2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

OSJ ONTAKE100 2017 〈100マイル〉〜レースレポート④〜

OSJ ONTAKE100 2017 〈100マイル〉〜レースレポート④〜


〜結果報告〜
〜大会概要とまえがき〜
〜レースレポート①〜
〜レースレポート②〜
〜レースレポート③〜
からの続きです

▶︎▶︎CP3 → CP4 103km-118km
《CP3〜CP4 15km 1:42:12 6'48/km 区間順位4位》




7:19 (11:19経過)
avg.6'35/km
103km地点
CP3を通過

やっぱりマイルランナーはおらんなぁ

エイド手前の激登りを駆け上がり、急いであたりを見渡すも、ゼッケンが青く塗られたマイルランナーの姿はどこにも無かった。いるのは100Kランナーが数名だけ。水分を補給する方、スタッフと会話して元気をもらっている方、ブルーシートにだらりと座っている方。あわよくば前を走るマイルランナーにここで追いつくかもと期待した自分がバカだったのだ。

前とはかなり離れてるかもしれんな…

スタッフの方から預けていたドロップバックを受け取ると(ここ103km地点の一ヶ所のみ預けていた荷物を受け取る事ができる)、すぐにコレを取り出してグビグビと喉を鳴らした。


MONSTER
ULTRA
うまぁぁぁあああああ
※ウルトラという名前だけで購入


久しぶりの炭酸。目が醒める。急いで食糧などをザックに補充していると「ゼッケン〇〇ばーん!」というスタッフの方の声が時折耳に入ってくる。その番号を聞いてマイルランナーでないことに安堵する。後ろとはどれだけ離れているのだろう。先ほどの区間では歩きがだいぶ入ってしまった。確実に差を詰められているに違いない。妙な焦りを感じながらエイドをすぐに出発した。


CP3→CP4

と言ってもすぐに走り始めるほどの余裕は無かった。一度落ち着かなくては。ランチパックにかぶりつきながら歩く。熱をもった日差しが顔面に直撃する。まだ気温はそこまで高くないのかもしれないがジワジワと汗が額から滴る。うっ。喉を通らない…。ここで食べなくては絶対に失速する。そう言い聞かせながら無理矢理カフェオレで胃に流し込んだ。

レース直前の発表では全コースが153kmほどになったとの事。それが本当に正しければ残り50kmという計算だ。でもOSJ。そんなこと簡単には信じられん。次のエイドまでが15km。確か下りが多かったはず。どうせ最後は地獄が待ってるんだからここはしっかり走らないと。よしっ。

うほ!まだ動くやん!

足を動かし始めるとまだ足が死んでいないことに感謝した。前を行く100Kランナーに追いつく。「あっ!赤パンのランナー!」その③でも登場したランナーだ。※コメントをくれたJinさん。以降Jinさんとお呼びする。この区間は何とか彼について行こう。そう決めると一瞬心が楽になった。彼が頑張ってくれれば自分も頑張れる。まさに他力本願。

ひゃっほいさんですか?

途中で何人かのブログを読んでくれているという100Kランナーの方に声をかけてもらえた(京都出身の方にはレース後もお会いすることができた)。声をかけられたら不思議と頑張れる。いや、頑張らなくては!!

しかし時折現れる登りではどうしても歩きが入ってしまう。全く馬力が入らない。 ちくしょう。ただ平地や下りでは不思議なほど足が動いた。歩きは入れながらも走れるところは頑張る。これなら後ろにも追いつかれないだろう。そう思った矢先だった。


ひぇ?!
マジ??!!


黄色のウエアのマイルランナーに颯爽と抜かれる。足取りは軽い。しばらくついて行く。よく見ていると登り・下り・平地を歩くことなく全て一定ペースで走っている。なんてランナーだ。あれこそが巷で言うマイラーとかいうやつか!!

※レース後に分かったことだが抜かれたのでなく、彼が天然水か何かを補給している間に一度抜いた後、抜き返されたようだ。だからこの時に順位は変わっていない。

もちろん徐々に彼との差は開いていった。そういえば目標にしていたJinさんの姿も当分見ていない。こんなに頑張ってるのに…。失速か。イヤなイメージしか湧かなくなる。でもここで諦めるわけにはいかない。できるだけ走り続ける作戦に出た。

エイドまで後少しというところでマイルランナーの後ろ姿を捉えた。さっきの黄色のウエアの人だ!彼を追いかけるようにして駆け下りていく。すると下の方から歓声が聞こえてきた。もうすぐだ!


9:01 (13:01経過)
avg.6'37/km
118km地点
CP4を通過


残り35km


ここまでです!
次回はいよいよ完結編。
黄色いマイルランナーとは?!そして、ONTAKE初の新規コースとは如何に?!
乞うご期待(笑)

レースレポート⑤完結編へつづく


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