2023-24 STMダブル760K ②結果まとめ

第38回 小豆島オリーブマラソン全国大会 2015 その②



その①では前日入りしての観光、当日レース前までの模様をお届けしました。
今回はいよいよ肝心のレース本編です!!

《0-5km avg.4'04/km》
今回は一応できるだけガチで走ってみようと思い、カメラやケータイなど何も持たずに走る。なのでレース中の写真はありません。ただ、レース前にのり天さんから塩タブレットを頂いたのでポケットに忍ばせておきました。

スタートゲートをくぐるまで10秒未満でしょうか。人がごった返しているのでスピードはあげられません。

スタート直後。Jさん撮影。

最初の1kmは4分20秒。まぁ全体としてみると遅いですが、スピードに慣れて行くには最初の入りとしては丁度良いペースなのかもしれません。


まずはスタート地点の坂手港を出発して北上します。
スタートから2kmぐらいでしょうか。何やら香ばしい匂いがしてきました!



そうです。この辺りは醤油工場があって、小豆島の観光スポットのひとつですね。ただヘトヘトになってる時にこの香りをかぐと気持ち悪くなる人もいるのでは?!というくらい匂いがきつかった。もちろんオレは焼き餅に醤油かけて食いたいなぁとか妄想して走りましたが(笑)

町並みを駆け抜けて、草壁辺りで折り返します。


《5-10km avg.4'03/km》
草壁付近で折り返し、また来た道を戻ります。


折り返しでは、一緒に来たメンバーに会えるので必死になって探す(笑)

すぐにサムさん発見!サムさーーん!!と大声で声援を送りますが、サムさんはクールに手をあげて答えるだけ。少し寂しいwwサムさんは1時間30分切りを目標としていたので、真剣だったんですね。お邪魔しましたw

そしてJさん!スーパースマイルで応援してくれました。するとすぐに坂好のミッフィーさん!!オリーブはガチで走ると公言していたので真剣そのもの!かと思いきや、超笑顔でハイタッチ!!!やっぱ坂好メンバーはこうでなくちゃっ♪

シンちゃんを発見!しかしイヤホンで音楽を聞いていたので大声で声かけても振り向いてくれませんでした(涙)後で聞くところによると、声が聞こえて振り向いた時にはすでに遅しだったようです。

そしてグッさん・シモちゃん・エルさん・スーさん・ムラさんと続きます。(順番は定かではありません笑)エルさんは手を振ってくれたのに気づいた瞬間、視界から消えてしまったのでリアクションができなかった。。シモちゃんは手を振ってくれて、初大会とは思えないくらい余裕のある走りでした。

なぁんてことをしてるとあっという間に8km地点を通過し、映画「二十四の瞳」のロケ地となった岬の方へと進路を変えます。

《10-15km avg.4’01/km》



ここからは景色が一変し、海を右手に見ながら細かなアップダウンを乗り越えて行きます。
空を見上げると真っ青な空に太陽が燦々と輝いています。さすがは瀬戸内気候。カラっとしていて蒸し暑くはありません。海も穏やかで空と同じ色をしています。

ただやっぱり暑いです。エイドでは水やスポンジが配られていました。食料は見かけなかったです。また、スポーツドリンクもほとんど無かったのでは?!水を頭や首、顔にぶっかけながら熱中症を防ぎます。

全体的なランナーのスピードが少しずつ落ちてきたのは10kmを過ぎたあたりから。一定ペースで走っていても徐々に抜いていくことができます。そんな中100mほど先にいいペースで走っているランナーを発見。じわじわその感覚を縮めていきました。

ん?よくみるとゼッケン番号が9000番台。

もしや女性ランナー?

失礼な話ですが、短髪だったことと、まさか女性ランナーがいるとは思ってもなかったので気づきませんでした。すいません。。

しばらくその女性ランナーの後ろにくっついて引っ張って頂きました。
フォームがものすごく安定していて乱れがありません。おそらくサブスリーランナーだろうなぁと背中を見ながら考えていました。

そうすると『二十四の瞳映画村』へ到着し、この辺りで折り返します。



ここからはまたもや必死で仲間のランナーを探します。すると、サムさん発見!目標の90分切りが見える安定した走りをされてました。ただやはり、サムさーーん!と大きく手を振りながら声をかけても、何も喋らず手を挙げるだけです(涙)

お次はJさん!おっと、カメラを片手に走ってます!しかも後ろを振り返ってカメラをこちらへ向けています!ひゃっっほおおおおい!ぴょんぴょん何度も飛び跳ねてポージングしましたが、努力も虚しく、ほとんど写ってなかったそうだ(涙)

そして、きたよきたよ!ミッフィーさん!同じ坂好Tシャツなので見逃しようがありません!10mほど手前から大きく手を振って、ここぞとばかりに「ミッフィーーー!」と呼び捨てしておきました(爆)さすがリアクションがピカイチですね。なんて言ってたか忘れましたが、大声で返してくれました(笑)いい走りをしていたので、100分切りも射程圏内?!

お次はシンちゃんです!1回目と違いお互いにエール交換ができました!ただかなり辛そうな表情をしています。シンちゃんは普段はほとんど走っておらずハーフに出るときだけちょこっと練習する不思議なランナー。ポロシャツにゼッケンをつけておられたので、「襟有りで走る方は珍しいですね」というと、「ランニングは紳士のスポーツだから当然でしょー」とおっしゃられました(笑)あまり会った事のないタイプのランナーなので話をしていて面白かった!

次はまさかの大穴!スーさん!フルやハーフの経験は多いそうですが、いつも歩きを入れながら制限時間いっぱい使って完走するという話を聞いていたので、まさかここで会えるとは思いもよりませんでした!しかも余裕のある表情。メイクも崩れていません(笑)

お次はのり天ちゃん!のり天ちゃんはミッフィーさんの入っているランニングチームの仲間。今回一番しゃべったのではないでしょうか(笑)可愛らしくて面白い人です!


あだ名は寒霞渓に「のり天」というお土産があったので、僕が勝手に命名しましたw

そしてグッさん!手を振ってくれたので分かりました!結局、2回目の折り返しではエルさん、シモちゃん、ムラさんに出会えず。後でグッさんから教えてもらった事ですが、最後尾にいたムラさんはグッさんが声をかけても、周りの女性ランナーと喋るのに夢中になっていて、せっかくのグッさんのエールを無視したそうです。ムラさんには全員から総バッシングをくらってました(笑)

《15km-finish avg.3’56/km》


こんな感じで仲間のランナーを探しているだけでいつの間にやら距離を稼いでおり、15kmを通過。正直、走る前は仲間を探しながら走るなんてできるだろうか。余計疲労するんではないか。と不安でしたが、それは大きな間違い!実際に大声出してエール交換したり、自分に気づいて手を振ってくれるだけで、嬉しくて楽しくて疲れが吹っ飛んでいきました。事実、この区間で失速する事はなく、応援し合う事で逆にどんどんペースが上がっていました。

さて、応援しながらも前方にいた女性ランナーとの距離はキープしています。失速し始めるランナーを女性ランナーとともにどんどんパスしていきました。

残り4kmという看板が見えました。ここから少し下り坂になっています。

ここだ!!

躊躇する事なく、女性ランナーの前に出て、下り坂をかっ飛ばしていきました。ここからは意地でも女性ランナーに負けるわけにはいきません。しかし、ここから最後のゴールまで大きくアップダウンが続きます。自分の背中には「人生は坂だらけ」と黄色く大きな文字で印字されています。登りであろうが下りであろうが坂道で抜かれるわけにはいかない。フォームも関係なく、とにかくがむしゃらに走りました(笑)

ペースが落ちそうになると、背後から足音が聞こえてきたように感じます。後ろを振り向いてないのでわかりませんが、あの女性ランナーに間違いありません。

前方には黄色いシャツを着たランナーがいて、じわじわ近づいていきますがなかなか追いつかない。

残り1kmの看板が現れました。そこに女性の方が立っていて、大きな声で現在のタイムを言ってくれました。

「20分50秒!」

確かこう言われたように記憶しています。1時間20分50秒ですね。すぐに頭で計算しました。残り1kmを4分でいけば85分きれる!それまで、85分切りのことは頭から消えていたのでより一層頑張れました。今までならラスト1kmは確実に失速していたので、最後まで粘れたのはタイムを言ってくれた女性のおかげです。

そしてフィニッシュ!


1'24"50 (グロス)
総合順位 45位
30代男子 16位

0-5         4’04/km
5-10       4’03/km
10-15     4’01/km
15-finish 3’56/km
(※EPSON SF-710)


大会結果はコチラ

ひゃっほいジャンプでフィニッシュゲートをくぐりましたが、ちゃんと撮れてるかな?!

【ゴール後】
ICチップを外していると、あの競り合った女性ランナーが!思わず、挨拶しに行きました。

おれ「ずっと後ろにいて、引っ張って頂きありがとうございました!」

女性ランナー「『人生は坂だらけ』のTシャツの人ですよね?もちろん覚えてますよ!」

おれ「またどこかの大会で会ったら宜しくお願いします!」

この女性ランナー、あとで調べてみると堂々の1位!もしかすると走力が同じくらいなのかもしれないので、本当にまたどこかの大会で競り合えるかもしれません♪

その後は完走証をもらい、ランナーが通過するところで応援にいきました。
すると、サムさんがきた!!ファイトォーー!!!この時点で90分切りは叶わず。。でも最後まで諦めず走っておられました。

写真を撮ろうと思い、荷物を受け取りに行きました。そして沿道に並び、カメラを出した途端、ミッフィーさん!!カメラ間に合わず!!時計は1時間38分くらい。いけーーー!!!100分きれるぞーーー!!!「ういっす!」という男顔負けのガチ表情で走り去る。結果は100分ちょい!!(ネットタイムでは100分切れていたそうです!)しかもオリーブマラソンでのベストを出せたそうです。種目別ではなんと5位!!スピード練習していなくてのこの結果は坂練が効いたとおっしゃっていました。

見よ!この満面のスマイルを!って見れないですねw

Jさんはミッフィーさんより前にゴール!オレがカメラを取りに荷物受け取りをしている間に通過したようです(涙)残念。代わりにビール片手にランナーのように現れた時の写真を貼っておきますwww

ちゃんと撮れてないですねw

故障明け(故障中?!)ということもあり、走る前は100分切れたらいいなぁとおっしゃってましたが、1時間37分前後でフィニッシュ!

この後、シンちゃん、スーさん、のり天ちゃん、グっさん、シモちゃん、エルちゃん、ムラさんを出迎えて、見事11名全員完走!!!

ムラさんを出迎えるメンバー(Jさん撮影)

女の子としゃべり過ぎて遅くなった(笑)という、ラストのムラさんを出迎えた後、素麺が食べ放題の会場へ向かいます。

恒例の「うまぁぁあああ」

ビールを買ってしばらくグダグダしたあと、弁当を皆で食べました!


素麺も弁当もお茶も参加費に含まれています!

ここでトラブル発生!乗船予定だった15:45発のフェリー(神戸行き)が欠航。次発の17:45の便は運行するとのことなので一安心。ただ、混雑する事が必死なので、乗船のために並ぶ組と風呂に行く組に分かれて交代で時間待ちすることに。

オレは坂手港から歩いて15分ほどのベイリゾートホテル小豆島へ先に温泉に行かせてもらいました。日帰り入浴は600円でタオルも無料で、最上階にある露天風呂は景色が最高!


サッパリして坂手港に戻った後は並んでいてくれた組と交代。ここでミッフィーさんが山へ登りたいとゴネ出したので、荷物番はお任せして、ミッフィーさんと山へ向かいました(笑)

あの山へ向かいます(笑)


一部トレイルや、林道を通り約3kmちょっとほどで展望台へ到着。ここでふざけた写真を撮りまくりました。罰当たりですね(笑)



17時過ぎには坂手港へ戻り、ポカポカ陽気の中、皆でビールを飲みながらフェリー待ち♪

ムラさん&シモちゃん♥︎まるでカップルのようですが、実は職場仲間ですw

そしていよいよ小豆島ジャンボフェリーへ乗船。神戸港まで3時間の船旅です。


場所の奪い合いが始まりますが、早くに並んでいたおかげで、良い場所をキープできました!さぁここから大宴会が始まりますよぉぉおおお!!!写真オンリーでお楽しみ下さいww




 


アフォな事してる間にあっという間に神戸港へ。バスに乗り換え、三ノ宮駅へ着いたのは21時半頃。ここで一応解散しましたが、一部メンバーはラーメン屋へw


1泊2日をフルに使ったJさん企画の小豆島オリーブマラソンツアーは無事に終了。企画してくれたJさんには何から何までお世話頂きました。この方はいつでもニコニコ笑顔で、偉そうにしたところがなく、時に面白く、時に優しく、時にエロく接してくれます(笑)本当にありがとうございました!


また、初対面にも関わらずアットホームな感じでくつろぐことのできる仲間に出会えたことは財産です!片意地張らずに純粋に楽しめることって年を追うごとに減って来る中、こんなにも自由でフリーダムな(一緒のことやがなw)旅を仲間とできることは幸せです。やはり「走る」という共通のアソビ心がひとつにさせてくれているのかもしれません。

最後に偉そうに語ります。タイムやスピードアップ、技術や体力、メンタルの強化を意識することも重要かもしれませんが、やはり一端の市民ランナーである以上、純粋に「走る」という「アソビ」を楽しむことが一番大切なんだと思います。そこにはレース本番はもちろん、旅路も含まれます。四角い顔をして走る事も時には必要かもしれませんが、やはり坂好練習会の隊長であるタカさんのように、いつ何時も笑顔で楽しめれば自ずと結果が出るはずだと僕は信じています。

泉州Mでのタカさん


6月は「みかた残酷マラソン」に出場予定です。大会名にもある通り、残酷なほどの激坂があるらしいので、今から楽しみです!暑さと坂を味方につければ、ぶっちぎり間違い無し!!笑


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