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2017 彩の国100マイル 初めての関門アウト①
結果報告今の気持ち
大会概要
からの続きです
【レースレポート】
え?関門時間って5時なん?!
それがレース中最後に発した言葉となった。ここで自分の100マイルは終了。非難を承知で白状すると関門アウトになるなど想像だにしていなかった。もう走れない悔しさよりも安堵感が大きかったかもしれない。あとは自力でスタート地点へ帰るだけ。とぼとぼと歩き始めると徐々に夜が明け始めた。
photo by ミフィオ
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▶︎▶︎North Stage 51.0km D+2920m
《ニューサンピアおごせ〜くぬぎ村AS〜慈光寺AS〜堂平キャンプ場AS〜飯森峠AS〜ニューサンピアおごせAS》
7:00 (00:00経過)
0km地点
ニューサンピア埼玉おごせをスタート
爽やかな朝だ。スーっとめいいっぱい鼻で空気を吸い込む。上空には青空が広がり太陽がさんさんと降り注いでいる。スタート地点に並ぶマイルランナーは150名ほどだろうか(出走者は166名とのこと)。完走者が0人という衝撃の結末となった昨年度の結果を受けて、『我こそは!』と名乗りをあげた屈強な(ちょっと変わった)ランナーたちと肩を並べた。「よし!思う存分楽しもう!」奥四万十ウルトラトレイルで出会った九州の織田さんと話をしながら非常にリラックスした雰囲気でその時を待った。
主催者の方の地声によるカウントダウンでスタート!「行ってきまーす!」出発を2時間後に控える100kmランナーやスタッフの方などの声援に送り出してもらえた。
暑っ
少し走っただけなのに額から汗がこぼれ落ちてくる。「ゆっくり。100マイルなんやからゆっくりでええねんで。」こう自分に言い聞かせた。足は軽い。自制しなければ。
「あ!去年のKOUMI走ってましたよね?」
見覚えのあるランナーがいたので声をかけるとやっぱりそうだった。小林さんという方。キャップの被り方が特徴的だったのと下りが忍者のように速かったのでよく覚えている。KOUMIは7位だったとのこと。しばらくおしゃべりしながら。小林さんもかなりゆっくり入る感じだったので先行する形でお別れした。(彼は58km地点で身体の不調によりDNF。今年はおんたけ100マイルやKOUMIでご一緒できそうなのでお会いできるのを楽しみにしています♪)
シングルトラックなので登りでは詰まるが無理に追い抜いたりせずランナーの背後につきながら少しずつ順位をあげた。といっても決して無理はしない。それにしてもなんて新緑の美しい快適なトレイルなんだろう。ゆっくりジョグで走っているとこのまま最後まで延々と走り続けられるような錯覚を覚えた。
8:39 (01:39経過)
26位
12.8km地点
くぬぎ村体験交流館ASを通過
予定通りの通過タイム。それでも自分なりに早いペース設定だったが、まだ前にかなりの人数がいることに驚いた。皆速い。少しだけ焦りが芽生えたように思う。しかしまだ序盤も序盤。焦る必要はない。
「ダイトレ走られてましたよね?」
このエイドを通過する前か後だったか思い出せないが、応援してくれた女性のひとりにこう声をかけられた。ダイトレで会った方なのだろうか。声をかけられただけで暑さが吹っ飛び、清涼剤のように爽やかな気持ちになるから不思議だ。
そう言えばこの辺りで氷をくれた女性もいたなぁ。顔に塗りたくったり首を冷やしたりパンツの中に入れてみたり(笑)
階段激登り
9:25 (02:25経過)
17位
18.9km地点
慈光寺ASを通過
次のエイドまでは10kmだが笠山の激登り控えているのでボトル2本を満タンに補給する。梅干しを何個か手に取って出発した。
全てが終わった今冷静になって考えてみると、ここから次のエイドまでの区間を攻めすぎたのかもしれない。記憶をたどってみても「無理したなぁ」という箇所がいくつも思い出せる。
走れない激登りも
金嶽という山を越えるとロードへ出た。だらだらと登るようなロードだ。しかもロードは山と違って熱がこもる上、直射日光からの逃げ場がほとんどない。皆歩いている。「山を抑えていた分、しっかりここは走らなければ!」なぜかそう考えてしまって勢いよく走り続けてしまった。どんどんランナーをパスしていく。ひとり、またひとり。
「あ"〜あちゅ〜!!」
水を被りたい衝動に駆られて湧き水を探すも見つからない。公衆トイレがあったのでそこで水をバシャバシャかける。そういえばこの公衆トイレでトレイルランナーの山屋さんに追いついた。サッパリしたのでそのまま笠山の登りへ入っていく。しかし身体に溜まった熱がすぐに取れるはずもなく、さらに熱を身体に蓄積させながらガンガン登り続けた。
笠山神社
笠山山頂
「マイル頑張ってください!」
笠山から一旦下って堂平山への登りで明日ペーサーをするという方に声援を送ってもらえたのを覚えている。会話すると一時的に暑さを忘れた。
11:12 (04:12経過)
6位
28.7km地点
堂平キャンプ場ASを通過
順位は後になって分かったことだがここを6位通過。あろうことか一気にペースを上げてしまっていた。区間順位は4位。完全にやり過ぎてしまっている。ただこの時はそこまで無理しているという実感が無かった。まだいける。それに1周目を7時間で周るならこれでも遅いかなという不安があった。要するに当初計画していた設定タイムが速過ぎたのだ。その話はまた後で。
みんなカッコいいなぁー!
エイドの方の明るい元気な声が疲れを吹き飛ばしてくれた。トマトスパゲティを頂く。うん!さっぱりしていてうみゃい!山屋さんがエイドに到着する。するとエイドの方も「うわ!本物のトレイルランナーだ!」とテンションMAX。自分も有名なトレイルランナーの方と一緒に走れることに興奮した。トイレで水を浴びてエイドを出発。
ここから飯森峠までは激しいアップダウンが連続する。しかもほぼトレイル区間なので体力消耗が激しい。コースを知っているのと知らないのとでは大きな差が生じる箇所だろう。
すぐ後ろに山屋さんの息づかいが聞こえてきたと思えば、背後を振り返ると誰もいなかったり。ここでも結構無理していたように思う。まだ30km超しか走ってないとは思えないほどの疲労感があったが足を緩めることはできなかった。"焦り"みたいなものがあったのかもしれない。でも確実に登り・下りともにスピードは落ちていたと思う。
12:56 (05:56経過)
6位
39.1km地点
飯盛峠ASを通過
この区間は誰も抜くことなく誰にも抜かされなかったので順位は変わらず。ただペースは落ちていたのでエイドに到着するなり5,6人のランナーがドドドっと入ってきた。フルーツゼリーをぺろりん。パンも食べる。ブドウもパクパク。疲弊はしているがまだ食べられる。山屋さんがこの周回で所用によりDNFするとおっしゃっていた。
ここからスタート地点まで約12km。ほぼ下りだ。山屋さんともうひとりのランナーが林道をものすごい勢いで下っていった。もちろんついていくことなくマイペースで下る。ここであまり体験したことのないことが起こった。
猛烈にガブガブ飲みたい衝動に駆られた。。運良く先ほどのエイドで1L補給していたから、これで収まってくれ!という気持ちでジェルなどを摂取するついでに500mL近くを一気に飲んだ。水だったかスポドリだったか覚えていない。しかし・・・それでも乾きがとれない。流石に飲みすぎは怖いのでセーブしているとある事実に気づいた。
喉が乾いてるんじゃない
こ、これは・・・
体に熱が溜まり内側から体を冷やそうとしているだけだ。。
ここまでです!
次回更新をお楽しみに♪
初めての関門アウト②へつづく
ここから飯森峠までは激しいアップダウンが連続する。しかもほぼトレイル区間なので体力消耗が激しい。コースを知っているのと知らないのとでは大きな差が生じる箇所だろう。
容赦ない激登り
すぐ後ろに山屋さんの息づかいが聞こえてきたと思えば、背後を振り返ると誰もいなかったり。ここでも結構無理していたように思う。まだ30km超しか走ってないとは思えないほどの疲労感があったが足を緩めることはできなかった。"焦り"みたいなものがあったのかもしれない。でも確実に登り・下りともにスピードは落ちていたと思う。
ツツジ山山頂
12:56 (05:56経過)
6位
39.1km地点
飯盛峠ASを通過
エイドのおばちゃん「いっぱい食べてってよ〜(⌒▽⌒)」
この区間は誰も抜くことなく誰にも抜かされなかったので順位は変わらず。ただペースは落ちていたのでエイドに到着するなり5,6人のランナーがドドドっと入ってきた。フルーツゼリーをぺろりん。パンも食べる。ブドウもパクパク。疲弊はしているがまだ食べられる。山屋さんがこの周回で所用によりDNFするとおっしゃっていた。
ここからスタート地点まで約12km。ほぼ下りだ。山屋さんともうひとりのランナーが林道をものすごい勢いで下っていった。もちろんついていくことなくマイペースで下る。ここであまり体験したことのないことが起こった。
の、喉が乾く・・・
猛烈にガブガブ飲みたい衝動に駆られた。。運良く先ほどのエイドで1L補給していたから、これで収まってくれ!という気持ちでジェルなどを摂取するついでに500mL近くを一気に飲んだ。水だったかスポドリだったか覚えていない。しかし・・・それでも乾きがとれない。流石に飲みすぎは怖いのでセーブしているとある事実に気づいた。
喉が乾いてるんじゃない
こ、これは・・・
体に熱が溜まり内側から体を冷やそうとしているだけだ。。
ここまでです!
次回更新をお楽しみに♪
初めての関門アウト②へつづく
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