2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

第23回 みかた残酷マラソン全国大会 2015


第23回 みかた残酷マラソン全国大会 2015

2015.6.14
公称24km

約23.3km
累積上昇高度(+)685m
累積下降高度(−)697m
(※EPSON SF-710にて測定)

【result】

1時間46分29秒(グロス)
総合98位
30代男子(2部)43位

【前書き】

残酷マラソンについてレース状況などを早速書き始めたいのだが、今回も前置きが長くなりそうだ。なぜなら、レース2日前から現地入りして村岡観光や蘇武岳登山などをしていたからである。なおかつ毎日テント生活。しかもメンツはトリオ・ザ・山トコ。はっきり言って、レースよりもこちらの方が思い出の比重が大きくなり過ぎている(笑)

あまりに濃過ぎる2泊3日の旅だったので、詳細に書き過ぎるとスペクタクル長編小説が一冊書けてしまいそうな勢いであり、肝心の残酷マラソンの内容がうす〜くなってしまいそうだ。よってここでは、最初の2日間は簡単に書き留める程度にし、できるだけすぐに残酷マラソン当日の内容について触れられるように努力したい。自信は無いが…(汗)

いずれにせよ、この2泊3日の旅は非常に充実したものであり、トリオ・ザ・山トコにとっても非常に大切な時間であったことは明記しておく。さて、前置きはこれぐらいにして本題へ入ろう。

【6\12(金)】


朝。小雨。トリオ・ザ・山トコであるパルさん、ミッフィーさん、オレの独身3人組御一行は残酷マラソンが開かれる兵庫県美方郡香美町へクルマで向かう。


明石SAにて


雨あがり。グリーンパークハチ北へ到着。誰もいない。管理人は?(笑)



テント設営後、パルさんのルーツでもある村岡地区へ。この辺りは毎年9月末に開催される村岡ダブルフルウルトラマラソンのコース上にあり、故郷とも言えるその場所は、パルさんにとって特別な思い入れのある場所だ。パルさんのルーツを知ることで、より一層トリオでの時間を共有したいと強く思う。村岡ダブルフルが開かれる9月末にもう一度戻ってくることを3人で誓い合った。




ところ変わって、やっぱり誰もいないキャンプ場。但馬牛。BBQ。ビール。スパゲティ。満天の星空。原始人ダンス。君をのせて。うまぁああ。どんちゃん騒ぎ。



【6/13(土)】

朝日。ホットケーキ。サンドイッチ作り。ダッダダダダダ。




ミッフィーさんの愛情がたっぷり入ったお手製サンドイッチをザックに詰め込む。村岡ファームガーデンに車を停めて、近くの大糠登山口から登り始める。

蘇武岳登山MAP


セクハラするパルさん

暑過ぎて蘇武岳山頂滞在時間3分(笑)

実はこのルート、昨年村岡ダブルフルに出ていたタカさん・パルさんを応援するため、蘇武岳へ直登した時のルート。

↑2014年村岡応援の時の写真

今回の写真

こうして見ると、パルさんとの距離がだいぶ近づいたような気がしますwww

登頂後は展望台で昼食。青空のもと、コーヒーに手作りサンドイッチ。極上の時間。



下りは寺川内登山口へ下る別ルートで下山。12km。5時間のハイキング。



「ガリガリ君を食べたい!絶対に!」ミッフィーさんのワガママが騒動を引き起こす。無事にガリガリ君を手に入れ3人仲良く食す。するとアタリが!


パルさんの嫉妬(他人の幸せをすぐ妬むw)をなだめた後、前日に引き続き村岡温泉で汗を流す。貸し切り状態。


またもや誰もいないキャンプ場。外へ出したままのキャンプ道具に被害。パルさんの梅酒がクチバシのようなもので突っつかれて穴だらけ。しかし、動揺を一切見せないパルさん。さすがは新キャラBBQおじさん。その穴から直接梅酒を飲む。謎の鳥との間接キス。


ミッフィーさん特製カレー。うまぁぁあああ。初日ほどは馬鹿騒ぎをせず、22時過ぎにはおとなしく就寝。

【6/14(日)】
鳥のさえずり。朝日。朝4時過ぎに起床。ミッフィーさん特製みそ汁素麺。からの、カレー素麺。うまぁああ。テント撤収。6:30頃、大会会場へ向けて出発。



ここから普通の書き方に戻ります(笑)

ハチ北キャンプ場から会場までは約40分くらい。到着したのは7:15頃。駐車場は複数あるようですが、案内されたのはゴンドラ乗り場がある『東駐車場』です。



駐車後、まずはそこでトイレ。すると、パルさんの携帯に坂好練習会隊長のタカさんより連絡が!

今回、トリオは金曜から現地入りしているため坂好練習会とは別行動していました。坂好練習会のメンバーは前日に現地入りして、宿泊施設のロッジでどんちゃん騒ぎをしていたようです(笑)


 《坂好メンバー》
タカさん、まゆちゃん、としちゃん、じゅんさん、しのけんさん、レフリー達也さん、パイセン、そしてトリオの3人

『ひゃっほいランニング伝承者』

ウエアは新しくできた坂好練習会のノースリーブ。走る前から気温はぐんぐんあがり、じっとしてても汗ばむくらいなのでノースリーブで正解!パルさんは原点に戻って綿シャツ&サンダルという格好(笑)

ゼッケンやチップは事前送付されているので、受付等は不要。参加賞はなく、完走者だけにTシャツがもらえます。

「残酷」という文字が消えて残念ToT

スタート位置は予想時間等では区切られていなくて自由。スタートまではタカさん、ミッフィーさんとバカ話をしながら、高石ともやさんの陽気なトークを聴いていました。

そしていよいよ9:00
スタート!!


標高差グラフ

《0-5km avg.4'10/km》


大会HPより

スタートまでのロスタイムは15秒ほど。スタートしてすぐは狭い町並みを走り抜けるので、混雑してなかなか思うように前には出れません。3kmくらいまでは緩やかな下り。多くのランナーがキロ4を切るようなペースで走っています。自分は周りに流されないように一定ペースを心がけます。

暑い!いきなり滝汗状態。ヤバい・・・。と思ってたらすぐにエイドが!

が、しかし、水を配ってくれる人とのタイミングが合わず、水が取れなかった(泣)


大会FBページに掲載されていた写真。一番左に写ってます♪

3km地点を超えると折り返しがあるので、一部ランナーと出会うことができます。まずは先に折り返してきたトップ集団からわずかに遅れてパイセンが走ってきました!

おれ「でやぁぁああああ」
パイセン「でやぁぁああああ」

折り返すと、タカさん、ミッフィーさん、まゆちゃんを見つけることはできましたが、他の方は見つけられず(泣)

そして第2給水所で水をゲット!!なんとこの残酷マラソンは給水所が全部で13カ所もあるのです!2km以内に1つ給水所がある計算になります。これは暑さと激坂にやられるランナー達にとっては非常にありがたいですね♪


コース図&給水所

《5-10km avg.5'23/km》
5kmを過ぎると、ここからは緩やかな登りに入って行きます。暑い。とにかく給水所ではこまめに水分補給し、顔に水をぶっかけながら熱中症を防ぎます。

7kmを過ぎた辺りから一気に登りが急になってきます。『坂好練習会』としてこの登りは絶対負けられません。前傾姿勢で下を向きながら抜きまくりましたwww

するとシャワーが浴びれるゾーンが出てきました。思ったより水の量が多く出ていたので、しっかり水を浴びることができました!ここには高石ともやさんがギターを奏でながらなにやら歌っていました。相変わらず陽気ですね〜笑

あとは下りかなぁ?っと思いきやまだまだ登ります。


《10-20km avg.4'29/km》
10km付近にもう一度折り返し地点があり、本当に短い距離(50〜100mぐらい?)ですがランナーと交差することができます。自分より先行するパイセンに会えるかな〜?と期待を胸に走ってると、

パイセンきたぁぁあああああー!!

おれ「でやぁぁああああ」
パイセン「でやぁぁああああ」

元気かと思いきや、パイセンは手でバッテンしています。後でわかったことですが、前半でかなりパワーを使ったらしくこの時失速気味だったようですね。後半女性ランナーと競り合い、持ち直したそうです♪

さて、こちらも負けじと折り返し地点まで行くのですがかなりきつい登り・・・。もちろん最後まで歩かずに走り通しました!!さてここからは一気に下りまくります。

ひゃっっほおおおおおおい!!!

景色が最高ですね♪飛ぶように駆け下ります♪

が、後ろから迫る足音・・・。登りで抜いたランナーに下りでぶち抜かれました。悔しい・・・。競り合いましたが、これ以上攻めすぎると後半足が動かなくなりそうだったので無理せず駆け下りました。残酷マラソンでは下りが鬼のように速いランナーにたくさん出会いました。下りをもう少し訓練する必要がありますね。


《15-20km avg.4'31/km》
15km過ぎまでは一気に駆け下りるのですが、少し平坦になったところで足が止まりそうになってしまいました。心肺が追いついていないわけでも、足が重くなったわけでもありません。メンタル的な問題ですね。甘えて少しペースを落としそうになっていました。

(だめだ・・・このままでは失速しかねない・・・)

ふと腕時計を見ると1時間10分を経過したくらい。

(あれ?もうそんなに時間経ってたの?もうすぐ終わりやん!何をこんなとこで甘えとんじゃい!こんなに楽しい坂があと40分もすりゃ終わってまう。頑張らんかい!)

口に出してつぶやきました(笑)すると、足が軽くなりぐんぐん前へ進んで行けます!ここ最近、長距離&長時間ばっかり走っていたので、いつものハーフよりものすごく時間が短く感じました。

大会HPより


16kmを過ぎたあたりからもう一度山を越えます。

でやぁぁああああ

何度も声に出しながら登って行きます。歩きと走りを混ぜながら走るランナーも現れ始めますが、全て走ったほうが速い!(笑)ここでも抜きまくりました!坂好練習会としては絶対負けられませんw

山を越えると一気に下り始めます。下りに強いランナーに抜かれますが、今回は諦めず必死についていきました。膝に痛みが少し感じますが、もうこの足を止める事はできません!

ひゃっっほぉおおおおおおい!!

一部区間ではキロ3'30くらいのペースで走っていたようですwww


《20-finish avg.4'14/km》
???「りょーーくーーーん!!」

何やら沿道から自分を呼ぶ声が?!

よく見ると、Mさんだーー!!

奥熊野ウルトラを走った時に関トラを通じて出会った方です。今回は膝を痛めていたようでDNSされていたようですが、応援にかけつけてくれていました!

走りながら撮って頂きました♪

超爽やかなMさんに出会えたおかげで、最高にパワーをもらえました!!本当にありがとうございました!!

もうすぐ終わってしまう!!

別に足を残してるわけでもありません。どちらかといえばかなり追い込んだ自信はあるのですが、あっという間に終わってしまったというのが率直な感想です。やはり、長時間走が効いてるのかもしれません。また、この大会がものすごく楽しかったというのが主な要因だと思われます。

景色、自然、坂、町並み、天候、そして、沿道の応援の方々・・・

全てにおいて満足のいく大会でした。ここまで町の方々の暖かみを実感できる大会は少ないのではないでしょうか?リピーターが多いというのも頷けます。

やはり自分に合っているのはこういった町一丸となって取り組んでいる大会ですね。都市型マラソンもいいかもしれませんが、やはり走るからには出会い・発見・人という旅の要素が必要不可欠です。

そんなことを考えて走っているうちにいつの間にやらゴールゲートへ!!

ひゃっほいジャンプ(パイセン撮影)

1時間46分29秒(グロス)
総合98位
30代男子(2部)43位

ゴール後は、坂好練習会のメンバーの応援へ!!続々と最高の笑顔でみんなが帰ってきました♪




素麺食べ放題、トマト食べ放題(トマト嫌いですが)を堪能♪パルさんオススメの「とち餅」をお土産で買いましたが激ウマ♪

みんな揃ってパシャっ

坂好練習会のメンバーとお別れした後は、トリオで乾杯!


村岡温泉で汗を流したあと、帰路へつきました。
やっぱり帰路でもしゃべりまくり、大阪到着後も定番のガストへ寄って、アフォ話をして解散。

帰りの車内にて戯れ合う二人♥︎

最高に楽しかった3日間。なんだかトリオでの精神的結びつきが強くなった気がします。まさかこの歳になってこれほど心を許せる方達と出会えるとは思ってもいませんでした。

でやぁぁああああ

来週からはこのトリオ・ザ・山トコでオモシロ企画目白押しです!
そのためにも仕事を頑張らねば・・・


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