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【utgk】STM 大失敗 エピソード③ 〜指を見ていては月は見えない〜
結果報告
エピソード①〜重すぎた!!〜
エピソード②〜経験不足〜
からの続きです
▶︎▶︎六甲全山縦走路(須磨浦海岸〜宝塚) 43.5km 8時間38分
2017年12月29日午前8時。須磨浦公園駅。これまで何度この駅で下車しただろうか。でも今回はいつもとは違う。およそ400kmという距離。そのほとんどが山道だ。しかも真冬。本当に完走できるのだろうか。自分でも半信半疑のままこの日を迎えてしまった感じだ。まぁいい。なるようにしかならん。
考えるな。感じたままにいけ!
ありきたりの言葉かもしれないが、ついひと月ほど前、34才という誕生日を迎えた時にふとこの言葉が降りて来た。いい年したおっさんが後先考えずに感じたままに行動することは社会的にみてどうなのかという話はこの際考えないでおこうと思う。
さて、スタート地点は駅からでなく海から。ちょうどフィニッシュ地点のみさき公園も海の近くなので海から海へという某レースを真似た格好だ。
8:10(00:00経過)
0km地点
須磨浦海岸をスタート
8:10須磨浦公園スタート!ひてきちさん来てくれました! pic.twitter.com/gpC2P5twv1— ひゃっほい太郎 (@hyahhoirunning) 2017年12月28日
なんとひで吉さんがスタートから付き合って頂けた。「年末はダラダラしていたからちょうど良かった!」と仰るが、こんなアフォに朝から付き合って頂けるなんて本当にありがたい。
う...なんだこれは....´д` ;
いきなりの登りで心拍が上がり呼吸が乱れる。ぱっと横を見るとひで吉さんは涼しい表情。それに比べ俺は...ゼェゼェハァハァ... 開始500mで話すのも困難なほどになっていた。
この時に初めて気づいた。STMのために必要なトレーニングがほとんどできていないということを。まぁなんとかなるだろう。
う...なんだこれは....´д` ;
いきなりの登りで心拍が上がり呼吸が乱れる。ぱっと横を見るとひで吉さんは涼しい表情。それに比べ俺は...ゼェゼェハァハァ... 開始500mで話すのも困難なほどになっていた。
ひで吉さん「やっぱ重いザック背負ってのトレーニングとかしたん?」
俺「そんなの...ハァハァ...全然...や...やってま...へん( ;´Д`)」
この時に初めて気づいた。STMのために必要なトレーニングがほとんどできていないということを。まぁなんとかなるだろう。
須磨アルプスにて
考えるな!感じろ!!
身体がこの8.5kgの荷物とイヤでも付き合って行かなければならないと腹を括ったのだろう。徐々にザックの重さがさほど気にならなくなる。
13:18(05:08経過)
23km地点
摩耶山掬星台を通過
ここでひで吉さんとはお別れ。がっちりと握手。「頑張って!」と仰るひで吉さんの顔はいつも以上にあの望月将吾選手にそっくりだった。
六甲ガーデンテラスでは雪がちらちらと舞っており、いい雰囲気のカップルの合間を抜けて走る。極楽茶屋の自販機で温かい飲み物でホッと一息ついていると、突然イカつい車が2台やってきて中東系の男たちがワラワラと7、8人車から出てきた。何事だ!とあっけにとられていると景色をバックに記念撮影。何かに巻き込まれるのもイヤなので足早に走り去った。
14:56(06:46経過)
33km地点
六甲最高峰を通過
最高峰からは東六甲縦走路で宝塚まで下っていく。これまで何度も走ったことのあるコースなので安心だ。まだ先は長いので無理しないよう心がけるが早く宝塚に着きたい気持ちが勝ってくる。そういえばこの区間で追い抜いたハイカーの方を翌日京都トレイルで見かけたような...オレの勘違いか...
それとも...((((;゚Д゚)))))))ヒェェ
16:37(08:27経過)
43.5km地点
阪急宝塚駅を通過
ハラヘッター pic.twitter.com/RWhzuaJdfr— ひゃっほい太郎 (@hyahhoirunning) 2017年12月29日
街に降りてきた安堵感からか急激な空腹感が襲ってきた。確かにこれまでに腹の中へ入れたものと言えば一本満足バー2本だけだ。水分も500mlほどしか摂っていない。すぐさま踏切を渡り、駅前にある唯一のコンビニへと急ぐ。
ユーガッタメイル♪
ピロピロリン♪
※こんな着信音ではない
スマホを起動させると(消耗を防ぐためずっと山中ではフライトモードにしている)、意外な人物からメールが届いていた。
<<エピソード②
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