2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

UTMF 2016 〜100マイルから44kに〜

UTMF 2016 〜100マイルから44kに〜


【概要】

《大会ホームページ》
http://www.ultratrailmtfuji.com/

《変更後日程》
9/23(Fri)15:00スタート

《変更後コース》
距離:44km
累積標高:2181m

START(河口湖大池公園)〜W1(鳴沢)〜A1(精進湖民宿)〜A2(本栖湖)〜FINISH(道の駅あさぎり)


《結果》
5時間15分12秒
総合96位


《大会指定駐車場》
富士北麓駐車場
※スタート会場まで無料シャトルバスあり

《温泉》
(※大会開催中24時間営業)



【UTMF2016を走り終えて】


重大な決断を私はしましたので、それを発表したいと思います

100マイルが44kmに短縮されるという鏑木さんの言葉を聞いた時は、正直かなりのショックを受けた。思わず「マジか…」という言葉が溢れ出る。隣に並んでいた外国人ランナーは落胆ともとれるランナーのどよめきに「ワットハップン」と慌てていた。単純に距離だけで考えると約1/4に短縮されたことになる。はっきり言ってしまえば、富士山の周りをぐるっと一周するUTMFから、富士山の裾野を走る山のミドルレースへと変貌を遂げてしまったわけだ。その理由は以下の通り。

・コース途中にある富士宮市、富士市で現在も大雨警報が発令されていること
・大雨警報が解除されたとしても、その後のコース状況がランナーの安全を確保するのが難しいことに加え、環境への影響も大きいこと。

スタートゲートに並びながら鏑木さんの言葉を聞いている時には、頭上から小雨がパラパラと落ちてくる程度であり、この先中止せざるを得ないほどの大雨や、それによる悲惨なトレイルコンディションになっているとは想像だにできなかった。事前に天候は回復傾向にあるという予報を見ていたので、まさか途中で中断することになろうとは思いもしなかった。しかし、誰よりもUTMFを成功させたかったであろう鏑木さんが、誰よりも100マイル完走を楽しみにしてきたであろうランナーに対して、涙ながらに語った苦渋の決断には真実味があった。

実際に走ってみて、この決断は十分に正しかったと思う。FINISH地点となった道の駅に近づくにつれ、雨足は激しくなり、足首まですっぽり水に浸かってしまうような水たまりもが何箇所もあった。この調子ではこの先のトレイルコンディションはより悲惨な状況になっていることは間違いない。動けなくなれば低体温症になる危険性も十分にあり得るような状況であり、1000人近いランナーの安全を考えると仕方がないと言える。また、結果的に翌日もSTYが中止するほどの悪天候に見舞われ、もし強行していたとしても途中で中止せざるを得ない状況になっていただろう。

で、肝心のレースはというと、スピードに全くついていけなかったというのが正直なところ。多くのランナーがスピードレースに切り替えたせいか前半から飛ばす飛ばす(笑)100マイルの装備を背負ってこれだけのペースで走るのは初めて。山でもペースを落とさない外国人女子ランナーと並走。この方、今回女子優勝したブラジルのフェルナンダ・マシェール選手。山の登りを坦々と走り続ける女子ランナーなんて今までのレースでは見たことがなかったので驚いた。もちろん後半置いてきぼりをくらったが良い経験ができた。周りのペースに翻弄され(いや、圧倒され)、気づいてみれば96位という散々な結果。

5時間15分12秒
総合96位

個人的にはまだ助走にしか過ぎない時点であっさりレース終了といった感じ、と強がってみるが、実際は「中止されなかったとしてほんまに100マイル走り切れたんかいな」と思えるほどの疲労感。山のレースなのだから何が起こるかは分からない。しっかり気持ちを切り替えてそれに対応できる力が不足していると痛感した。要するにまだまだお尻が青いということかな(汗)

でも結果的には、2週間後のKOUMI100に疲労を残さない良い意味で練習にはなったように思う。こうなったら不完全燃焼に終わってしまったUTMFの分まで、KOUMI100では100マイル旅を思う存分楽しみたい。といっても旅というより修行といった方が適切な鬼の周回コースではあるけども(笑)

ほんとは詳細なレースレポを書きたかったけど、ちゃんと富士山の周りを一周してからUTMFのレポは書きたいと思う。今回参加してみて、改めてUTMFという大会の規模の大きさ、参加者のレベルの高さを痛感したので、1年かけてしっかりと練習を積む必要があるなと痛感した。ミーハーではあるけども、普段見ることができないセバスチャン選手、シェルパ選手、グザビエ選手、ディラン選手などの海外スター選手をすぐ近くで見れただけでも来た甲斐があったかな(笑)

最後に、ランナーの事を最優先に考え重大な決断をした鏑木さんをはじめとした大会主催者の方々、急遽大きな変更により奔走されたであろう大会スタッフやボランティアの方々、悪天候にも関わらず至る所で大きな声援を送って下さったサポーターや地元の方々、UTMF2016に関わった全ての方々に感謝しています。そして来年こそはよろしくお願いしますね!!(笑)

フィニッシャーベストゲット♪




コメント

横田なび さんのコメント…
お疲れ様でした
天気には勝てないですね!残念無念です
STYも中止になり結局3時間走って、太郎坊でバス待ち3時間~4時間!寒すぎでした!翌日富士山は初冠雪だったらしいです!
来年、UTMF出れるようにポイントゲットして参加するのでよろしく~(笑)
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
兄貴!STYお疲れ様です!
今回は波乱の展開でしたねー。まさか翌日のSTYまで中止になるとは・・・。翌日は富士山にでも登ろうかと思ってましたが行かなくて正解でした(笑)Fよりも途中中止になったSTYの方がランナーにとっては大変だったと思います。3-4時間待ちは辛い!!来年は一緒にやったりましょー♪兄貴はレース出まくってるからポイント自然に貯まってそうですけど〜。
横田ナビ さんのコメント…
ほんま帰宅正解です~!LサイズTシャツも後日発送だし微妙な感じ(笑)
来年はお願いしますやったりましょう!
しかし村岡の20回記念120km変態の道も捨てがたい!来年UTMF申し込みはするけど当選したら悩みますわ

ポイントは、あと、蒜山スーパートレイル、ハセツネCUP、伊豆トレイルジャーニーのどれかを完走すればたぶん大丈V!
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
すんません、返信遅くなりました!!

ちなみにF、村岡と同時期に佐渡島一周マラニックもありますよ〜!スパルタスロンも時期が近いから悩みますね〜〜(笑)

SHINJOHIRUZEN出られるんですか?!いいなぁ。第一回大会なんで超出たかったんですがFとKOUMIに挟まれてるんでさすがに遠慮しました。って今週末ですやん。日曜なら天気良さそうですね!またどんなだったか聞かせてくださーい!!
ナビ横田 さんのコメント…
お疲れ様です。
いろんな大会があって悩みますね!
蒜山は前半20km位まではロードで楽勝でしたが、その後、山はアップダウン+さらに暑さがきつかった泥で滑るのもなかなかでした。4回こけました。そしてエイドにたどり着くまでの時間がかなりかかりました。スピードないので3時間くらいエイドに着かないとか(笑)水分が切れますね!58kmで痛恨のロストして心折れました(笑)坂を下りきって気が付いてのぼり返しました(泣)
たくさん走れてラッキーです(笑)80kmくらい走ったかも!大会は実際は74~76km位らしいです。説明会でそんな説明があった模様です。
来年タイミング合えば行ってください(笑)
ひゃっほい太郎 さんの投稿…
蒜山お疲れ様です!まずは完走おめでとうございます!!そして余分に走れておめでとうございます(笑)

序盤のロード長っ(笑)トレイルはなかなかアドベンチャーな感じで面白そうですね〜。水切れはきつい!!しかもロストまでww

いよいよ来月は長崎ですね〜。雲仙行けるのがうらやましいっす!僕は奧四万十トレイルとかぶって行けないので、また恒例の横田ナビお願いしますww