2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

第17回 24時間リレーマラソン神戸大会 2017 〜レースレポート③〜

第17回 24時間リレーマラソン神戸大会 2017 〜レースレポート③〜


〜結果報告〜
〜大会概要〜
〜レースレポート①〜
〜レースレポート②〜
からの続きです


▶︎▶︎12時間 → 18時間 0:00-6:00
《05:58:49 31周 55.8km avg.6'25/km》


23:50頃 (11:50:28経過)
avg.5'58/km
66周
118.8kmを走破

12時間経過順位

フッキー「今1位やで!」

モンスターをぐびぐび飲んでいるとサポートのフッキーから初めて順位を告げられた。もちろんまだ半分しか経過していない。順位はいくらでも変わるのが24時間走の世界。だから気にしても仕方ないので、これまで順位や後続との差などを敢えて聞いてこなかった。ただ、自分の走行距離は確認する。腕時計は3周ごとのラップタイムのみ表示させていたので総距離は分からないようにしていた。なるほど、キロ6をわずかに切るペース。自分の予想と大きなズレはなく一安心。


残り12時間。このままいけば230kmペース。試しに「どう?今の調子は?」と自分の身体に問うてみる。この時240は無理でも230はいけるんじゃないかというほど身体は楽な状態だった。足の重みもなく胃腸だって何も問題が無い。それに眠気さえも感じない。


いけるやん!
♪( ´θ`)ノ
ヒャッホーイ


とは言え、突然足が動かなくなることは幾度となく身をもって経験してきている。ちょっとした油断や無理が知らず知らずのうちに疲労となって蓄積され気づいた時には取り返しがつかないほど足が動かなくなるのだ。ネガティブなことを考えてもしょうがない。ひとまず100マイル(160km)を目標にしよう。16時間で160km。後のことはその時に考えよう。そんなことを考えながら周回を重ねていった。




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I倉さん「ナイスラン!!」
いつの時間帯か忘れたがリレーのランナーに「ブログ読んでますよ!」と声をかけられた。聞くと、つい先日(8/3)に開催されたfunrunde主催の大峯早駈に出場されたらしい。


昨年は自分も出たが、これに出場すると神戸24時間走まで2日しか休足できないという超過酷スケジュール。だから今年は泣く泣く見送ったが、I倉さんは完走されたようだ。にも関わらずI倉さんは襷をつなぐため最後の最後までトップスピードで走り続けられていた。しかも顔を合わすたびに手を叩いて声援を送ってもらえた。彼にどれだけ力を頂いたかは計り知れない。




0村さん「ひゃっほいさんですよね?」
昨年にも声をかけて頂いたO村さん。昨年の記事にも書かせてもらったが(記事はコチラ)、その際は障害者ランナーの伴走者として出場されていた。今年は選手としてシングルの部で走られている。どれだけ走れるか挑戦中とのこと。橘湾のことなど走りながら楽しいお話をして頂けた。O村さんの頑張っている姿を見ることで最後の苦しい時間帯も休むことなく動き続けられた。




??「ペース落ちてるでー!」
そう言って颯爽と背後から抜いていく黄色い塊。これでわかった人もいるのでは?もう少しヒント。ウエアもシューズも全身黄色。これでどうだろう?では、最後のヒント。黄色いTシャツにはこう書かれている。『旨いらぁめんあります』そう!"よなきや準社員"ことピザ男さんだ!!2周走って1周歩くという謎のインターバル中だそうで走っている時はキロ5'30というスピード。深夜の時間帯は何度もピザ男さんとバトルすることで楽しく走れた。




いつホノっち「ひゃっほーい!ナイスラーン!!」
24時間ほぼ歩き続けた女性ランナーの話をしよう。関東から今年も遠征しにきたいつホノっち。確かなことは言えないが彼女ほど休むことなく長時間コース上に出ていた女性ランナーはいないのでは?と思えるほど何度もすれ違い、どんな苦しい時でも元気な声で声援を送ってもらえた。こんなこともあった。深夜の時間帯だったと思う。いつもより歩き方に力がなかったので心配して声をかけた。足元をみると、なんとシューズを脱いで靴下だけで歩いている!!水膨れがひどいらしく歩くたびに激痛の様子。最終的には足底腱膜炎も併発。それでも歩き通し95.4kmを走(踏)破。自分には決して真似できないその姿に何度力をもらっただろうか。



ひで吉さんやないっすか!!
スタートして12時間以上が経過して初めてひで吉さんに遭遇。もちろんひで吉さんはずっと走られていたが頭巾をかぶっていて誰だか分からず完全に見落としていた(笑)昨年は応援に来て頂き、(そこで刺激を受けたのかどうかはわからないが)今年は24時間走に初参戦。前半は暑さで苦しんだそうだが、明け方以降急にスピードアップし暑さで失速するランナーをごぼう抜きしている姿が印象的だった。今年は村岡120k(勇者の道)でご一緒できるので今から楽しみだ。




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午前4時。およそ16時間が経過した時点で88周(158.4km)。少しずつペースが落ちているのを実感せずにいられなかった。一睡もすることなくサポートしてくれているフッキーは自分にネガティブなことは一切言わず、今のペースを保つよう元気づけてくれた。

やはりペースが速過ぎたのだろうか。

でも体感としてはそれほど不調を感じていない。足が痛い(左足の肉刺は気になるが)とか胃腸の調子が悪いとか熱中症の症状も特に感じられない。でも失速する嫌な前触れの感覚があるし、実際に周回ごとのタイムが落ち始めていた。でもフッキーの言葉を信じるしかない。大丈夫。今は誰もが辛い時間帯。貯金はある。そう前向きに考えながら少しずつ青みがかる空を眺めながら走り続けた。


5:49頃 (17:49:17経過)
avg.6'07/km
97周
174.6kmを走破


残り6時間


次回はいよいよ完結編。
明け方を迎え残り6時間の最後の勝負。ここで走れるかどうかで結果が大きく変わるのが24時間走。ただ神戸はそれほど甘くない。太陽が昇ると同時に灼熱地獄が再来するからだ。しかも今年は太陽もフルパワーときた。果たして…


レースレポート④完結編へつづく




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