2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

第9回 千羽海崖トレイルランニングレース 2018 〜レースレポート①〜

第9回 千羽海崖トレイルランニングレース 2018 〜レースレポート①〜


結果報告
大会概要
からのつづきです

すんまへん。諸事情により更新が遅くなりました〜(゚o゚;;

【まえがき】

実を言うと、今回の千羽は直前までDNS(欠場)するつもりでした。理由は...

モチベーションの低下

です。残念ながら"仕事が〜"とか"家庭内サービスが〜"とか"彼女とデートが〜"とか言う理由では全くありません!!(笑)

ご存知の通り、年末からSTMに夢中になっていてショートトレイル向けた練習がほとんどできていませんでした。レースに関して言うと、小江戸大江戸や長崎橘湾などの超ウルトラや100マイルレースに意識が向いていたような感じです。なので千羽に出るのが気分的に億劫になっていたような状態です。

ところが前日。

今年の予定をまとめるため『沖縄一周サバイバルラン』とパソコン画面に入力している時でした。

何逃げてんだよ。
このタコ!!
モチベーションの低下ごときでDNSしとったら...
400kmも走れる訳あらへんやろ!!

という謎の声が聞こえてきました(笑)

よし!!練習や!!
スピード練習やと思って楽しむで〜!!

そんな気持ちが湧き上がった勢いで準備し、レース当日を迎えたような感じです。

さて、肝心のレース内容ですがぶっちゃけ不完全燃焼です。もちろん出し切れなかったのは自分の実力不足だと思います。ただ、開始数キロで襲った突然のアクシデントは肉体的にも精神的にもキツく、ここを乗り越えられたことは今後のレースでの糧なったはず。

果たして...


【レースレポート】


▶︎▶︎スタート(0.0)→ AS1(7.2) → 海岸(11.7)


8:20(00:00経過)
0km地点
竜宮公園をスタート

ここ美波町は四国の南に位置すると言えども朝の気温は低い。晴天の空の下、いつものメガネをかけた司会者の声が響き渡ると、男女合わせて476名のランナーの熱気がまた一段と高まり肌寒さは吹き飛んだ。

竜宮公園の中を100メートルほど駆け上がるとすぐに山道に入っていく。千羽名物の階段で一気に標高を上げていく。入りは前から20番目くらいだろうか。ハァハァ。いきなりの急登に息が上がる。レッドゾーンまで上げすぎないよう注意しながら少し我慢。身体が慣れれば楽になるはずだ。自分を抜いていくランナーの中にはもっと呼吸の荒いランナーも。彼らは最後まで持つのだろうか。

約2km走り、標高220mほどまで登ると激しいアップダウンの連続が始まる。階段が多いので飛ばせば速いが足への衝撃は大きい。ここで足を使い過ぎれば後半がキツくなるだろうなと考えた時だった。

はうあっ?!

左太もも付け根から膝にかけての筋肉にイヤな痛みが走る。マジかよ。こんな早くに?!攣っているのかよく分からない。ただ痛みを無視して走れば肉離れでも起こしそうなイヤな痛み(肉離れの経験は無いけど)。下りは痛みで自然とペースが落ちてしまい、後ろのランナーに道を譲る始末。まだ開始5kmほど。

実は一週間前、生駒を走っていた時に下りでペースを上げると筋肉が張ったような痛みが同じ箇所であったが少し時間が経つと治った。今回もそうであってくれ!と願うが一向に痛みは消えない。ヤバい。

塩分不足?脱水?とにかく手元にあったジェルや梅干し、水分を摂って様子をみるが全く効果なし。終いには痛みで歩き始めてしまう。アカ〜ン。もうダメや。

無理して走って故障すれば今後のレースに影響するやん
もう次のエイドでリタイアした方がええんちゃう

そんな気持ちのまま歩いていると「大丈夫っすか?ジェルあります?」と他の優しいランナーに声をかけられる有様。優しさは嬉しいが痛みで全くレースが楽しめない状況が続く。


気持ちを切り替えて登りでは頑張ることにする。すると下りで抜かれたランナー数名に追いついた。そしてエイドまでの下り。またしても痛みが発生。アカン。走れない。まだ7kmやで...。とぼとぼ走ったり歩いたりしているとランナーにごぼう抜きにされる。肉体よりも精神的ダメージが半端ない。もう半ばリタイアを決めた気分でエイドに到着した。


09:18?(00:58?経過)
7.2km地点
白沢エイドを通過

おとっつぁん「りょー!ポカリあるぞー!!」

腸脛靭帯を痛めて泣く泣くDNSしたおとっつぁんが応援してくれていた。おとっつぁんの元気な声とあのエ◯い顔を見るとリタイアなんて考えは見事に吹き飛んだ。ポカリを500ml満タンにして再出発。

やはり痛みが発生するのは山の下りだけだ。エイドから続くロードではほとんど痛みを感じない。すると…スラッとした黒髪美女から黄色い声援が飛んでくる。



ひゃっほい!
※モモさんのお友達撮影
モモさん「りょー君!ガンバー!!」

モモさんはショート部門で毎年参加されていて、スタートまでの時間、ランナーを応援してくれていた。確かに故障は怖いけど無理しなかった良いだけのこと。もうタイムや順位なんかどうだってええやん。完走することを目指そう。楽しまないと!!応援がそんな気持ちにさせてくれた。

モモさんは年代別1位という快挙\(^^)/


ロードを1.5kmほど走るとトレイルに入る。1.5kmで標高差300mのガツンとした登りだ。確かに登りでは不思議なくらい痛みが出ない。しかも下りをアフォみたいにセーブしている分足は元気だ。ペースを落とさずガンガン登っていると面白いほど前を行くランナーに追いつける。

ピーク通過後はまた激下りだ。案の定痛みが出て失速する。女子ランナーに追いつき道を譲ってもらうも、痛みに耐え切れず立ち止まって屈伸してみる。苦悶の表情を浮かべていると、その女性ランナーに道を譲るしかなかった。その後も登りで抜いたランナーにごぼう抜きにされる。

抜かれるたびに自尊心(そんなものが自分にあったのが不思議だが)が削り取られていくのを感じた。完走することに気持ちを切り替えたとは言え、順位やタイムを意識してしまう自分が心の奥底にでんと居座っている。

すると...

Kさん「ひゃっほいさん!どしたんすか?!」
※もしかしたら第1エイド前の下りだったかも。記憶が少し曖昧です。

抜いていくランナーの中にはKさんの姿が。Kさんはスタート前に「ブログ読んでますよ!」と声をかけて頂いた堺のランナーさん。Kさんについてはオモローなエピソードがあるので後日 〜番外編〜 にてご紹介する予定。


9:55?(01:35?経過)
11.7km地点
CP2(水落登山口)を通過

下まで降りてくるとここからロードを少し走って千羽名物の海岸へ!!

また、足の痛みを引きずってここまで来たからには、応援に来てくれているというあの超可愛い人に会わなければなりません!

いるのか?!いないのか??!!

次回へ続きます(笑)


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