2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

2018 彩の国100マイル 〜レースレポート① North編〜

2018 彩の国100マイル 〜レースレポート① North編〜


今年もDNF(ToT)
レース概要とプロローグ
からの続きです

【レースレポート① North編】


▶︎▶︎North Stage 51.0km ↑2940m 7:07:04
《ニューサンピア埼玉おごせ〜くぬぎ村AS〜慈光寺AS〜堂平AS〜飯盛峠AS〜ニューサンピア埼玉おごせAS》





7:00(00:00経過)
0km地点
ニューサンピア埼玉おごせをスタート

空には雲間から青空が覗いている。さっきまで雨が降っていたのが嘘みたいだ。昨年に比べ確実に涼しくなることはノースリーブから出た肌で感じ取れる。

左から
クイーン
キリマン
横田しばかれ兄貴

遅刻しそうになったガンちゃんと♪


知り合いと会話しながら走っていると、今から100マイルも山を走るとは思えないほど非常にリラックスした気分になった。

どこまで攻めれるだろうか

もちろん完走する事がこのレースの最大目標。昨年は熱中症(?)で全く走れなくなり2周目(South1)のほとんどを歩き倒した。そして、あろうことか関門に引っかかってまさかのDNF。その無念を晴らすためにも今年は何があっても絶対に完走しなければならない。

でも、

それだけでは満足できないであろう自分がどこかにいた。タイムや順位は指標という意味では重要だが、"100マイルを一体どこまで攻められるか"試してみたい。そして、できることならとことん記録を狙ってみたい。

そんなことを考えながらシングルトラックの気持ちの良いトレイルを走っていると自然と同じペースのランナー2人と一緒に走っていた。


Kさん「◯◯さん(自分の名前)ですよね?」

そのうちの1人のランナーに突然声をかけられる。なんとオーシャン殿の知り合いらしい。しばしオーシャン殿の顔の濃さやワラーチの事で話が盛り上がる。おしゃべりしながら走っているとあっという間にエイドへ到着した。

→→ その後、Kさんは最後まで諦めることなく、結果的に34時間台で完走を果たされる!ほんまに凄い!!おめでとうございます。


8:31(01:31経過)
3位
12.8km地点
くぬぎ村ASを通過


記録上では3位となっているが4人くらいほぼ団子となってエイドに入ったような感じだ。先頭を走っていたランナーにもここで追いつく。予定では01:40ほどで入る予定だったのでかなり速いペースで来ている事になる。それでもほとんど疲れを感じていなかった。念のため水分をしっかり補給し、1位のランナーに続くような形ですぐに出発した。

あれ?
コース合ってます??(・_・;

エイドを出てすぐのところだったと思う。分岐地点に矢印がないがそのまま林道のガレ道のような場所を下って行ってしまった。後ろから来たランナーに聞いてみるが分からないとのこと。何人かのランナーはそのまま走って行ってしまう(その中にはKさんの姿も)。しかしどうも気持ち悪いのでGPSで確認すると完全にコースから外れている!「間違ってますよー!」大声で伝えるも反応がない。後ろからきたランナーとともに登り返し、無事コース復帰するも10分ほどのタイムロス。

ロストしている間に十数人のランナー抜かれていてテンションがガクッと下がる。しかし長い長いレースだ。10分ごときをいちいち気にしていても仕方ない。気持ちを切り替えながらゆっくりと前に出て行く。


うさかめ君!!

トレイルを抜け町に出たところで彼に追いついた。神様仏様サイラー様だ。もっとゆっくり入るかと思っていたら結構速い入りだったので驚いた。ひょうひょうとした雰囲気とは裏腹に、目の奥ではギラギラと熱いものが蠢いている。幸か不幸か(?)うさかめ君とはまた会うことになるのでその時に。

するとすぐ前に知っている姿が。

丹羽さん!!

当ブログにも何度か登場しているが、トレイルレースに出られる方なら丹羽さんをご存知の方も多いはずだ。彼は2017年のOSJシリーズ戦で優勝している正真正銘のミスターOSJであり、海外のマイルレース(Hurt100など)にも積極的に参戦されている。今となってはライバルなどと言うのはおこがましいが、これまでONTAKEやKOUMIの100マイルレースで何度も一緒に走っていて、勝ったり負けたり負けたり。負けてることの方が多いナァ。


9:21(02:21経過)
1位
18.9km地点
慈光寺ASを通過

1位通過になっているが、急階段を登ったところにあるエイドに丹羽さん含め確か3,4人で到着したように思う。次のエイドまでは大きな山(笠山)を越えなければならない。梅干しを嚙り1リットルを満タンにする。

詳細は→→コチラ

しばらく山を走っていると(一部しょうもない所でミスコースをした)、今年からコース変更になったところに出る。昨年までは笠山登山口手前の公衆トイレまでロードだったが、今年はトレイル(林道のようなコース)でグルッと回される。これが地味にキツい!しかも蒸し暑さが走る意欲を奪っていく。が、調子に乗って走る。次第に背後の気配はなくなりそのまま独走のような感じになった。

トイレで全身に水をかけ、小さな鳥居をくぐって笠山の登山道へ入っていく。かなりの急勾配だ。一定のリズムで淡々と標高を稼いでいく。おいひゃっほい。無理するなよ(某倶楽部の「押すなよ押すなよ」的なノリで)。

山頂に到着すると笠山峠へ一旦下り、堂平山へとまた登り返す。すると徐々に視界が開け、ゲレンデのような場所から奥武蔵の山々が見渡せた。今となってみるとこれが展望を楽しめる最後の場所となった。


11:08(04:08経過)
1位
28.7km地点
堂平キャンプ場ASを通過

予定では04:00以内を目指していたが一部コース変更になった分時間がかかったように思う。

うわー!すごいすごい!!

エイドでは女性の黄色い声援がテンションを上げてくれる。するとスタッフの中に知っている顔が…

あれ?谷川さんですやん!!

これまでにもBUNさんの企画やトレイルレースで何度かお会いしている表彰台常連の凄い方だ。最近で言うと奥三河パワートレイル2018で3位だったり蒜山スーパートレイル2017を優勝されていたり。知り合いに会った喜びで疲れが吹き飛びリフレッシュ!

ん?!
これどっちいいたらええんや...

エイドを出て堂平山山頂へ行った所でコースを見失う。分岐なのにコース矢印が出ていない。しばらくウロウロしていると丹羽さんが追いついてきてコースを教えてもらう。そしてそのまま一緒にトレイルを走る。

丹羽さんの無駄のない走りを後ろで眺めながら必死についていく。時折現れるアフォみたいな直登にふたりで失笑。そして、ロードに出ては傍にあるトレイルへ何度も入らされながらいくつかの峠を越えていく。途中から先頭を交代するとそのまま黙々と次のエイドを目指した。

丹羽さんのお友達に撮って頂いた

12:42(05:42経過)
1位
39.1km
飯盛峠ASを通過


おぉぉぉ!!

色んな方にスマホを向けられる(笑)予定の05:45以内だったので先ほどの遅れを取り戻せた感じだ。昨年はここからの下りで熱中症&水切れに陥りエラいことになった記憶があるので、途中で水をかぶれるよう1リットルしっかり補給。そしてサンドイッチを2個掴むとお礼を言って出発した(ちょうどエイドを出るときに丹羽さんが入ってきた)。


どうや?調子は。
このまま行けそうか?

下りながら自分の身体に尋ねる。想像以上に調子がいい。林道のようなガレ場が終わるとトレイルに入っていく。この調子なら6時間50くらいに1周目(North)を終えれるはずだ。疲労感や足のダメージも想像していたよりも軽い。

ひょっとして、このままいけちゃうんじゃね♪( ´θ`)ノヒャホーイ

その時だった...


あれ?
分岐に矢印がない...

え...まさか...
どっかで間違えたんか?

いやいや、そんなはずはない!
↑絶対やったらアカン謎の確信

この時すぐにGPSで確認するべきだった。焦っていたのか何なのか…そのままこっちだろうと進み続ける。すると大きな登りが何度も現れる。おかしい。記憶してる限りではコースは下り基調だったはず。ここでようやくGPSを起動させると

全っ然っ
ちゃいますやん!!囧 アフォ

急いで戻るとコース矢印が出ている方角を勘違いして、直進すべき所をなぜか曲がっていた。あいやー。やってもうた。およそ15分のタイムロス。これはキツいが自分の責任。町へ出ると、遠くに前を走るランナー見えた。丹羽さんではない。ニューサンピアの施設内に戻ってきた所でそのランナーに声をかけ前に出る。(失礼ながら、この方が今回優勝することになるとは!!)

大きな歓声に迎えられ、1周目を終えた時にはすでに丹羽さんの姿はなかった。


14:07(07:07経過)
2位
51.0km地点
ニューサンピア埼玉おごせASにIN
※計測器では2位通過になっているがおそらく3位通過の間違い



つづく




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