2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

OSJ山中温泉トレイルレース2018 〜レースレポート②<完結>〜

OSJ山中温泉トレイルレース2018 〜レースレポート②〜


結果報告
レース概要
レースレポート①
からの続きです


※本記事は2019.6.11に更新したものです(更新に至った経緯はコチラ)。

【レースレポート②】

▶︎▶︎CP123km CP245km CP355km
《九谷親水公園CP1〜大日山駐車場AS3〜大日山〜県民の森CP2〜蟹の目〜今立あいおす広場CP3》


7:56(02:56経過)
23km地点
11位
九谷親水公園CP1を通過

一目散にトイレに駆け込む。なんとウォッシュレット完備の贅沢仕様。便器に座ってゆっくり用を足していると"焦り"みたいなものが消えていった。エイドでしっかり補給を済ませると遠くに見えるランナーの後を追った。

ここから登山口までロードで少しずつ標高を上げていく。ロードが苦手だというT辺さんに追いつく。「元気やなぁ」と言われたのを覚えているがそれもそのはず。先ほどのトイレで軽量化に成功したおかげか身も心も驚くほど楽になっていた。(ウルトラにおいて排泄はかなり重要かもしれない)

28km地点
大日山駐車場AS3を通過

先を走る白いウエアのランナーを目標に黙々と走っているとエイドに到着した。どうやらここからポール・ストックが使用可能らしい。念のため1リットルいっぱいに補給し大日山を目指す。


このエイドからピークまでの標高差はおよそ1000m!!しかも、つづら折りのようにクネクネと登るのではなく、直登が連続するヘビィなコースだ(もし雨でドロドロになっていたとしたら滑って前へ進まなかったに違いない)。

一定ペースで淡々と登っていく。時折、時計に表示される現在の標高を見て「もう300もあがったか!」とか「え?まだ100しか上がってへんの」とひとりでツッコミを入れる。不思議なことに前のランナーへどんどん追いついていく。するとライバルの後ろ姿をとらえた。

レース後
丹羽さん「やばい!もう足が終わってるかも!」

奥久慈トレイルで年代別入賞するなど連戦の中でのレースらしい。今回は辛うじて勝てたが次はどうなるか…


そしてあろうことかこのランナーにも追いついた。

レース前、パイセンと
パイセン「ダメっすわぁぁ。でもまた追いかけますよ!!」

トレイル界ではもはやその名前は全国区かもしれない。関西が誇るスピードスターことパイセンだ。今回は調子が悪い中での参戦らしく、かなり辛そうだったが最後まで諦めることなく見事完走を果たす。ちなみにレースでは勝ったがプライベートではボロ負けを喫す(笑)

1200mくらいになると視界が開け稜線に出る。ここまで登るとさすがに疲労の色は隠せないが、補給を怠らずしているせいか大きな失速は今のところ感じない。大量のトンボ(その中にはブヨが混じっていた?!)をかき分けながらアップダウンを繰り返していると、ついにピークへ到着!!

さぁこっからは下り...

ではない!!

小大日山というピークがあったり、細かなアップダウンを繰り返しながら標高を下げていく感じだ。これが思ったより長いのなんの...

相変わらず下りは遅いが登りもペースを落とさず淡々と走る。完全に最近のトレイルジョグの走り方だ。一定ペースを保つ。すると、これが功を奏したのか前を行く下りの速いランナーに追いつきそのまま追い抜いた。(確か下りでS田さんに追いつき、しばしお話をさせて頂いた)

トレイルを抜けると林道に出る。しばらくすると、川沿いに点々と建つコテージの合間を走っていく。ここはしっかり走るポイント。そういう意味でも直前の下りで攻めすぎない方が無難かも。周囲を見渡すとテントを張っているグループもいる。「レースなんか辞めてオレもここでのんびりしたいなぁ」なんて思ってると太鼓の音とともに歓声が聞こえてきた。


11:18(06:18経過)
45km地点
5位
県民の森CP2を通過


ドンドン
ドドドン

ひとりの子どもが通りにちょこちょこと出てきたと思うと「来たよー!」と言って子供たちが盛大に太鼓を叩き始める。驚くほど疲れが吹っ飛ぶ。OSJとしては珍しく(?)エイドが充実していた。そうめん(でかい!)におにぎり、コーラやアクエリなんかがある。普通のレースならよくある光景かもしれないが、OSJではかなりレアだ(笑)素麺を一杯頂き、おにぎりをひとつ手に掴むと声援を浴びながらエイドを出発した。

もぐもぐ
むしゃむしゃ

ロードを走りながら身体の調子をひとつひとつ確認してみる。

胃腸は?
大丈夫。ジェルやアミノ酸も定期的に摂取できているし固形物だって食べれている。便意は少しあるが緊急事態ってほどでもない。←まだあんのかいっ

足は?
さすがに足は重くなってきているが今みたいにロードをしっかり走れている。いける。まぁでも山に入ったらどうなるかは分からんな。

ヤル気は?
あと30キロか…いつものダイトレ一本分…ちょっとだりぃな…「頑張ってくださーい」あ!応援の人!ありがとうございます!!よっしゃ行くでぇぇぇ!!←単純

杉水峠への山道を登っていると、ランナーの後ろ姿がちらちらと見え始める(首が痛くなるような傾斜だ)。調子にノって一気に追いつこうとはせずマイペースを維持する(我ながら冷静だ)。杉水峠からはさらに傾斜がキツくなり、給水の頻度も増える。追い打ちをかけるように暑さが襲ってくる。

あぁ
きっつ

でも

めっさ楽しー(≧∇≦)


我ながらこの状況下を楽しんでいるのはだいぶキモい(笑)一歩一歩登るたびに額からポタポタと流れ落ちてくる汗に快感を覚えているのは異常だと思う。でも決して苦しくなかった訳じゃない。

エ ン デ ュ ラ ン ス

自分が走るときのテーマだ。まさに追い求めてるもの。そこにはナチュラルに走ることの追求も含まれる。うーん。まだうまく説明できない(これ以上書くと正気を疑われそうなのでやめておく)。

蟹の目山(標高689m)ピーク手前で前のランナーに追いつくも下りで抜かれてしまう。これまでの大きな山と比べると標高差は大したことないのでそれほど差は開かないはずだ。林道からロードに出ると女性の黄色い声援が聞こえてきた(そーゆー事はしっかり覚えてます笑)。

※CP2→CP3の区間順位は2位だった模様

12:49(07:49経過)
5位
55km地点
今立あいおす広場CP3を通過



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ここからはレース後1年近く経過した現在(2019年6月)に新たに書き足したものなので極端に内容が薄くなります。そして記憶違いによる間違い等もあると思うので何となくこんな感じかぁぐらいのノリで参考にして頂ければと思います。

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▶︎▶︎CP355km → CP462km → FINISH!!76km
《今立あいおす広場CP〜滝ヶ原・鞍掛山登山口CP〜鞍掛山〜塔尾町AS〜山中温泉山中座》

CP4の場所が間違っているので注意



※CP3(55k)→CP4(62k)間の記憶が全然ないので詳細はカットm(__)m



13:54(08:54経過)
5位
62km地点
滝ヶ原・鞍掛山登山口CP4を通過

水を浴びた記憶がある。エイドで塩っ気のあるもの(梅干しとか?)を食べながら"べっぴんさん"にこれから先のコースについて聞いてみた。

「ひとつ山越えるだけやからダイジョブダイジョブ♪」

この時"べっぴんさん"のその軽い口ぶりや、記憶していた高低差図からして、まぁ大したことないやろうと高を括っていたことをよく覚えている。しかし舐めてかかるとえらいことになる。それが...


鞍掛山(標高478m)だ!!


かなり疲労が溜まった状態で標高差400mの急登を登ることになるので覚悟しておいた方がいい。登りが苦手な方は一気にタイムを落としてしまう危険な場所だ。

OSJ大会レポより

予想だにしなかった激しい急登に面食らいながらも「ここがひゃっほいどころ(勝負所の意)!」と考え、前をいくランナーをパワーウォークで必死に追いかけた。そして追い抜く。30Kランナーの方に追いつき始めたのもこの区間だったように思う。多くの方と声を掛け合ってパワーをもらいながらひたすらに耐え忍んだ。

山頂からは一気に高度を下げる。途中からロードに変わりペースも上がる。すると30Kのラックちゃんに追いつく。確かラックちゃんに順位を教えてもらい初めて自分が現在4位であることをここで知った。

ちょくちょくトレイルレースに出てる
ラックちゃん


4位
69km地点
塔尾町AS4を通過

簡単に水分補給を済ませるとすぐに出発。田園風景の広がる長〜いロードを走る。鞍掛山を終えてからは走れるロードが多くなるので、ここをしっかり走れるかどうかも重要ポイントかもしれない。ハンガーノックや脱水には要注意だ。

ロードを終え、登りに入ったところで3人組の30Kランナーに熱い声援を送ってもらった記憶がある。そして上を見上げると耳覚えのある声が聞こえてきた。


おとっつぁん「おぉ!りょーやないかー!!」

30Kに出てるおとっつぁんに追いついた。おとっつぁんは見事年代別1位!!ちなみに還暦を過ぎているがこの年のUTMF2018も完走しているからマジでエロい凄い。

最後の山を終えるとゴールまではもうす....ん?いやそうでもない。観光客の多い川沿いを走ったりと意外に山中座が遠い。


そして...


OSJ大会レポより
FINISH!!
76km
↑5000m
10:51:45
4位/273人

80K 完走率 55.6% (152/273)
公式リザルトは → コチラ


表彰式
優勝は大杉さん
3位はUTMF2019でニューヒーロー賞の西方くん

最近愛用しているtrail noteにGPXデータを落とし込んでみると...


距離75.6km
累積標高(登り/下り) 5442m/5445m

となりました。参考にして頂ければ幸いです。


Tamoriさん作成の公式動画もあります♪





OSJ山中温泉トレイルレース 2018
全4編






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