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【雑記】部屋の掃除 2017年度版 その③

【雑記】部屋の掃除 2017年度版 その③ 


大変長らくお待たせ致しました〜♪( ´▽`)


は?何のこっちゃ?って感じですよね。レース記事に押されてなかなか公開するタイミングを失っていました(笑) 何の意味もない記事なので全力で「閉じる」ボタンを連打されることをおすすめします。特に最近当ブログと出会った(不幸にも出会ってしまった)方はお気をつけくださいね。

いずれにせよ、それでも興味本位で読んでみようと思う方がいらっしゃれば、下記の前記事を一読されることをおすすめします。



《理由》
筆者が頻繁に滝畑ダムへ赴くことは常連さんならご存知ですよね。主な目的は岩湧山往復です。ほとんどの場合が意気揚々と(時には鼻歌を歌いながら)現地へ向かうのですが、やはりこれでも一応人間です。ヒューマンです。時には身体が鉛のように重く、少しばかり億劫な気分になることもあります。ラン歴、走力なんてものに関わらずランナーなら共感して頂けるのではないでしょうか。

そんな気分で出かけた時の話。いつものごとく滝畑ダムの駐車場に車を停め、岩湧山の登山口へと重い身体にムチ打つように走り始めました。激しい雨が上がったばかりでまだ小雨がパラパラと降っています。岩湧山は灰色の雲で覆われ山頂はよく見えません。ふと眼下に広がるダムに目をやると、フードを被り一人水辺で竿を持つ釣り人の姿が目にとまりました。「あぁこんな雨の日にすごいなぁ。」最初は何気なくそう思っただけです。特に気にも留めません。滝畑ダムでは日常的によくある光景ですから。

登山口へ到着するとそのまま山を走り始めます。登り。心拍数が一気に上がり、身体の奥底から湧き上がる激しい呼吸への欲求を必死に抑え込みます。いつものごとくただ黙々と目の前の登山道を追いかけ続けていました。


《奇妙な個人的体験》
雨上がりということもあってハイカーとは出会いません。時折時計を見ながら今のペースを測ります。この調子じゃベストは厳しいか…。そんなことを考えていますと行きに見たあの釣り人のことが急に気になり始めました。小雨の中ひとりフードを被り黙々と糸を垂らしていたあの釣り人です。

今も一人黙々と釣りをしているのだろうか…

そう考えた瞬間でした。ごろごろとした岩や揺れる木々が視界から消え去り、その時自分がダムの水辺に立っているような感覚になりました。『奇妙な一体感』とでも言いましょうか。今まで練習やレースでは様々なことに背中を押されて乗り越えられる事が多々ありました。具体的にはラン仲間の練習であったり、同じレースで走るランナーの姿、応援してくれたりサポートしてくれる人たちであったりしました。彼らに気持ちを奮い立たせてもらってモチベーションを上げられる瞬間が今まで幾度となくあったように思います。しかし、こうした『奇妙な一体感』を感じたことはほとんどなかったように思います。ましてや相手はランナーではなく、自分とは何の接点もないただの釣り人だったのだから驚きです。

都合よく曲解してあの釣り人の姿を自分と重ね合わせただけかもしれません。しかし、あの時感じた『奇妙な一体感』は自分の探し求める"本来の走り"の本質に通づるように思えてなりません。



《最後に》
わけのわからない戯言にお付き合い頂きありがとうございました。言い訳がましいですが、一応これでもこんなランニングブログがあったら面白いかなという希望的観測のもと書いているつもりです。

『奇妙な一体感』などとわけのわからない表現を使い、読者の方に不快感を与えたとしたらそれは申し訳ありません。どのように表現すればよいか分からず無い頭を振ってみたところ、ガラガラくじのようにコロンとこの言葉が出てきました。

今日はどこで釣りをしようか。どの魚を狙おうか。新しいリールの使い勝手はどうか。前日から準備した餌や仕掛けを試してみる。ヒットしなければポイントを変えてみる。じっと我慢していると指先からまだ見ぬ魚の群れを感じることもあるかもしれない。水面に映る山々や空の青さにふと感動を覚えるときもあるだろう。(※釣りはしないのであくまで空想)

あの時見た釣り人のように(もちろん彼がどういう思いで釣りをしていたのか知る由もないが)、ただそのことだけに一心不乱に集中する。それが自分が走ることにハマりこんだキッカケでもあり、これから先もずっと追い求め続けたい走りなのかもしれません。




【雑記】部屋の掃除 2017年度版 
全3編



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