2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

第43回 大阪府チャレンジ登山大会(ダイトレ) 2017 その③ 〜レースレポート・前編〜

第43回 大阪府チャレンジ登山大会(ダイトレ) 2017 その③ 〜レースレポート・前編〜


その① 〜結果報告〜
その② 〜大会概要とまえがき〜
からのつづきです。

【レースレポート・前編】



▶︎▶︎START → 葛城山CP
《ゆうあいステーションふれあい広場〜竹内峠〜岩橋山〜大和葛城山CP》


6:40 (00:00経過)

0km地点
ゆうあいSTふれあい広場をスタート

photo by 大会HP
6:40組

しとしとと雨が降っている。遠く見える山は白いガスで覆われ、上空では濃いねずみ色の雲がせわしなく動き回っている。こりゃ天気が回復しそうな気配はないな。山の中は相当ぐちょぐちょヌルヌルのはず。記録を狙うのは難しいか... なんて考えているとカウントダウンが始まった。

5…4…3…2…1…スタート!!

スタッフの方の声が身体を一気にレースモードへ引き戻してくれた。こう言い聞かせてスタートを切ったことを憶えている。

「ひゃっほいしまくるでぇ〜〜」

photo by ミフィオ

スタートと同時に1人のランナーが飛び出した(上記画像左の方。以降O原さん)。かなりのスピードで坂を駆け上がっていく。しかし昨年同様無理に追いかけることはしない。


大丈夫。きっと山で追いつける...     はず。


後ろは誰もついて来る気配はない。この40分グループで一番気になるのはヤマさんの存在だ(上記画像右後方の方)。昨年は後半の行者杉辺りでブチ抜かれたことを鮮明に憶えている。あの赤Tシャツの坊主でメガネの方は一体何者なんだ…。あれから1年間ずっと彼の出るレースを密かにチェックしていた。今年の千羽でストーカーしていたことを告白。すると「こんなおっちゃんをライバルにしてたらアカンで〜」と言われてしまった。


当大会は6:30から10分おきのウェーブスタート形式だ。ここで主な知り合いのランナーのスタート時間をまとめておこう。

6:30 → シュピ殿
6:40 → ヤマさん、おとっつぁん、ラックちゃん、ひゃっほい太郎
6:50 → パイセン、BUNさん、和田さん、亮太さん
※6連覇中の大杉選手、ズーミンは欠場

もちろん昨年同様逃げの40分組を選択。50分組にいる強敵たちからどこまで逃げ切れるかが結果に大きく左右する。

あ!あの美脚は!!トレイルの途中で反対から来る奇人ジュンさんと出会った。今年ももちろんダイトレ往復中だ。あの天候の中、復路を6時間ほどで完走したというから驚き。舗装路を一気に下るとチェックポイントへ。



竹内峠CPを通過

photo by 大会HP

あれ?もうここまで来ちゃった?ここまで昨年よりペースを抑えたせいか、こう思えるくらい疲労感はない。竹内街道を横断するといよいよ葛城山へのルートへ入っていく。舗装路の長い登りであの方に出会った。

photo by タカさん
タカさん!タロちゃん!!

登山の部で参加している坂好練習会隊長タカさんとその息子の太朗くんだ。少しだけ坂を一緒に走って頂けた。その後太朗くんは見事初級ゴールを達成したらしい。小学生であのドロドロの中を14kmも山登りするなんて凄すぎる。もしかしたら未来のダイトレキングになるかもしれない。

すいません!
右側とおりま〜す!!
ありがとうございま〜す!!!

トレイルに入ると登山の部の方に声をかけて道を譲ってもらいながら走る。すごいなー!とか頑張れよー!!と声をかけてもらえた。上を見上げると同じグループで飛び出したO原さんの姿が見えた。しかしまだまだペースは落ちないらしく差は縮まらない。長い登りを30分組ランナーの方とともに奮闘しているとテントが見えた。



岩橋山CPを通過

スタッフのおばちゃんにチェックしてもらうとすぐに下山を開始。どろどろの階段に足を滑らしながら駆け下りているとトレイル脇にあの人の姿が!!

photo by フッキー
あれ?シュピ殿!!

昨年より早いところで30分組のシュピ殿を捕獲!(笑)昨年は初ダイトレを4時間30分ちょいで走ったあとにサブスリーを達成した今ノリにノっている男。しかしドロドロに苦戦したらしくちょいと調子が悪そう。最後はお尻を強打しながらも5時間ちょいくらいで無事完走!

いよいよダイトレ名物の葛城山への階段地獄へ。しとしとと雨が降る山の中をハァハァというランナーの声だけが聞こえる異様な雰囲気。30分組のランナーと互いに声をかけ合いながらパワーウォークでガシガシ登っていく。すると...

りょーさんですよね?

ひとりの30分組のランナーに声をかけられた。ブログ読者の方なのだろうか。情けない話だがこの時余裕がなかったのであまりお話することができなかった。しかし声をかけてもらうことで怠けることなく登り続けられた。ありがとうございます!

レース後にわかったことだがO原さんを葛城山の登りで抜いていたらしい。いつの間にか40分組のトップに立っていた。

もうすぐ山頂!というところで時計を見ると昨年より2分ほど遅い。マジかよ...それなりに頑張ってきたのに昨年よりタイムが落ちてることにかなり落胆した。いくら路面が悪いからといってここまでとは...

やべぇ。
この調子じゃ追いつかれてまう。
とにかく気持ちを切り替えなければ...

そう思いながら『初級ゴール』と書かれた横断幕の下をくぐると葛城山チェックポイントへ到着した。


8:13 (01:33経過)
avg.6'38/km
14km地点
葛城山CPを通過


その④へつづく




コメント