑張ったなぁ」と何度も自分に言い聞かせながらゲレンデを駆け下りました。そして・・・
フィニッシュ!!
ひゃっほい
速報の上位者名簿に載りました♪
9時間26分50秒
総合 31位
30代男子 11位
《フィニッシュ後》
フィニッシュ後、林道で追いつかれそうになった赤いバンダナのランナーとお互いの健闘を讃え合いました!何とこの方キャノンボールのスピードの部で過去に優勝をされている方とのこと。その方と最後に競り合えたことは嬉しいですね!すると、
もしかして、りょーさんですか?!
イケメンランナーに話しかけられました!この方、FBで知らず知らずのうちにつながっていたS原さんで何とイッチーさんとも繋がりがあるみたいです。しかも8時間30分ほどでフィニッシュしたらしく上位の超人ランナー。赤いバンダナランナーの方ともお知り合いらしく図々しくも仲間のランナーの方々と一緒に写真に入らさせてもらいました♪
猛者ばかりの中、恐縮です(汗)
真ん中:赤いバンダナランナー
右から2番目:S原さん
そうこうするうちにパイセンが帰ってきました!!足の痛みをかかえながらもリタイアすることなく完走!!しかもサブテンでフィニッシュです。これには感動しました!!
ついにパイセンに勝利!(笑)
無料で豚汁と鶏飯を頂き、風呂へ
戻ると
タカさん、じゅんさんが完走!
(偶然にも二人とも同じ女子ランナーをナンパランしていたことはここだけの秘密♥︎)
そして
パルさんが帰ってきたー!!
(途中ゲロゲロになったものの元気に13時間切りでフィニッシュ!)
まゆちゃんは惜しくも第3関門でDNF
(でも人一倍元気でしたねw)
そしてレフタツ兄貴もフィニッシュ!!
(トラブルで後半からペットボトル1本で走りきったそうな)
【あとがき】
先週にKOUMI100を走ったあと、足の脛から下がパンパンに腫れました。特に足首や足裏が腫れていて、夜寝てる時でも疼くような痛みに起きることもしばしば。3~4日ほど休足していると腫れや痛みが引いたので氷ノ山に参戦を決意。実はギリギリまでDNS(棄権)するかどうか悩んでいました。しかし、いざ走り出してみるとそれほどダメージを感じることはなく、むしろ気持ちよく走れたというのが本音です。最初から飛ばさず抑えて走ったのが足慣らしになって功を奏したのかもしれません。自分はもしかするとこういった走り方が向いているのかもしれません。後半型でじわじわ順位をあげて最後でごぼう抜きしていくというスタイル。もちろんこういった走り方ではトップ集団に追いつく事は不可能ですが、今の楽しみながら走るというスタイルを確立するにはこれが一番のように感じます。
さて、年内はしばらくこれほどのロングレースはありません。思えば9月後半から、
・氷ノ山トレイル(77km)
とアホみたいに連戦が続きました(笑)。
しばらくはお休み!キャンプや登山を楽しみまぁす!
と言いたいところですが実はアドベンチャーレースやらトレイルレースにエントリー済み(笑)トレイルレースは11/14(日)にあるFAIRY TRAIL びわ湖高島トレイルランニング in 朽木に出ます!!ミフィオもエントリー済みなのでそれまでにミフィオの足が治るといいですが。
それでは最後にこの写真でお別れしましょう。
完走の喜びか
笑いが止まらないパル彦
ハーッハッハッハッハ!!
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