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【実験】大泉緑地100マイル走 〜考察編 その①〜
今回からは考察編と称してレポ的な感じで振り返りつつ、改善点や問題点などをフリースタイルで数回に分けてダラダラと書いていこうと思います。こんなこと誰かの役に立つかどうかは全くもって不明ですが、少しでも共感して頂けたり、参考にして頂ければ幸いです。それでは早速いきましょう!
▶︎▶︎START → 20km 1:56:24 (Avg.5'49/km)
※大泉緑地HPより
コースは公園内外周約3km
6/24(土)
20:00 (00:00経過)
0km地点 スタート
今にも雨が降り出しそうな雰囲気。雨が降る前にと公園を走るランナーや散歩している方がポツポツと前を通り過ぎていく。準備していると見覚えのある顔が現れた。
フッキー!!
手に持っているカルピスシェイクは一切もらえなかったが、その明るい表情とガチで走る格好にヤル気を引き出してもらえたことは言うまでもない。
スタートの義
スマホで見るyahoo天気予報はまさに今から明日の未明にかけて大雨が降ることを警告していた。それでも時間を変更しなかったのには理由がある(なんかこういうとカッコいいな笑)。来月に控えているONTAKE100マイルと同時刻にスタートしたかったからだ。
今までの経験上、早朝や昼スタートに比べて夜間スタートはただそれだけでかなりきつくなる。まず身体が重いしスピードが乗ってこない。普通に考えて身体は休もうという体制に入っているのにそれに真っ向から抗うわけだから当たり前といえば当たり前か。しかし超ウルトラの世界ではそんなことでヒィヒィ言っても誰の耳にも届きやしない。
雨というコンディションもまた恰好の実験材料だ。夜の雨は夏であろうが冬であろうが季節を問わずできるならば避けたいもの。しかしレース日の天候は誰にも選べない。だったらより過酷な環境ほど実験に適しているといえよう。←と、やめようかどうか迷ってる自分に言い聞かせ続けた(^^;;
徐々に雨が降り始めるが、逆にこの程度の小雨であれば涼しくて気持ちがいい。20kmペーサーをしてくれるというフッキーのお尻をチラチラ眺めながら追いかけながら黙々と走る。入りはキロ6を超えるくらい。距離を重ねるごとにキロ5'45近辺で安定しだした。夜の公園に男女がふたりきり。ぐへへへ。アダルティな雰囲気になりかけたちょうどその時だった・・・
パイセン「冷やかしにきましたぁ❤︎」
確か13,4kmほど走ったところだったと思う。キロ3'20で駆け抜ける男に突然後ろから声をかけられた。なんだかんだでダイトレ以来の再会。お互いの近況やラントークに華が咲く。Bさんの噂話やらBさんの悪口やらBさんのアレの話をしているだけであっという間に2周ほど走っていた。パイセンは「明日も早朝に来れたらきまーす!」と颯爽と走り去っていった。この時すでに結構な土砂降り状態。しかしこんなものまだまだ序の口だった。
▶︎▶︎20km → 40km 1:56:42 (Avg.5'50/km)
21:56 (01:56経過)
20km地点を通過
後半足にきたのか、ペーサーのフッキーが徐々にペースダウンしかけるという局面もあったが無事に20kmペーサーという仕事を果たす。しかもavg5'49/kmという理想通りのペース。夜間ひとりになっても一定のペースを守り続けられたのは間違いなく彼女のおかげだ。始め良ければ全てよし。ん?ちがうか。
24km地点でフッキーからレーズンバターロールとバナナを手渡ししてもらい走りながら食べる。ドリンクは飲み過ぎないように注意。今回はペース以外にも大きな実験があった。それは補給計画だ。それについてはまた後で触れることとする。あの事件の時に(笑)
「また明日もくるから頑張ってね!」
その後もフッキーにハンドラー的なことをしてもらい帰ったのは33km近く走った時だっただろうか。いい流れを作ってくれた彼女には改めて感謝したい。
▶︎▶︎40km → 60km 1:57:28 5'52/km
23:53 (03:53経過)
40km地点を通過
一人になるとペースにかなり気をつけた。1周3kmだから17'30〜18'00で周回するよう時計とにらめっこ。身体が乗ってくる時間帯。気を抜けばキロ5'30以内で走ってしまう。絶対にあげてはいけない。
雨は依然降り続いていたが時折小康状態となっていた。もしかしたらこのまま雨が上がったりして。この時間になると本当に公園から誰もいなくなった。原付バイクを乗り回していた少年やら猫に餌をやりにくる自転車にのった怪しげなおじさんもいつの間にか姿を消した。この広大な公園の敷地内に自分ひとりだけ。ぐへへ・・・と思いきや突然暗闇からヌッと現れた自転車のおっちゃんに声をかけられる。
雨は依然降り続いていたが時折小康状態となっていた。もしかしたらこのまま雨が上がったりして。この時間になると本当に公園から誰もいなくなった。原付バイクを乗り回していた少年やら猫に餌をやりにくる自転車にのった怪しげなおじさんもいつの間にか姿を消した。この広大な公園の敷地内に自分ひとりだけ。ぐへへ・・・と思いきや突然暗闇からヌッと現れた自転車のおっちゃんに声をかけられる。
「雨の中ご苦労やなぁ!がんばってやぁ!!」
ありがとうございます!頑張ります!!と威勢良く返事したものの変な会話だなぁとひとりニヤニヤ。
フル通過が4時間5分(avg.5'50/km)くらい。いいぞいいぞ。
45km地点でピーナッツバターパンとブラックコーヒーを走りながら補給。この組み合わせサイコー♪( ´θ`) ゆっくり咀嚼しながらコーヒーで流し込む。至福の1周。
ペース走する上ではクーラーボックスから取り出す作業が意外にダメージがでかい。3kmかけて30秒作った貯金が一気になくなってしまう。いやむしろ赤字だ。サポートの重要性をひしひしと感じることとなった。
ペース走する上ではクーラーボックスから取り出す作業が意外にダメージがでかい。3kmかけて30秒作った貯金が一気になくなってしまう。いやむしろ赤字だ。サポートの重要性をひしひしと感じることとなった。
サロモンのノースリーブ一枚とアームカバーだけだったので雨に打たれ続ける身体が少し心配になってきた。震えるほどの寒さはないが深夜の時間帯をこの恰好で乗り切れるだろうか?下にファイントラックを着た方がいいのでは?いやいやレインウエアを着て雨を防いだ方がいいのでは?そんなことをずっと考えながら周回を重ねていく。結局その後着替えることはなかった。
50kmを超えるとこのペースで走っていることの方が当たり前のような不思議な感覚になってきた。立ち止まるより歩くより「走っている状態」が普通の状態。言うなれば、走っているにも関わらず周りの景色だけが動いて自分は止まっているような感覚。超ウルトラで暗闇の中を黙々と走っているとこうなる時がある。
よしよし。これはいい兆候。
ぐへへ
ここまで順調そのもの。でもそう簡単に終わってくれないのが超ウルトラの世界です(笑)
考察編その②へつづく
50kmを超えるとこのペースで走っていることの方が当たり前のような不思議な感覚になってきた。立ち止まるより歩くより「走っている状態」が普通の状態。言うなれば、走っているにも関わらず周りの景色だけが動いて自分は止まっているような感覚。超ウルトラで暗闇の中を黙々と走っているとこうなる時がある。
よしよし。これはいい兆候。
ぐへへ
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ここまで順調そのもの。でもそう簡単に終わってくれないのが超ウルトラの世界です(笑)
考察編その②へつづく
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