【雑記】練習の改革

〜まえがき〜

お久しぶりです。熱心な読者の方であれば最近めっきりブログの更新が無くなっていたことにお気づきのはずです。そのせいかありがたくも、ある方からはこのようなメールを頂きました。

足、不調なんですか？大丈夫ですか？

と。もちろん怪我していたわけでもブログをサボっていたわけでもありません(←後者に関してはちょっと当たってるかもしれませんが笑)。自分なんかのためにご心配頂きほんとありがとうございます。実は、とある理由があってブログがなかなか更新できませんでした。その理由は以下を読んで頂ければ何となくご理解頂けるかと思います。

〜練習の改革〜

またまた大仰な表題に我ながら呆れていますが、特に別の表題も思い浮かばないのでどうかこれでご容赦下さい。さて、読者の皆さんは日々の練習をどのようにされているでしょうか？「もちろん毎日の計画を立ててこなしてるよ！」といったストイックなランナーもいらっしゃれば、「気の向くままに走ってるだけでーす。」という自分みたいなランナーまで多種多様だと思います。それこそ10人いれば11通りの練習がありますよね(笑)だから当記事では、『こういう練習が必要だ！』みたいに誰かに無理矢理押しつけるような内容ではありません。それに正しい練習法として認定されているものでもありません。あくまで勝手な考えで、個人的に試してみるという言わば実験的な練習内容ですので絶対に参考にしないで下さい(笑)第三者の視点から「アフォだなぁ。何やってんだよ。」と傍観して頂けたらと思います。もちろん少しでも応援して頂けることに越した事はありませんが。

さて、練習を改革しようと思ったのには理由があります。それが、これ！！

小さな村のウルトラランナー

大川卓弥著

NHK出版

ウルトラランナーの重美高好選手について書かれた書籍です。内容についてはここでは割愛しますが、注意して欲しいのはこの本の中には「こういう練習が必要だ！」みたいな事は一切書かれていませんし、具体的な練習メニューが載っているわけでもありません。重見選手のプロランナーとしての生き様や悩み、葛藤が第三者の視点から描かれています。ではなぜこの本が練習の改革をしようと思えるきっかけになったのか。簡単に言うとそれは、

走る事に人生を賭けた

重見選手の姿勢にホレたから❤️

とにかく走ることが好きで、次第に走ることが生き甲斐になっていくその姿や生き様に深く感銘を受けました。もちろん自分みたいな素人ランナーとは比べるのもおこがましいですが、自分も走ることが好きだしある意味において共感したと言っても過言ではありません。と同時に、ここで一つの疑問が沸き起こります。

このままでいいのか・・・

走り始めておよそ4年弱。走れば結果が伴うことが楽しくて、今まで何も考えず好き勝手に走ってきたように思います。しかしやはり頭打ちを感じているのも実感しています。トレイルレースにおいては一桁台の順位に立つことはできず今ひとつの成績。ウルトラにおいても走れる距離は伸びたものの、今以上の結果を出すのは厳しいように思っています。好き勝手・自由気ままに走り続けているだけではやはり限界があるかもしれません。かと言って、ランニングの指導書に従ったり、ランニングチームに所属して指導を仰ぐというのも性に合ってません。ではどうするか。

月間走行距離を伸ばしてみよう！

おそらく成績を上げるための最も単純かつ、最も必要なことは『スピードをあげること』だと思う。しかしこれをするためにインターバルをしたりレースペースで30km走をすることは自分にとって至難の技だ。速く走れるようにはなりたいが、残念ながら即効性のある練習ができるほどの気力や精神力を持ち合わせていない。これは情けないことだが真実だ(汗)。やっぱり今の自分にとって一番楽しく続けられることは、いかに長い距離をペースダウンすることなく走り続けられるかだ。そこで思いついたのは単純に月間走行距離を伸ばしてみること。

2015年

2016年

上のデータは自身の月間走行距離をまとめたものです(jognoteより)。と言っても見にくいので特に何も考えずに練習してきた2015年1月〜2016年5月までの月間走行距離の平均を計算してみました。すると

平均：約361km(最高：483km、最低194km)

というのが過去17ヶ月分の月間走行距離の平均です。自分でも驚きましたが結構走ってますね(笑)これを一旦見直して月間走行距離を1.5倍〜2倍に増やそうという魂胆です。計算すると1.5倍で541.5km、2倍で722km。しかし実際問題として2倍の700kmオーバーは現実的にかなり厳しいです。もちろんトップ選手は800〜1000km走るのが当たり前ですが、さすがにここまで一気にあげると故障が怖いですし、何より気力がもたない(笑)ってことで当面の目標としては

月間走行距離：600km

というのを目指したいと思います。まずは継続してここまで走れるかどうか。で、この練習の改革をしようと思い立ったのが6月の2週目頃からです。ではこの記事を書いている6/26までの月間走行距離はどうなっているのか。それがこれです。

2016年6月(6/26現在まで)

604kmなのですでに無事に600kmをオーバーしています♪しかし、ここには一週目に走った24時間走も入っているので早くも600kmの大台に突入できたと思います。こういった超ロングがないとやはり継続するのは厳しそうですね。600kmというと平均毎日20km走らなければならない計算なのでなかなか大変です。自分が取り入れた練習はとにかく二部練。

・朝に10kmちょい。
・仕事が終わった後に15kmくらい。

を目標に立てて走りました。これが原因です。そう、ブログ更新が滞ってしまった原因です。ほんとは書きたいことは山ほどあるんですが、今までブログを書いてた時間は走ってるか、寝てるかに変わりました(笑)大げさかもしれませんが二部練をし始めてからとにかく眠い・・・。晩飯も食わずに寝たこともあります(笑)

しかし距離だけ伸ばすことを重視してもあまり効果的ではないような気がしたので、自分にある一定のルールを課することにしました。それは、

ジョグのペースアップ

月間600kmの中でスピード練習をガンガンこなすことは必要かもしれませんが、素人ランナーの自分がいきなりこれだけの距離を走り始めてそんなことしたら確実に怪我しそうです(笑)もちろんスピード練習がしんどいという理由もありますが。やはり150km以上のウルトラや100マイルのトレイルレース、24時間走等で結果を出したいという気持ちが今は強いので、ゆっくりでも走り続けられる力をつける必要があると考えました。スピード練習がダメなら、楽に走れるペースを上げる練習をしよう！

ジョグの定義は分かりませんが、今まで自分の中でジョグペースというのはキロ5'30〜6'00ほど。鼻呼吸のみで心拍もあがらないペースですね。これをキロ5未満にしようという計画です。良いのか悪いのか分かりませんが、とにかく二部練で走る時はできる限りキロ5未満で走るようにしています。やはり楽に走れることを意識していますので、無駄のないフォームというのが必要だと走りながら実感してきました。今までとは大きく走り方を変えました。それについては、まだ試行錯誤の段階なのでいずれ書きたいと思います。

とまあこんな具合に、何の根拠もない自分で勝手に考え出した練習方法を実験的に取り入れてみました。距離信仰ではありません。月間走行距離が多ければいいとは全く思っていません。量より質という考え方は変わっていません。長い視野をもってスピードは遅くとも基本に戻ってしっかりと失速しない身体づくりを地道に作り上げていこうと思います。

さて、来週は美ヶ原トレイルランです！80kmというロングレースはめちゃくちゃ楽しみです♪しかも景色がヤバイらしい♪山は前回の恐羅漢以来走れてないですが、少なからずとも最近の練習の効果が少しでも出てくれれば嬉しいですね。そして、その後はおんたけ100マイル！！個人的にUTMF前の前哨戦として結果を残したいレースです。アカン、おんたけのことを考えると楽しみな反面、緊張してきた！！

なんだかマジメな雑記になりましたが、まぁタマにはいいでしょう。