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第3回 OSJ特別戦 KOUMI100 2016 〜リタイアの真相 その⑥ 編集後記〜

第3回 OSJ特別戦 KOUMI100 2016 〜リタイアの相 その⑥ 編集後記


【編集後記】

なんとか書き終わりましたー。

編集後記を書くにあたり、ここまでザッと読み返してみましたがひどいですね〜(汗)。もはや読者ほったらかしの内容。思わず「ナニコレ?!」と頭を抱えてしまいました(笑)。今カフェで珈琲を飲みながら書いているのですが、横に美人さんが座っていなかったのがせめてもの救いです。(ちなみに横には自分と同い年くらいのカップルがいるのですが、自分が多少頭を抱えながら変な声を漏らしたぐらいでは阻止できないほどの激論を交わしています。彼らの話を聞いていると明日にでも世界が終わってしまうんじゃないかって心配になるほどですが、今はこの記事を終わらせる方を優先しなければなりません。それにしてもこの二人の会話だけでブログの記事が書けそうだ笑。)

さて、レースから2週間以上にもわたり、『リタイアの真相』などという大仰な言葉を使って、せこせこと回顧し続けてきたのが何となく気恥ずかしいです。それに今回ばかりは真面目くさった雰囲気の文章に眉をひそめた方もいらっしゃるかもしれません。ノープランで書き始めたので着地点が全く見えず、ある意味では不安を抱えながらの作業でした。「よぉ考えたらこんなことブログで公開することでもなんでもなく自分のメモ帳の隅っこにでも書いとけばいい内容じゃねーか!」って。でもまぁ人様の目が触れる場所に書くことで、ちょっとした緊張感や書こうという意欲が高まって最後まで書くことができたのも事実です。ここまで付き合ってくれた読者のみなさま。あなたのおかげです(笑)。あの時どんな気持ちだったとか、どんな風に感じ、どう見えたかなど、できる限り正直に文字に起こすことで自分の気持ちが整理され、最終的にリタイアしたことを前向きにとらえることができたのは良かったことだと思っています。

と言っても、リタイア直後はこんな風にあれこれ考えることなく、むしろ晴れ晴れした気分だったんです。今考えてみると、この気分は『やり切った!』という達成感ではなく、『もうこの周回を走らなくていいんだ!』という一種の解放感からきていたのでしょう。リタイアしたことについて後悔を感じ始めたのは2,3日後だったと思います。本編にも書きましたが、それまでは膝の痛みでリタイアしたと大真面目に考えていたので、無理せず途中でやめたことで後遺症もなく、むしろ『リタイア=まぁしゃーない』くらいに思っていました。でもレースが終わって河川敷を軽く走っている時に突然あの時の光景が鮮明に蘇ってきたんですね。


※写真はレース前

それはレースをリタイアして着替え終わった後でした。室内でストーブの前のベンチに座り眠気眼でランナーを応援していました。5周目へと走って行くランナーや、ようやく3周目が終わり室内で休息をとるランナー、リタイアを宣言し疲れ果てた様子でベンチに腰掛けるランナーなどがいました。その中に何周目を走り終えたのかは分かりませんが、リタイアするかどうか迷いながら(外での会話が室内まで聞こえます)自分と同年代らしき男性のランナーが室内へ入ってきました。彼は片足を大きく引きずり「膝が…」と悲痛な声を漏らしていました。彼の仲間らしき方とこの後どうするか話しています。何かが引っかかって彼の姿を目で追いかけてしまいました。よく見ると膝はかなり痛そうだし首から下はボロボロって感じです。でも顔だけは違っていました。もちろんすでにかなりの距離を走っているわけですから疲労で頬はこけ汗や泥にまみれています。でもなんていうか陳腐な表現かもしれませんが異様にキラキラしてたんです。闘志で燃えているっていうか、光り輝いてるっていうか。うーん。自分の語彙力ではうまく表現できません。その時は膝の痛みは苦しいなぁ。どうするんだろう。くらいにしか思っていませんでしたが、河川敷を走っている時に急にこう思ったんです。

彼こそがオレの目指してるランナーだ!

って。もちろんもっと速くなって表彰台に乗るようなランナーになるのも夢だけど、それは走ることの本質じゃないっていうか。でもじゃあ何が本質なんだよ!って言われたら言葉に詰まります。今はまだうまく説明できません。語彙力が不足しているのか走る経験値が不足しているのかは分かりませんが。でも、あの時の彼の顔が、自分に足りないもの、そして少しずつ失われたものを全て物語っているように感じました。その後、彼は足を引きずりながらまた周回コースへと挑んでいきました。その後完走したのか、リタイアしたのかは分かりません。別に足を引きずってでもリタイアせずに挑戦したことに惹かれたのではありません。最後は本人が決めることなのでそのことを美化するつもりは一切ありません。自分が惹かれたのは、苦しい状況にも関わらず現状を心底楽しんでいるキラキラしたあの顔でした。


では自分はどうだったのだろう

このように考えてみると、リタイアしたことなど大した事ではなかったのかもしれません。果たして自分は彼のようにこのレースを心底楽しんでいたのだろうか。それこそが自分が追い求めた真相だったようにも思えます。





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おまけ

今週末、フェアリートレイルに出ることになりました!!来週は奥四万十ウルトラトレイルがあって連戦になるので出るつもりはなかったのですが、ちょっとした理由で思わずエントリーしてしまいました。そのちょっとした理由ってのがコレです。


某トレイルランニング情報サイトのホームページにフェアリートレイルのエントリー期間延長というお知らせが掲載されていました。よく見ると・・・

これ、オレですやん(笑)
ケツきたなw

鏑木さんに「お前もちろん出るよな?」って言われてるような気がして、思わずポチっちゃいました(笑)ま、この情報はとあるランナーの方(某天狗のBさん)に教えてもらったんですけどね。というわけで大阪マラソンは今年も山から応援していま〜す♪





コメント

横田デブナビ さんのコメント…
KOUMI100お疲れ様でした!100マイルのトレランって恐ろしいですね!ビビりますわ!上位行けそうな戦いができているのがすごいぜ!
僕はまだその距離のトレランしたことないので、やってみたいっす(笑)
もちろん上位なんて無理なんで完走目指すだけっすけどね(笑)
フェアリートレイル出るんですね!僕もエントリーしてます!よろしくです。
確実に言えることは、今年は体重増えすぎで去年よりさらに遅いゴールの予感がしますわ(笑)
もりもりサラマンチ さんのコメント…
フェアリーテイル、奥四万十、キラキラの笑顔で苦しい状況を楽しんで下さい(^.^)

フェアリーテイルの写真、正に妖精ですね(^^;)
のりチュー さんのコメント…
やっぱりりょーくんやったんや!
そーかなって思ってた(笑)
この写真いーよね~♪
IPS さんのコメント…
本書くのかと思いましたよー(笑)
フェアリーと悩みましたが温泉街にいってきます!

理由はこっちの方がキツそうだからw
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
デブナビ兄貴!毎度ごっつぁんです!!

KOUMIは完走するだけで十分価値がありますよ♪まだまだマイルで上位に行けるほどの脚はないっすわ〜。ぜひ兄貴にもあの周回コースでおもくそ苦しんで欲しいっす(笑)

おお!フェアリー楽しみですね!!思えば兄貴とは昨年のフェアリーで出会いましたもんね♪アイダホ君はアメリカかな??よろしくでーす!!

ひゃっほい太郎 さんの投稿…
もりもりサラマンチ会長どーもです♪

テイルって、「おとぎ話」になってますよー(笑)こんなケツが汚い妖精なんてこっちから願い下げです。。妖精いるかなー?間違えた。妖精みたいな可愛い子いるかなー??(笑)

サラマンチ会長もキャノンナイトお疲れ様でした!ブログ見ましたけど楽しそうでいいですねー♪来年はパワーですね!!
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
のりのりチューチューさんコメントありがとー!

そうやね〜ん。のりチューさんの妄想を打ち砕くことになるけど、残念ながら正面は向井理じゃなくてオレでした(笑)

やっぱりプロの撮った写真は違うなぁ。今年も採用されるように飛び跳ねまくろ〜っと♪


ひゃっほい太郎 さんの投稿…
めっちゃ前やけどコメントくれてたんやなぁ。今頃になってごめんよ〜。なぜかスパム扱いなってて別フォルダに入ってた(笑)

山中温泉から色々あり〜のの東京マラソンでの復活劇。すごすぎる!これからもいっぱい刺激クレクレクレ♪