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八経ヶ岳アタック!! (天川川合から八経ヶ岳 往復)
【概要】
《日程》
2016/12/11/Sun
《コースと結果》
距離:22.3km
累積標高:1985m
タイム:3時間37分18秒
《駐車場》
X-TALON200とのSHOGEKIの出会いを果たしたその夜。ソールについた泥の汚れを拭き取りながら、再びコイツと山へ行きたい衝動に駆られていました。
来週は沖縄100kmがあるしなぁ…
明日はロードを走るつもりやったけどどないしよ…
悩んだのも束の間。気づけばどこの山を走りに行こうか計画を立てるためPCの前に齧りついていました。
やりたい事やったもん勝ち青春なら♪
確かローラースケートで滑りながら誰かがこう歌っていましたよね。
あくまで青春に年齢が関係なければの話ですが(汗)
以前から新たなバーティカルトレーニングの場として目をつけていた八経ヶ岳往復に挑戦する事にしてみました。近畿最高峰でありその標高は1914.9m。天川川合(標高600m)からのルートは単純計算で標高差1300m以上もあるのでトレーニングにはもってこいです。このルートは大峰早駈コースの一部ということもあって下りでは何度も走っているためルートに特に不安はありません。
問題は寒さです
∑(゚Д゚)
この時期の標高2000m付近はどんな状態になっているのやら…。念のためいつもより多めに防寒着を持っていくことにしました。もちろんエマージェンシーシートやヘッドライトも。安全のため積雪が激しかったり身の危険を感じた場合は最悪引き返すことも視野に入れておきました。
【コースレポート】
往路(登り)
天川川合〜八経ヶ岳 約11km 2時間7分17秒
天川川合〜八経ヶ岳 約11km 2時間7分17秒
トイレあり
12:20頃スタート!!
天川川合の駐車場から登山口までわずか数100m(笑)
いきなり最初の1kmで大苦戦!!
あとで確認すると
1kmちょっとで標高差350mも登ってました(゚o゚;;
約5km地点の栃尾辻へ
ここまで約1時間
ここまで来るとだいぶ気温が下がってきました。ヒンヤリとかではなくジッとすると凍えそうな冷たさです。おそらくすでに0℃か氷点下。地面の水分が凍っていて踏むとバリバリと音を立てています。体感的にはこれだけ登りを攻めているのに暑さを全く感じません。走れるところをバビューンと飛ばしていると冷気で身体が冷えるほど。
さらに標高を上げると少しずつ雪が目立ち始めました。途中、熊渡へ下山するカナビキ尾根へ行くハイカーの方とすれ違う。その方は完全に冬山のスタイル。それに比べてオレはというと…
短パン&長袖シャツ(笑)
いやいや笑い事じゃありませんね。こんな軽装だと「山を舐めてんのか」と怒られそうですが、逆にこの格好だからこそ無理はしません!とか言ってみます。でもやっぱり軽装で冬の山へ入るのは危険ですね。後ほど身をもって知ることとなります。
拡大禁止!
(鼻水凍ってます笑)
さすがに標高1500mを超えるとこの格好では限界になったのでネックウォーマーとウインドブレーカーを装着。これが正解!風を防ぐだけで寒さを全く感じなくなったので、うっすいペラッペラのウインドブレーカーでも物凄い効果がありました。
高崎横手出合
徐々に雪の量が多くなりスノートレイル感が出てきました♪アイゼンはまだ必要なほどではありません。ハイカーの方とすれ違いましたが、その方もアイゼンはつけていませんでした。
あ、そうそう肝心のX-TALON200ですが雪上でも全く滑り知らずでした。不安に感じたシーンは全くありません。ザクザクっとソールが路面を捉えている感じがありました。これからの時季かなり活躍してくれそうです♪チェーンスパイクとの相性も気になるところ。
実を言うと、この時わが新恋人X-TALON200のことなど考えてあげられる余裕が無くなりつつありました。その理由はというと・・・
実を言うと、この時わが新恋人X-TALON200のことなど考えてあげられる余裕が無くなりつつありました。その理由はというと・・・
指先の冷え
&
ハンガーノック
《指先の冷え》
唯一装備で失敗したのが手袋(グローブ)です。salomonのXT WINGS グローブはフィンガーレスタイプの手袋なんですが、手の甲に指先まで覆える防水のミトンが収納されています。春先や秋口にはコレが結構役立つんですが、氷点下の世界ではこんなもの全く役に立ちません。下りで地獄を見ることになります。
《ハンガーノック》
岩湧バカをする時は昼飯を食べずに走っていたので、今回も同じようにしたのが失敗の原因。これほどの寒さでは通常よりエネルギー消費が激しく、空腹状態で走ってしまうとあっという間にハンガーノックになってしまいます。大きな反省点です。
これらの症状が現れ始めるも、山頂が近づくと不思議なもので異常なくらい元気になりました(笑)山頂付近は木の枝という枝に霧氷やら樹氷がギッシリと敷きつめられていてそれはもう美しい光景が広がっていました。
川合からここまで約11kmで所要時間は2時間10分。何とかリミット以内で来れたのでひと安心。ちなみにこの日の山頂の気温は、な、なんと・・・
あいにくガスに覆われて景色は全く見えませんでしたが、美術品を思わせるような樹氷や霧氷が立ち並び、なんとも幻想的な風景が広がっていました。ただ長居するとエライ目に遭いそうなので写真をバシャバシャ急いで撮って下山開始です。
−9℃!!
∑(゚Д゚)
∑(゚Д゚)
(同じ日に登った方の記録を参照)
あいにくガスに覆われて景色は全く見えませんでしたが、美術品を思わせるような樹氷や霧氷が立ち並び、なんとも幻想的な風景が広がっていました。ただ長居するとエライ目に遭いそうなので写真をバシャバシャ急いで撮って下山開始です。
霧氷
腹が減っていたのでエビフライにしか見えなかったw
復路(下り)
八経ヶ岳→天川川合 約11km 1時間30分1秒
ほな行くでー!うりゃりゃりゃりゃぁーーー!!!
・・・
(°_°)
スキーの滑降のごとくカッ飛ばそうとするも全く身体に力が入らない。原因はハンガーノック。これはヤバい!歩きながらザックに入っているありったけの食糧をボリボリと一気に貪り尽くしました。といってもソイジョイ3本とジェル1個だけですが(涙)
しかし同時に指先の冷えもどんどん深刻化してきました。指先だけが石になったような感覚です。他の部分は全く寒さを感じません。太ももむき出し状態ですがそこはなぜか全然平気。手の指先だけが耐え難いほどの痛みに変わってきました。たまらず口の中に両手の指を突っ込む。自分の息で解凍しながら進みました。(身体で最もナウでホットなパンツの中にも手を突っ込みながら。)
標高を下げて風のないところまで来ると、ようやく指先に感覚が戻ってきて身体も元気になってきました。ここからは歩いてしまった分を取り戻す勢いで走る。
やっぱスゲーよ!X-TALON200!!
ひゃっほぉーい!♪( ´θ`)ノ
ひゃっほぉーい!♪( ´θ`)ノ
下りでコイツの凄さを実感できます。いつもならズルッといくような急坂でも全く滑らない。安心して着地できるので、木の根や石に足を引っかけたりしないことだけに集中できます。また、不安視していたクッショニングですが、意外にもこのアウトソールの長い爪がクッションになって硬いという印象をそれほど受けません(ロングを走っていないのでこればっかりは何とも言えませんが)。気になるのはアウトソールの耐久性です。消耗度がどれくらいなのかはまだ分かりません。
標高を下げるにしたがって雲間から太陽が顔を出し始めました。大峰山系の深い山々を見渡すことができます。思わず立ち止まって雄大な自然に見とれてしまいました。まだ大峯奥駈道の南側(釈迦ヶ岳〜本宮)には行ったことがないので夢がふくらみます。
あれは観音峰と稲村ヶ岳かな
もうすぐ!!
てな具合で一気に下山して
フィニ〜ッシュ!!
川合〜八経ヶ岳 往復
距離:22.3km
累積標高:1985m
タイム:3時間37分18秒
(登り 2:07:17 下り 1:30:01)
※epson mz-500にて計測
※epson mz-500にて計測
コメント
そのX-TALON200すごいなぁ~
写真タイトルは、「冬に負けない俺様2016」って感じかな
残念ながら「俺様」ってキャラじゃないです(笑)
兄貴も確かトレイルロック履いてましたよね?エクスタロンもぜひお試しあれ〜♪